なんか「ママでも金」みたいな発言だが、それが問題になっているらしい。

  ロックバンド「flumpool(フランプール)」のボーカル・山村隆太さん(32)が武道館公演に対しての考えを示した発言が、ネット上で非難を浴びている。

  山村さんは「アイドルでも簡単に武道館で(ライブが)できている」と発言。これが「まるでアイドルに価値が無いような言い草だな」といった反発を招いた。同時に、flumpoolが「アイドルバンド」の印象を持たれていたり、山村さん個人もテレビドラマに出演したりといったことから、「お前はどうなの」との声もあがっている。

アイドル「でも」武道館 flumpool山村が「見下し」発言

まず、根本的な問題として、flumpool というバンドを知らなかった。

この手の話はずっと昔からあって、たとえば、松山千春氏は「俺はテレビに出ない」と公言していたのに、コカコーラのCMに出ていたので、「CMには出るのかよ!」などと叩かれていた。w

また、我らがジジイ(小田和正)は、むかしテレビに出たら、テレビ・スタッフがめちゃくちゃ横柄だったので、すっかりテレビが嫌になってしまったが、「クリスマスの約束」のスタッフはぜんぜんそうじゃなかったので、テレビに出てもいいなと思うようになったと言っていた。

反主流派ドルヲタのオイラとしたら、握手券や総選挙で釣ってCD売り上げを伸ばすやり方はどうかと思うので、ライブで客を集めようというHKT48や、楽曲やダンスで評価されている欅坂46は、評価できると思っている。ただし、まどちゃん(森保まどか)や軍曹(守屋茜)がいるからという理由とは、比べものにならないくらい小さいが…。w

武道館は1万人のキャパがあるので、それだけお客が呼べる歌手・バンドという意味合いはある。しかし、「○○の聖地」って勝手に思うのはべつにかまわないが、そう思ってない人にまで押しつけないで欲しいという感じだ。

たとえば、「最高かよ!」はねる(長濱ねる)の言葉だから、HKT48はパクルな!とか…。w

最高かよ

これが欅ちゃんとのファースト・コンタクトだったな。w

ちなみに、武道館は1万人、東京ドームは3万人なので、有明アリーナをつくれば、2万人規模の「器」ができて、ちょうど(・∀・)イイ!!と言っていたな。w

ちなみに、オイラにとって、武道館といえばコレ。

オフコース伝説の武道館10日間ライブのオープニング




欅坂46のヲタは、ライブ会場の観客席の最前列で殴り合いをするくらいなので、どのロックバンドのファンよりも血の気が多いと思う。w

このような乱闘に軍曹(守屋茜)が加わって向かってくる相手を背負い投げで投げ飛ばしたら、ホントに昔のライブでの乱闘騒ぎみたいになっただろう。

2017.03.31 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(2) |

秋元康氏のような作詞家は、本人の思想的な部分が歌詞に反映されていて、それを見つけるのもけっこう楽しいです。

秋元氏が最初にヒットさせたのは稲垣潤一の「ドラマティック・レイン」で、稲垣の歌が好きでけっこう聞いているのですが、秋元氏作詞の歌はAKB48の歌と共通点があって(同じ人が作詞しているからアタリマエですが)オモシロイです。

AKB48「真夏のSounds good!」

>渚の Good job!
>愛しい人よ
>ずっと切なくて言えなかった
>君が近すぎて

稲垣潤一「J's LOVE SONG」

>君と会った日から
>本当は隠してた
>近すぎて言えない
>最初の告白

AKBは若者、稲垣は大人の恋愛を歌っていますが、「近すぎて」の部分でキュンとさせるのですが、それを「永遠の高校生」とつんく♂氏が評していました。

稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」

>この手を少し伸ばせば届いていたのに
>1mm何か足りない愛のすれ違い

「チャンスの順番」について、秋元氏は、チャンスがつかめないメンバーは何か1mm足りないものがある。(ピアノ・アルバムを出した/出す)チャンスをつかんだ「松井咲子や森保まどかはピアノがこの1mmだった」と評してました。

>近すぎて見えない支えは
>離れてみればわかるらしい

もともと指原のプロデューサーとしての才能を高く評価していた秋元氏は、スキャンダルでHKT48に移籍させたとき、その才能は、自分の近くにいたら開花しないから、遠くから自分のしていることを見て、そこで開花させろってキモチがあったんじゃないかと思います。

稲垣潤一「僕ならばここにいる」

>君の華奢な腕に 両方は持てない
>愛か仕事か 後にまわして

これが「恋愛禁止条例」の根拠で、一生懸命アイドル活動をしていたら、恋愛をしているヒマなんてないはずだ、と評してました。


「NEWS 23」のエンディングをヒッキーとAyuさんが書いたとき、ヒッキーは徹底的に戦うぞ!って歌詞を書いたのに対して、Ayuさんは徹底的に戦わない歌詞を書きました。

宇多田ヒカル「Fight The Blues」
浜崎あゆみ「Last Links」

これはホントに対極的でオモシロかったです。

2017.02.01 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞を受賞したことに対して、村上春樹氏の母校の関係者がそう言ったらしい。


「村上春樹氏、ノーベル文学賞を逃す」は、この時期の風物詩になっている。で、今年も逃す。そこまでしてノーベル文学賞の選考委員はハルキに賞をあげたくないのだ。←とハルキの関係者は思っているだろう。w

ボブ・ディランって、オイラにとってはガロの「学生街の喫茶店」なんだよね。w



君とよくこの店に 来たものさ
訳もなくお茶を飲み 話したよ
学生でにぎやかな この店の
片隅で聴いていた ボブ・ディラン
あの時の歌は聴こえない
人の姿も変わったよ
時は流れた

学生街の喫茶店 / ガロ

1972年だから44年前の歌ですでに過去の人あつかい。それがノーベル文学賞。

 古いがゆえに新しい――。ノーベル文学賞が決まったボブ・ディランさんは1960年代の政治の季節、反体制のメッセージを込めて人気を得た。しかし、彼の詩や音楽はそれほど単純なものではない。歌手が文学賞に輝くという異例の事態はなぜ起きたのか。海外の反応とともに、その本質を読み解いた。

ボブ・ディラン、歌手の新境地 「歌詞」を「詩」に昇華

まさに「温故知新」。w


リンクがキレてたら…

続きを読む

2016.10.14 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

前のブログに書いた「Every Little Thing(ELT)三部作」が読めなくなったので、こっちに採録します。w

いつのまにか少女は:Every Little Thing “everlasting”

強がる女のジェンダー論:Every Little Thing “Time to Destination”

愛と怨念のリミックス:Every Little Thing “The Remixes”

「いつのまにか少女は:Every Little Thing “everlasting”」は、大人になる/ならない、という「現代青年論」です。自意識系 vs まったり系というシェーマは宮台先生からお借りしました。(爆)

「強がる女のジェンダー論:Every Little Thing “Time to Destination”」は、表題のとおり、ジェンダー論です。高田衛さんの「21世紀は男の幽霊が主流になる(日本では)」という予言の兆候をELTの曲の中に見いだすという話です。wwwww

「愛と怨念のリミックス:Every Little Thing “The Remixes”」は、優れたリミックスは「脱構築」である、という話です。

これらは、浜崎あゆみを《知らない》段階で書いたものなので、イマイチです。w

2016.04.27 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(4) |

これは、優れたリミックスは「脱構築」である、という話です。



CDを買いに行って、困ったことありませんか? あれ、この歌手(グループ)、3種類しかアルバム出していないはずなのに、6種類もおいてあるってこと。でも、よく見ると、オリジナル・アルバムは3つで、1つはベスト・アルバム、そして、残りの2つはリミックスって書いてあります。そう、今回はこのリミックスについて書きたいと思います。

浜崎あゆみや大塚愛のCDを出している"avex"はこのリミックスをつくるのにひじょうに熱心です。じつは私がリミックスの存在を知ったのは Every Little Thing (ELT)のCDを買いに行ったときです。1998年ですから、まだ2種類しかオリジナル・アルバムがないはずなのに、3種類もおいてありました。うち1つが上にある"The Remixes"でした。

結局、3つとも買うことになるのですが、そのときは 2nd アルバムの"Time to Destination"だけを買いました。で、順番は逆になるのですが、1st アルバムの"everlasting"を買い、最後にこの"The Remixes"を買ったわけです。

オリジナルとはちがう楽器編成になっているだけでなく、持田の歌自体がコピペされてるんです。たとえば、"Here and everywhere"~Super Bootbeat Mix~(作詞:持田香織 作曲:五十嵐充 1997年)のオリジナルの歌詞はこうです。

Here and everywhere / Every Little Thing

それがリミックスになると、こんな感じ。

あい…あっあい…あい…あっあい…
あい…あっあい…あい…あっあい…
あい…あっあい…あい…あっあい…
あい…あっあい…あい…あいあいあいあいあいあい…


いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ

いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ
いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…いつも…
愛しているよ

最初の「あい…あっあい…」がどこから出てきたかというと、「今日も しているよ他の誰よりも」から「」をコピーして、さらに「あ」と「い」に分割して、「あい…あっあい…」をペーストします。

もう1つの「いつも…いつも…いつも…」は、「いつも 守っているよ心配ないから」コピーし、うえの「 しているよ」とくっつけたのです。

ちなみにこの曲は、"The Remixes"のプロモーション・ビデオにつかわれています。

わたし自身は、"The Remixes"のなかでは"Season"~Cloudy Skies Mix~(作詞・作曲:五十嵐充 1997年)が好きです。

Season / Every Little Thing

こちらは持田の歌はぜんぜんいじられていません。曲調だけが、オリジナルのtotoを意識したものから、ラテン調に変えられているだけです。ラテン調なので、オヤジが「リンダ!(きれいだ!)」って叫ぶのだけはウザイのですが。。。ちなみに、このリミックス、宇多田ヒカルの 1st アルバム"First Love"の最後のトラックに入っている"Automatic"のリミックスと激似です。

じつは、リミックスは、フランスの思想家デリダの「脱・構築」の手法を取り入れたものでもあります。「脱・構築」とは、ひとつのテキストから一義的な意味だけを読み取らないで、むしろその背後にそれと対立するようなもうひとつの意味性を見出し、後者によって前者を相対化してゆくという方法です。ただ、実際には、オリジナル曲の意味の相対化というよりも、雰囲気を変える程度にしか用いられてませんが。。。

ところが、"たとえ遠く離れてても…"~Trip Strip Mix~(作詞・作曲:五十嵐充 1997年)は、「脱・構築」が成功した例だと思えます。

たとえ遠く離れてても… / Every Little Thing

オリジナルは遠距離恋愛の歌です。ところで、この2人の距離ってどれくらい離れているんでしょうか?「もう春は近づいているのに/ふと見ると窓の外は雪/風邪なんかひいていないかな?/見えないと不安になる」ってあるように、同じ季節を感じるわけですから、海外というわけではないようです。しかも、日本国内でも、東京と沖縄とか、東京と札幌っていうほどでもないようです。つまり、じつは、あまり離れていないのです。

"Trip Strip Mix"が笑えるのは、この距離をおもいっきり離してしまうことで、局全体を相対化してしまっている点です。どれくらい離れるかというと、他の惑星くらいです。
 最初のところで「サンダーバード」みたいなマーチや、むかしのSFで宇宙遊泳のとき流れる音を出して、近未来的な雰囲気を出します。さらに、持田の歌をテキトウにコピペして、しかも意味不明に、無線が混線しているような感じにします。

さらに、オリジナルでは、高速道路を走っているか、鉄道が走っているような間奏が入るんですが、リミックスでは、宇宙船が飛んでいるような感じで、しかもそれをどんどん速くして、さらにワープって感じにします(おお、宇宙戦艦ヤマトw)。こんなに離れちゃったぞ。オイ!

で、なんでこんなリミックスをつくっちゃったかというと、あくまでも想像ですが、こんな感じだったと思います。このリミックスをつくったmotsuさんは、yuriさん、木村貴志さんとmoveというグループを結成しています。1997年当時、木村貴志さんは松崎麻矢さんとFavorite Blueというグループをつくっていました。このグループ、最初はELTより人気があったのに、しだいにELTに抜かれてしまい、リミックスもELTが先に出すことになりました。木村さん自身リミックスの名人で、"The Remixes"というタイトルはFavorite Blueのリミックス・アルバムにこそふさわしかったのです。木村さんもさぞかし無念だったでしょう。そこで仲間のmotsuさんがささやかながら復讐したのではないかと思っているのです。w

2016.04.27 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

これは、表題のとおり、ジェンダー論です。高田衛さんの「21世紀は男の幽霊が主流になる(日本では)」という予言の兆候をELTの曲の中に見いだすという話です。wwwww



「わがままは 男の罪/それを許さないのは 女の罪/若かった 何もかもが/あのスニーカーは もう捨てたかい」。チューリップの「虹とスニーカーの頃」(作詞・作曲:財津和夫 編曲:チューリップ 1979年)です。こんな歌もあります。「芸のためなら 女房も泣かす/それがどうした 文句があるか」都はるみ・岡千秋の「浪花恋しぐれ」(作詞:たかたかし 作曲:岡千秋 1983年)です。どちらも、女性が運営する「むかつく歌」というサイトにありました。w

ところが、近世小説の研究者・高田衛氏は、「女はなぜ幽霊になるか」という論文(高田衛・著『お岩と伊右衛門~「四谷怪談」の深層』洋泉社、2002年の第1章)の解題に対して、「予言しておくが、21世紀は男の幽霊が主流になる(日本では)」と述べています。今回はその兆候をEvery Little Thing (ELT)の曲の中に見てみたいと思います。

まずは「For the moment」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1997年)を見てみましょう。

For the moment / Every Little Thing

問題は3番です。「いつも気づかないふりして/わがままを許してくれた/二人の距離が少しずつ/空いてしまうなんて/素直じゃない解っているから/腹が立つ 強がりにさよなら!」。わがままで強がっているのが女!で、それを許すのが男! 「虹とスニーカーの頃」は今は昔です。w さらに、「素直じゃない解っているから腹が立つ」って逆ギレですか?

一時期、女1人(ヴォーカル)、男2人のグループがもてはやされました。ELTもそうですが、元祖wドリームズ・カム・トゥルーをはじめ、MY LITTLE LOVER、globe、the brilliant greenなどがそうです。どうも、女の子が男2人を従えているようで、カコイイ!のだそうです。

見かけはそうですが、実態は、後の男2人のうち1人が実権をもっていて(ドリカムはちがう!)、女の子にそう振舞わせていたようですが。。。ドリカムの中村正人さんは、ある番組で、「作曲・吉田美和ってなっているけど、実際は吉田が電話口で歌うだけで、それを譜面に起こすのオレだもんなぁ」ってボヤいてました。w

女の子が男2人従えてる

でも実際はイガちゃん(右)がリーダーw



「Face the change」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1998年)も、強がる女性が登場します。この歌、1998年1月7日に発売され、トヨタ HILUX SURF SSR-V のコマーシャルとタイアップしてました。ところが、1ヵ月後に発売された「Time goes by」が売れてしまい(といってもオリコン1位にはなれませんでした)、トヨタのコマーシャルも「Time goes by」になってしまいました。

Face the change / Every Little Thing

ELTの2枚目のアルバムである「Time to Destination」には、「モノクローム」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)と「True colors」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充)という、これまた強がる女が登場し、この手の歌のオンパレードです。「True colors」は「この現実壊したいの/気がついたら/振り回されている/いつもならば強がるけど/今日の私あなたが思うほど/強くない…」、「モノクローム」は「いつの日か あなたと会い/そして あのセリフのように/『ごめんね』たった その一言を/素直に伝えたい」という歌です。どうも、女のほうが強がった結果、男がそれにがまんできなくなって、別れそうになる。そこで、強がりにサヨナラって歌が多いですね。

ところで、1990年代の後半になると、テレビドラマやコマーシャルとのタイアップがふつうになってしまい、それができないと歌が出せないっていう状況になっていたようです。この「Face the change」は第1案、「モノクローム」が第2案で、スポンサーと相談して、「Face the change」を出すことになったようです。これは、前回の「everlasting」で登場した「Dear My Friend」と「I'll get over you」の関係と同じです。タイアップの結果、メガヒットが量産される一方、スポンサーの意向を反映する歌ばかりになっていく。これが1990年代のメガヒットの実態です。

ELTを代表する曲が「Time goes by」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1998年)です。タイアップしたのはフジテレビ系で放送された「甘い結婚」というドラマです。

Time goes by / Every Little Thing

上でも書きましたが、この歌、オリコン1位にはなっていません。その点は、オフコースの「さよなら」といっしょです。以前、「ち~さまバブルを歌う」の3回目で触れましたが、この曲からELTのアレンジが変わってしまいます。それまでの重い音を使ったアレンジから、軽い音のアレンジに。なぜそうしたのか? 五十嵐充さんの発言から推測すると、持田本人の声が変わってきたこと、これをきっかけに10代の女性から20代の女性にファン層を拡大しようとしたこと、などらしいのですが、結果的には失敗だったのではないかと思います。10代のファンは浜崎あゆみにとられ、20代のファンは宇多田ヒカルにとられてしまったわけですから。

ちなみに、安室奈美恵は1977年9月、持田香織が78年3月、浜崎あゆみが78年10月生まれです。ほぼ同世代の3人が、1990年代後半から2000年代前半まで、10代の女性ファンを掌握してきたわけです。持田が、いちばんジミだし、短期政権でしたが。。。

2016.04.27 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

これは、大人になる/ならない、という「現代青年論」です。自意識系 vs まったり系というシェーマは宮台真司大先生からお借りしました。(爆)



「いつのまにか青い空がのぞいてる/思いつめた黒い雲は逃げてゆく/君はどこで生まれたの 育ってきたの/君は静かに音もたてずに大人になった」。2004年、Every Little Thing (ELT) の持田香織が井上陽水の「いつのまにか少女は」(作詞・作曲:井上陽水 編曲:星勝 1973年)をカバーしました。

ELTのアルバムというと、350万枚売れた「Time to Destination」(1998年)が有名ですが、わたし的には「everlasting」(1997年)のほうが好きです。ぜんぜん関係ありませんが、ELTのアルバムは毎年3月に出ます。これは、持田の誕生日が3月23日なので、それにあわせているのです。だから、ほんとうに“アルバム”なのです。

「Feel My Heart」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1996年)は、彼らのデビュー曲で、初期のELTのテーマを示しています。

Feel My Heart / Every Little Thing

さほど有名ではない“アイドル”だった持田香織は、ふつうの高校生をやっていましたが、歌手になりたくて自分の歌を吹き込んだテープをもって、レコード会社(死語w)をまわっていました。たまたま、エイベックスで五十嵐充と会い、持田の声を気に入った五十嵐が、アマチュア時代にバンドをしていた伊藤一朗をメンバーに加え、できあがったのがELTでした。

初期ELTのテーマは「少女の成長」なのです。「どの立場にも身をおかずに、事象を対象化するとともに、現実に足を踏み入れることを拒絶する」相対主義の蔓延によって“液状化”した現代社会では、「大人になること」がひじょうに難しくなっています。中森明夫らの「徹底した相対主義で生き続けるべき」とする立場と、小林よしのりらの「相対主義を乗り越えて個人の価値観を形成すべき」とする立場が、衝突しているわけです。

そうした文脈から考えると、初期ELTは後者の立場(=自意識系)だったわけです。「現実と嘘の絡み合う/この世界に生まれても/歪んだ迷路 さまよいながら/答えを見つけよう」。そうすれば、一見、無意味で無価値なこの世界=「見せかけだけの ハンパな都会(まち)も/目覚めたとき 鮮やかに輝き出すだろう」。そして、「ふと気付いたとき 昨日と違う私がいる」。人はこうやって大人になっていくのだ、というわけです。

「I'll get over you」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1997年)は、恋人たちの別れをうたった曲です。

I'll get over you / Every Little Thing

「I'll get over you/この心の痛みが消えたとき/今よりも確かなこと!/強くなれる 少しずつ/大人になるね」。この失恋も自分が成長するコヤシになるんだ。「強くなれる この自分も/越えられるから」。

白い膚が光に触れまぶしそう
髪の色は青い空に浮きたって
燃える夏の太陽はそこまできてる
君は季節が変わるみたいに大人になった

1st.シングルの「Feel My Heart」も2nd.シングルの「Future World」も15万枚にはとどきませんでした。さて、3rd.シングルをどうするか? じつは、先に紹介した「I'll get over you」がその候補だったのです。しかし、実際に3rd.シングルになったのは、「Dear My Friend」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1997年)でした。

Dear My Friend / Every Little Thing

この曲は、50万枚近く売れ、ELTがブレイクするきっかけになりました。しかし、ここで描かれている世界は、初期ELTの世界ではありません。少女は、成長するのを拒み、「ずっと かけがえのないもの/安らぎと温もりがある/いつも 居心地のよかった/あの場所へ戻ろうよ」と言っているのです。「自意識系」から「反自意識系=まったり系」にハンドルを切ったのです。

しかし、これはまんざら悪いばかりではありません。ELTの曲は、それまでどちらかというと、“理念”を歌ったものが多く、“リアルな現実”からかけ離れた感じがありました。ELTの曲は、奇妙なリアリティ(この内容については後述)に支えられて、「For the moment」以降、50万枚以上の売上を出すことになるのです。

いつのまにか「愛」を使う事を知り
知らず知らず「恋」と遊ぶ人になる
だけど春の短さを誰も知らない
君の笑顔は悲しいくらい大人になった

さいごに、わたしがいちばん好きな「Looking Back on Your Love」(作詞・作曲・編曲:五十嵐充 1997年)で終わりたいと思います。

Looking Back on Your Love / Every Little Thing

2016.04.27 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

「アインシュタインよりディアナ・アグロン」で炎上w

の記事のコメントにこんなのがあった。

024 関白宣言 2016/4/14 10:59

って、楽曲でしたよね、確か。昔、結構流行っていましたが、子供心にも「何て一方的な言い草か」と思い呆れたのを思いだします。対等であるべき配偶者の、人間としての尊厳を踏みにじる歌詞でしたからね。「ああ、さだまさしってこういう人なんだ」と認識して、嫌悪感を抱きました。今でも大嫌いで、TVに出てると、チャンネルを変えます。当事、何人かの年上男性に、この歌詞をどう思うか聞いたのですが、概ね「いい歌詞じゃん」、「男の理想」等、肯定的なものでした。ここのコメ欄でも「男と女は違う」だの、「(多分キャリアを積まず専業主婦の)娘は幸福」だのの意見が目立ちますよね。30年以上経っても、男はあまり変わってませんね。まあ、優位なポジションは、彼が凡人であればある程捨てたく無いですものね。つい近年までは、女性にはこう言う馬鹿な男に扶養される以外の選択肢は殆ど無かったのですから、現代に生まれた幸せを噛み締めています。

マジか? 「関白宣言」は、亭主関白を気取った男のモノローグを、暗くて軟弱なさだまさしが歌うってギャグなんだけど、マジで女性差別だと思う人っているんだ。w

当事、何人かの年上男性に、この歌詞をどう思うか聞いたのですが、概ね「いい歌詞じゃん」、「男の理想」等、肯定的なものでした。

この部分、「いい歌詞じゃん(笑)」とか、「男の理想(泣)」って言ったんじゃないのかな? 行間を読もう。w

どちらかというと、「そんなヤツいねえよ」とか、「オマエが歌うのか?」ってツッコミを入れてもらう系の歌なんだけどね。井上陽水の「あこがれ」みたいな歌。くわしくは、竹田青嗣[著]『陽水の快楽』(ちくま文庫、1999年)の最初の方を読んでね。当時、NHKラジオで「さださんが歌うから(・∀・)イイ!!のであって、本当に亭主関白の人が歌ったらシャレにならない」って言ってたな。

関白宣言 / さだまさし

ちなみに、さだまさしの「防人の詩」について、《この歌は、さだまさしさんのレッテルに、「暗い」「軟弱」「女性蔑視」に加えて「右翼」というのが貼られた記念すべき歌でした。(笑)》と評した人がいた(現在、サイトは休業中)。w

さだまさしには「関白失脚」という歌があるので、合わせて聴いて欲しい。w

関白失脚 / さだまさし


むかし女性差別的な歌詞を集めたサイトがあって、「関白宣言」と並んで、「浪花恋しぐれ」や「時には娼婦のように」がボロクソに叩かれていた。←ということは、マジで怒っている人のサイト。

「浪花恋しぐれ」は、上方落語界のスーパースター初代・桂春団治の破天荒な生き様とそれを影で支えた妻・お浜との夫婦愛をモチーフにした歌。むかし武田鉄矢が「芸のためなら 女房も泣かす/それがどうした 文句があるか」の部分を「禁治産者の歌」と呼んでいた。もちろん、ギャグとして…。w

浪花恋しぐれ / 都はるみ・岡千秋

「時には娼婦のように」は「バカバカしい人生より/バカバカしいひとときがうれしい」ってところが作詞者のイイタイコトなんだけど、この手の人って「淫らな女になりな」とか、「大きく脚をひろげて」って部分に反応しちゃうんでしょうね。

時には娼婦のように / 黒沢年男

2016.04.14 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

GReeeeNのリーダーが東日本大震災の犠牲者の遺体を検視していたことを語った。

3月3日放送の「NEWS23」(TBS系)で4人組バンドGReeeeNのリーダー・HIDEが、東日本大震災の犠牲者を身元確認するための検死を行っていたことを初告白した。

     (中略)

歯科医師による検死は、遺体の着衣などの除染作業を終えて放射線量が下がった段階で行われる。防護服に身を包んだHIDEが目の当たりにしたのは津波のすさまじさ。「波にのまれて亡くなった方が多く、口の中にいっぱい土とか飲みこんでいる状態」だったという。しかしHIDEは遺体や待っている遺族に向き合うと、放射線への恐れが頭から消えたそう。亡くなった女子高生の身元を明らかにし、遺族に「娘にやっと会えました」と言葉をもらったときには「何も言えなかった。でも歯科医師として少しお手伝いできたのはすごく良かったと思います」と責任の重さを実感していた。

GReeeeNリーダー・HIDEが福島で行った「遺体の検死」を初めて語る

オイラのハトコが、歯科医で法医学を専攻してたんで、御巣鷹山に日航機が墜落したとき、検視に行ったのだが、遺体がバラバラでたいへんだったと語っていた。

この記事、mixiニュースにもなったんだけど、こんなコメントを書いている香具師を見つけた。

素晴らしい!日本のために日本にいたいとと[ママ]離婚したが、被災地に行かず、また再婚して海外に住んでる某歌姫とはえらい違いだね!

めっちゃ腹が立ったので、こんなコメントを書いておいた。

その歌姫は、震災の夜、一晩中、被災者を励ますツイートをしていたが、オマエさんは何をしていたのかね。

念のため、証拠をアップ。w
   ↓   ↓
Ayuの昨日の活動

ちなみに、一晩中ツイートをしていたのを知っていたのは、オイラも一晩中ツイートを見ていたからなのだが…。w



さっき見たら、上記のコメントは削除されたようだ。批判されて削除するようなコメントなら、最初から書かなければよいと思う。てか、人の悪口書くなら、批判されても、反論できる知識と覚悟が必要だと思うんだよね。知らない人の悪口を書く度胸があるのに、批判されたら即逃亡って、どーなのよ。

2016.03.04 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

mixiのお友だちから教えてもらった福井のaskaちゃんのエレクトーン演奏。

「スター・ウォーズ」メドレー(2015/12/31)


再生回数が100万回以上。コメントがインターナショナルすぎる。wwwww

今のエレクトーンは、ほとんどシンセサイザーだな。サンプリング音源だけでなく、合成音も出せるそうだ。

続きを読む

2016.02.02 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |


しばらくぶりの故郷は
大きな町に姿を変えていた
体をゆすって走っていた
路面電車は今はもういない

悲しみこらえて佇んで
好きだった人 永く見送った
後姿に似合ってた
あの海辺の道 今は車の道

でも海はまだ生きていた
いつも勇気をくれた海だった
空の星は昔のまま
指先に触れるほど近くに



夕陽を追いかけて / チューリップ


名島海岸@福岡市

2015.10.05 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |



やさしいのは誰です?
夜よりやさしいのは?
さみしいのは誰です?
僕よりさみしいのは?



月が笑う / 井上陽水


稲佐山から見た長崎湾と月

続きを読む

2015.09.05 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |



多部未華子ちゃんを見ていると、この歌が脳内再生される。



独特の髪型と眼力が、「人造人間キカイダー」に出てくる、ハカイダーに似てるような気が…。w



やっぱ初代ハカイダーでしょ。キカイダーよりカッコよかったからね。

2015.07.19 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(11) |





赤いトラクター / 小林旭


小林旭の「熱き心に」を探していたら、こっちを見つけてしまった。ある年齢より上の人なら一度は聞いたことがあるはず。なんか歌い方がヤケクソっぽいな。

2015.07.08 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |

アイドルの歌は曲で決まるんだそうです。w

歌を構成する要素は、
歌手、歌詞、曲。
アイドル楽曲の場合、特に先入観を持たずに聴いた場合、印象の善し悪しのほぼ80%で決まると言って良いだろう。

アイドルの歌は曲で決まる

えっ、アレンジ(編曲)は?

音楽プロデューサーとして一世を風靡した小室哲哉さんが、1990年代に注目して「嫉妬」すら感じた楽曲を挙げている記事を読んだ。

小室哲哉が最盛期だった1990年代に、注目して「嫉妬」すら感じた楽曲を『水曜歌謡祭』で語った。中でも当時、センセーショナルにデビューした宇多田ヒカルは「僕を終わらせた」というほど衝撃的だったようだ。

【エンタがビタミン♪】小室哲哉、「宇多田ヒカルちゃんが僕を終わらせた」と証言。ELTに時代の流れ感じたとも。

これ、ほとんど、アレンジの話だよね。アレンジ、重要でしょ。w

たぶん、リミックスを知らないと、アレンジに興味をもたない。フツーの人は…。小室さんは Every Little Thing の“Time goes by”に負けたと思っているようだけど、“Time goes by”のテンポ以外のアレンジは“DEPARTURES”のパクリだと思う。w


歌詞について…。秋元康が48グループに書いた詞を読むと、べつのアーティストに書いた詞と繋がってるのがけっこうある。

稲垣潤一さんに書いた「J's LOVE SONG」って歌があって、AKB48の「真夏のSounds good!」とよく似た内容だ。

J's LOVE SONG
真夏のSounds good!

どちらも、「友だち以上、恋人未満」の関係から恋人へというテーマをあつかった、ちょっと甘酸っぱい歌だ。もちろん「J's LOVE SONG」は少し大人の恋を、「真夏のSounds good!」は若者の恋をあつかっているのだが…。


こう言っては失礼だが、音楽が好きな人って、いきなりアイドルソングに行かないでしょ。いろんな曲を聴いて、アイドルソングもいいなってなるんだと思う。だから、アイドル・ヲタの書いてる音楽論はちょっとアヤシイ。(爆)

2015.05.01 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |



Baby's on Fire / 電気グルーヴ


>クソみてぇな曲かと思ったらクソの曲だった

wwwww

2015.03.08 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |



エゴイズム / やしきたかじん



やしきたかじん「エゴイズム」の歌詞を浮気OKと解釈した百田尚樹を作詞家及川眠子さんが批判した部分。角岡伸彦・西岡研介・他(著)『百田尚樹「殉愛」の真実』(宝島社、2015年)だけではわからないので、ツイートを貼った。

2015.03.01 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |



今日から / 森高千里


季節外れですけどね。

2015.02.01 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(2) |

…という記事を『週刊現代』が書いたんだそうだ。

  ふた昔前なら1位は美空ひばりで決まりだったが、いまはよくいえば群雄割拠、悪くいえばドングリの背比べである。ベスト5まであげると、1位から順に桑田佳祐、中島みゆき、山下達郎、小田和正、井上陽水。3位の山下がやや意外だが、その他は順当だろう。6位に五木ひろし、7位に沢田研二、8位に都はるみがランクインしている。

  紅白でニューヨークからライブ中継で出演した中森明菜は12位で、紅組のトリを務めた松田聖子が20位。意外な低評価は氷川きよし39位、森進一40位、吉幾三41位。氷川は同性愛疑惑やマネジャーへの暴力沙汰が響いたのか?

「うまい役者100人」私の高評価は岡田准一!「蜩の記」の地味な役柄いいよ

うまい歌手ね。

   1位 桑田佳祐
   2位 中島みゆき
   3位 山下達郎
   4位 小田和正
   5位 井上陽水

4位のジジイ(小田和正)以外うまくないんだが…。山下達郎は、最近、歌の衰退が著しい。えと、みんな曲は好きなんだけどね。

前から思ってたんだけど、よい曲や詞を書く人が、歌がうまいわけではない。松任谷由実や中島みゆきは、別の(歌のうまい)人がうたった方が絶対に良いと思う。悪いけど、大好きな宇多田ヒカルやAyu(浜崎あゆみ)もそうなんだよね。

オイラ的には、男性は

   1位 ジジイ
   2位 玉置浩二
   3位 細川たかし

で、女性は

   1位 ちあきなおみ
   2位 石川さゆり
   3位 山本潤子

なんだけどね。

細川たかしはよい歌が来ないね。持ち歌が変な歌ばかりで、哀しい。彼の声質は、オペラのテノールと同じで、野球の「球が伸びる」投手みたい。捕手が構えたところより上に行っちゃう。そのあたりが、演歌の作曲家や作詞家に嫌われてるんだろうな。

対して、五木ひろしは何であんなに“こじんまり”と歌えるんだろうか? 壮大な小椋佳の「山河」をあれだけ“小さく”歌える歌手はいない。それを6位に選べる「耳の良さ」に涙が止まらない。w

あと「氷川は同性愛疑惑やマネジャーへの暴力沙汰が響いたのか」ってホモファビア(同性愛嫌悪)の表明ですか? 差別記事ですよ。(爆)

2015.01.11 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(2) |

アリスの名曲です。アリスの歌といえば、ちんぺい(谷村新司)が歌っていると思うでしょうが、この歌はべーやん(堀内孝雄)が歌っています。そして、この歌の聴きどころは、べーやんが、気合いが入りすぎて、意味不明な言葉をシャウトしたり、へんなポーズをとったり、めちゃくちゃな音程で歌うところです。w







最後のがとくにアレですね。wwwww

2015.01.07 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) |