5月21日朝、エベレスト登頂中の登山家・栗城史多(くりき・のぶかず)氏が亡くなった。

 登山家の栗城史多氏がエベレスト下山中に死亡したことが21日、わかった。栗城さんのフェイスブックで発表された。35歳だった。

 公式FBによると、「このようなお知らせに成り大変申し訳ございませんが、エベレストで下山途中の栗城が遺体となり発見されました」と死亡したと報告。下山途中に無線連絡に反応がなくなり、キャンプ2近くの撮影隊が捜索、「先ほど、低体温で息絶えた栗城を発見いたしました」と亡くなった状況を説明した。

 栗城さんの事務所関係者は「生きて帰ることを誓っておりましたのに、このような結果になり大変申し訳ございません」「生きて帰るために執着しないと誓っておりましたのに、最後に執着してしまったのかもしれません」とFBにつづった。

 栗城さんは4月から8度目のエベレスト登山に挑戦中で、20日にはFBに「今、7400mのところに来ています。今は、このエベレストを苦しみも困難も感じ、感謝しながら、登ってます」とつづっていたが、日本時間の午前中に「(栗城中継班より)栗城は体調が悪く、7400m地点から下山することになりました」と報告されていた。

 栗城さんは1982年北海道生まれ。大学山岳部に入部してから登山を始め、6大陸最高峰を上り、8000メートル峰4座を無酸素、単独登頂に成功している。2012年秋にエベレストで重度の凍傷となり、手の指9本を失うも、14年にブロードピークに無酸素・単独登頂している。その後15年、16年にエベレスト登頂に挑むも途中下山。今年4月17日から8度目の登頂に挑戦中だった。

指9本失った登山家・栗城史多さんが死去 35歳 エベレスト下山中に低体温で

彼については、すでに登山ライターの森山憲一氏が批判していたので、以下のブログ記事を読んでほしい。

栗城史多という不思議
栗城史多という不思議2

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2018.05.22 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

丹沢で行方不明だった登山者が発見・救助された。

 神奈川県相模原市緑区の山中で28日朝、東京都葛飾区の30代男性がけがをして動けなくなっているのを登山者が見つけた。男性は22日ごろ遭難したとみられ、大腿(だいたい)部骨折などの重傷。県警ヘリによって市内の病院に運ばれたが、意識はあるという。

 県警と消防によると、男性は28日午前8時ごろ、緑区青根の神之川上流の滝付近で見つかった。けがで動けずにいたが、持参の非常食などを口にし、助けを待っていたという。

 男性は22日に日帰り予定で入山。男性が帰宅せず、連絡がとれなくなったことから、親族が警察に届けるとともに、ツイッターで救助を呼びかけていた。県警などが捜索したが発見に至らず、28日、沢登りに来ていた登山者に発見されたという。

2018年4月29日00時20分
相模原の山中、6日ぶり男性発見 骨折、非常食でしのぐ

この男性の行方不明は、幼馴染の動物看護士の女性がツイートし、奥多摩七ッ石山にある七ツ石小屋の小屋番のアカウントが4月26日にリツィート、それを登山ガイドの野中径隆氏がリツィートしてオイラが知ることとなった。

車が神之川ヒュッテに残されており、その後、蛭ヶ岳で目撃情報と写真に写っていたので、本人と確認された。

ただし、《神之川ヒュッテ→檜洞丸→蛭ヶ岳→姫次→神之川ヒュッテ》と反時計回りのコースなのか、《神之川ヒュッテ→姫次→蛭ヶ岳→檜洞丸→神之川ヒュッテ》と時計回りのコースなのか、わからなかった。オイラは、後者なのではないかと思い、難所が多い蛭ヶ岳~檜洞丸で遭難したのかと思っていた。

それが、神之川上流で発見となると、蛭ヶ岳~姫次間で「上級者向き」「下りは危険」と地図に記された尾根道を下ったことになる。まあ、この人、上級者だけどね。

このことをよく知らない連中が、非常食を持っていたことで褒めているが、じつは登山計画書を出しておらず、また、上記のようなコースに入ったわけで、あまり褒められたことではない。

ちなみに、蛭ヶ岳~姫次はオイラも下ったことがある。

2001年3月27日(火) 丹沢主脈縦走もどき

2018.04.29 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

八ヶ岳の阿弥陀岳南陵で、7人が滑落し、3人が死亡する事故が起きた。

25日朝、長野県の八ヶ岳連峰で男女7人が滑落し、3人が死亡し、4人がけがをしました。7人は、岩場が切り立った尾根から斜面を300メートルほど滑落したと見られ、警察が当時の状況を調べています。

     (中略)

7人は、阿弥陀岳の南側にある標高およそ2600メートルの「P3」と呼ばれる地点付近の岩場が切り立った尾根を登っていた際に斜面を300メートルほど滑落したと見られるということです。

     (中略)

八ヶ岳連峰で山岳ガイドをしている久野弘龍さんは、事故が起きた阿弥陀岳の南側のルートについて「ここ数年、腕試しをしたい人たちに人気の場所だが、通常の登山道としては整備されていない。岩場が多くクライミングの技術が必要となるため、一般的な登山しか経験していない人にとっては難しいルートだ」と話しています。

そのうえで「事故が起きたP3と呼ばれる地点は、山頂に近い、傾斜60度くらいの岩場が続くいちばんの難所だ。通常のロープでは長さが足りないため、途中でロープを固定し、体を支える場所を確保する必要がある。雪が積もる中での作業は非常に難しいので、ミスが起きたのかもしれない」と話しています。

八ヶ岳連峰で3人死亡4人けが 斜面を約300m滑落か

阿弥陀岳は、昨年11月に=LOVEのメンバーが登った赤岳のすぐ西にある。



×印が事故現場、が=LOVEちゃんたちの登山ルート。

=LOVE八ヶ岳赤岳に登るw
=LOVE赤岳登山―前編
=LOVE赤岳登山―中編

後編がないのは、たんに飽きたから。w



阿弥陀岳南陵には、標高2564mのP1をはじめ、P2、P3、P4と4つのピークがある。このうち、P3とP4が難所らしいのだが、自己はP3に登る斜面で起きたようだ。

ここを直登()すると、かなりキツイ斜面を登ることになる。つぎの動画は、その様子を撮ったものだが、凍った斜面を登るため、アイゼンはもちろん、アイスクライミング用のピッケルが必要だ。



また、こちらの方は、P3をかなり巻いて、登りやすい斜面から登ったようである()。

厳しかった八ヶ岳:阿弥陀岳南陵

今回の事故は、三頭山の遭難のような「山を舐めきった」人たちによる遭難ではない。

三頭山でまさかの遭難

それなりの装備がなければ、そもそもここへは来れないからだ。しかし、それでも事故は起こり、3人の方が亡くなるという結果になってしまった。それだけ雪山登山は危険ということだ。


リンクがキレてたら…

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2018.03.26 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

三頭山で遭難と聞いて、冗談でしょって思ったら、ホントだった。

21日夜、東京・奥多摩町で登山をしていた男女13人が雪で下山できなくなり、警察や消防が救助に向かっています。

東京消防庁によりますと21日午後7時50分ごろ、東京・奥多摩町河内で登山をしていた人から「雪で下山できない」という通報が消防に寄せられました。

下山できなくなっているのは、通報者を含めた男女13人で、消防によりますと通報は登山者の携帯電話を使って行われ、通報があった時点ではけがをした人の情報はなかったということです。

警察によりますと13人の中には外国人がいるという情報もあるということです。

通報者の話などから、13人は東京と山梨にまたがる三頭山とヌカザス山の間の登山道にいると見られますが、詳しい場所はわかっておらず警察や消防が捜索に当たっています。

奥多摩で登山の13人「雪で下山できず」捜索

最初にこのニュースを知ったとき、三頭山は、「都民の森」までバスで行けるし、そこから500mしか登らないし、避難小屋もあるし、なんでそんなところで遭難するんだろうと思った。

21日夜、東京・奥多摩町で雪で一時、下山できなくなっていた登山中の男女13人は、22日未明、全員、発見されました。いずれも意識があり、これまでに全員がヘリコプターなどで救助されたということです。

21日午後8時ごろ、東京・奥多摩町河内で登山をしていた男女13人が、三頭山とヌカザス山の間の登山道を歩いていたところ、雪で下山できなくなりました。通報を受けた警視庁や東京消防庁が捜索を行った結果、22日午前1時20分ごろまでに救助隊員が山の尾根付近で全員を発見しました。

警視庁と東京消防庁によりますと、13人はいずれも意識がありますが、このうち1人は登山の途中に滑落し、大けがをするなど自力で歩けない人が3人いるということです。

自力で歩ける10人のうち6人が先に下山し、病院に搬送されましたが、凍傷や体の痛みを訴えているということです。

警視庁によりますと、13人のうち、残りの7人についても午前11時半ごろまでにヘリコプターで救助され、病院に搬送されたということです。

年齢が10代から40代で、日本人のほかに中国人が含まれているということで、警視庁は登山者から話を聞くなどして、登山の行程など詳しいいきさつを調べることにしています。

奥多摩町では、21日午後1時すぎから4時すぎまで大雪警報が出ていて、気象庁が12時間で最大20センチの降雪が予想されるとして、警戒を呼びかけていました。

「雪で下山できず」 13人全員を救助 日本人のほか中国人も

この段階でも、三頭山からドラム缶橋の方に降りていって、「おツネの泣き坂」辺りで、降りるのは怖いが、戻ることもできない状態になったのかと思っていた。しかし…

東京・奥多摩町で登山中に一時、雪で下山できなくなり、救助された男女13人は中国人向けのSNSで集まったメンバーで、このうちの1人が「このぐらいの雪なら大丈夫だと思った」などと話しているということで、警視庁はさらに詳しいいきさつを調べています。

東京・奥多摩町で登山をしていた13人は21日午後8時ごろ、三頭山とヌカザス山の間の登山道を歩いていたところ雪で下山できなくなり、22日午前、ヘリコプターなどで全員救助され病院に搬送されました。

警視庁などによりますと、13人は10代から40代の中国人と日本人の男女で、このうち34歳の中国人の女性が骨盤を骨折する大けがをし、低体温症や脱水などの症状が見られる人もいるものの、いずれも意識はあり命に別状はないということです。

警視庁によりますと、13人は中国人向けのSNSで集まったメンバーで、今回が初対面の人もいたほか、登山靴を履いていなかったりストックを持っていなかったりするなど、軽装の人も多かったということです。

21日の午前8時すぎにJR奥多摩駅で合流して、小河内貯水池の近くの登山口から三頭山を目指して登り始めましたが、登山届を出しておらず、ガイドは付けていなかったということです。

奥多摩町にある山を登る際は、登山届を任意で提出するよう地元の警察署が呼びかけていました。

登山者の1人は警視庁に対し「このぐらいの雪なら大丈夫だと思った。途中で雪が強くなり危ないと思ったが、前の人たちが進んでいくのでついて行った。午後6時ごろに迷子になり、道を探したが見つからず、消防に通報した」などと話しているということです。

警視庁はさらに詳しいいきさつを調べています。

「このぐらいの雪なら…」救助の13人 軽装の人多く 登山届せず

ドラム缶橋の方から登っちゃったの? それじゃ1000mは登らないとね。それも、雪が降っているのにアイゼンも履かずに…。それはダメでしょ。そして、SNSで集まったメンバーって、まさかのオフ会? さらに、「このぐらいの雪なら大丈夫だと思った」って、山を舐めてる?

三頭山には、2000年11月、2001年4月と2回登っている。

2000年11月30日(木) 三頭(みとう)山・笹尾根

2001年4月10日(火) 三頭山・ドラム缶橋

今回、カシミール2Dで《小河内神社―イヨ山―オツネの泣き坂(ヌカザス山)―三頭山―鞘口峠―都民の森》というコースを設定してみた。

【平面図】


【断面図】横軸:km/縦軸;m


ヌカザス山辺りの急登は、雪がなくてもたいへんだし、雪が降ったらアイゼンを履かないと登れそうもない。よくこんなところを登ろうとしたのだろう。だって、雪でバスが止まっていた可能性が高いが、「都民の森」からなら楽に登れるんだよ。


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2018.03.22 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

伊藤 薫[著]『八甲田山 消された真実』(山と渓谷社、2018年)発刊記念イベント「八甲田遭難事件を語りつくす」。

ゲストは、著者の伊藤薫氏と『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』の著者・羽根田治氏、聞き手は春日太一氏。



青森第5聯隊の準備が小説や映画以上に杜撰だったこと、神成(小説・映画では神田=北大路欣也、以下同)大尉の指導力不足、山口(山田=三國連太郎)少佐の独断専行、責任回避のため津川(津村=小林桂樹)中佐の遭難事故の矮小化が語られる。また、映画ではよい人だった倉石(倉田=加山雄三)大尉がじつは神成大尉をバカにしていたこと、弘前第31聯隊の福島(徳島=高倉健)のたかり体質(トークでは触れられていない)などが示される。

【青森第5聯隊と弘前第31聯隊の行軍経路】


【青森第5聯隊遭難地の図】


地図は、新田次郎[著]『八甲田山 市の彷徨』(新潮文庫、1978年)より

2018.02.24 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

19日、BS1で放送した「ぼくらはマンガで強くなった」の再放送で、「岳」をあつかっていた。

「ぼくらはマンガで強くなった」は、スポーツマンガとトップアスリートの知られざる絆に迫る新感覚番組。今回のテーマは登山。山岳マンガ「岳」を通して、山の魅力に迫る!

北アルプスの山岳救助隊員と登山者を題材にしたマンガ「岳」。この作品を読んで登山を始めた、あるいは再び山に登りはじめたという読者は多く、現在の登山ブームを支える。日本人エベレスト最年少登頂記録を更新した伊藤伴や、世界的なフリークライマー平山ユージもファンに名を連ねる。なぜ人は山にひきつけられるのか、作者の石塚真一に作品誕生の裏側、創作の苦労を聞く。ときに死と直面する山岳救助の現場にも迫る。

【出演】石塚真一,平山ユージ,伊藤伴,山口孝,細萱敦,【語り】草尾毅,山下大輝,【声】西川宏美,平井啓二

ぼくらはマンガで強くなった選「山においでよ!山岳マンガ“岳”の誘い」

このなかで、日本人最年少でエベレストに登頂した伊藤伴氏が、「岳」のなかで「口すぼめ呼吸法」がさりげなく描かれていることを語っていた。





小田草介は、学生時代に杜撰な装備のまま冬の穂高岳に入り遭難し、主人公の島崎三歩に救助されている。ヒマラヤ遠征編に再び登場し、会社を辞めてエベレスト公募登山隊に参加した。エベレストの南に連なるローツェ登頂に向かう三歩と、ネパールのルクラで再会した。

上図の場面で小田が実践しているのが、「口すぼめ呼吸法」で、下図のように呼吸する。



これは、登山だけでなく、呼吸器疾患のある人が体を動かすうえで知っていた方がよい呼吸法でもある。

楽にからだを動かすために、まずは呼吸法を身につけることが基本

じつは、これを知ったのは、ナ、ナ、ナ、ナント、我らがさしこちゃん(指原莉乃)wが、「ネ申テレビ」の富士登山のとき、ヤフー知恵袋で調べ、他のメンバーに勧めていたからだ。



オイラも登山をしていたが、低山中心だったので、呼吸法までは調べていなかった。

さしこは、基本、臆病である。「人生を危機にさらす」なんて真っ平ごめんなのだ。だから、つねに、次の手を考えながら生きている。自分は弱者だから、強者にやられないように、綿密に計画を立てて事に臨むが、何が起こるかわからない。何か起こったら、それに対応して、計画変更をする。だから、大きな仕事を任されても、失敗は少ないのだ。さしこがバラエティで重宝がられているのは、何が起こるかわからない場面に強いからなのだ。

りりぽんがポスト指原w

以前、このようにさしこをモチアゲていたが、どんだけ用心深いんだよ!と思ったぞ。w

ちなみに、口すぼめ呼吸法はやりすぎると過呼吸になるので、欅ちゃんたちにはおススメできない。w

2018.01.21 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(2) |

御在所山で遭難した女性が、警察官を非難して、「炎上」した事件。彼女を叩いている人たちの多くは、登山をぜんぜんしたことのない人たちなんじゃないかと思える。なぜなら、何回か登山をしたことのある人だったら、装備が万全でも、道に迷ったり、遭難することはあると知っているからだ。

勝部元気さんもその一人で、つぎのように書いている。

ブログの内容に関しては指摘したいことは他にも多々あるのですが、正直なところ、私には感情的になって彼女を非難する気にはなれませんでした。というのも、私自身これまで知識や経験不足でヒヤッとしたことは何度かありましたし、「じゃあ今はリスクを完璧にゼロにできているか?」と聞かれても、「YES!」と大声で言い切れる自信がないからです。

登山に関していくら知識を蓄えようが、「〇〇すれば事故は起きない」というものはなく、どれだけ装備や知識や経験を蓄えようとも、危険が降りかかる時はあると思います。「登山は自己責任」と言われますが、「自己責任論」や「公正世界仮説」(この世界は人間の行いに対して相応の結果が返ってくると思いこむ認知バイアス)が通じるほど、自然は甘くはないし、予測不可能なことも起こるわけです。

一例を紹介します。昨年2016年のお盆に北アルプスの「穂高岳」を縦走したのですが、中間点の「ジャンダルム」という山頂で同じ時間にいた方が、その後「ロバの耳」という難所で滑落し、残念ながら亡くなってしまうということがありました。

インターネット上では、「どうせ素人が装備もテキトーに行ったのだろう。メディアが安易に登山を普及させようとするからこうなるのだ」というような書き込みをいくつか見たのですが、NHKの報道によると、「亡くなった方は登山歴10年以上のベテラン」と紹介されていました。

一方で、同日、TシャツにGパンという、登山の服装とはかけ離れた格好をしている若い中国人女性数名とすれ違って一言二言会話しましたが、彼女たちが亡くなったというニュースはありません。

もちろん装備をしっかり整えることはリスクを減らすことではありますが、このように装備をしっかりしているほうが亡くなることがあると体験したことで、遭難は装備がいい加減な素人の問題という誤った認識に陥ることなく、謙虚さを失ってはいけないと改めて思った次第です。

御在所岳遭難者のブログが炎上。でも、あなたは遭難しない自信ある?【勝部元気のウェブ時評】

これはこの人だけでなく、何度か登山をした人はだいたいそう考えている。

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2017.09.01 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

昨夜、「遭難女性が救助の警官にキレて炎上」という記事で

三重県にある御在所岳の中道という登山道を下山中、キレット(山の鞍部のうち、特に深くV字状に切れ込んだ地点を意味する)の手前で登山道にロープが張られていて、その先に道があることに気づかず、道を探して誤ったルートに入ってしまったと書いてあった。

ふつうロープは、危険だからこれ以上進まないように張るものなので、登山道を塞ぐ形で張られることはない。YouTubeにアップされている動画を見ると、このキレットが岩場でかなり急なダウンアップであり、尾根から外れないようにロープが張られている。ただし、それはキレットのところなので、上もそうなっているのかはわからない。そのようなロープと勘違いしたのか、あるいはホントに何者かが登山道を塞ぐ形でロープを張ったのか、よくわからない。

遭難女性が救助の警官にキレて炎上

と書いたが、どこで道に迷ったのか判然とせず、ロープが何のために張られていたのか、よくわからなかった。

ようやく遭難女性のブログ記事にアクセスできたので、女性がどこで道に迷ったのか特定できた。


御在所岳の中道というルートを下山していたときです。7合目を過ぎて少し行ったあたりに、写真のようにロープが張られている個所があります。

この先に大きな岩があって、キレットになっているのですが、私はそれに気づかずこの岩の先には道は無いと思ったんです。どちらに進んでいいかわからなくなり、岩を登ってみたりもしたんですが、登山道らしきものを見つけることができず、なんとなく下れそうな坂道へ入って行ってしまいました。

登山ルートは、その岩を登って超えていかなければいけなかったのですが、事前の知識もなく地図も持っていなかったために、誤った道へ行ってしまったのです。

在所岳でまさかの遭難! 大変ご迷惑をおかけしましたm(__)m。しかし警察って何様?感謝していますが言わせてもらいたいことが!

これを読んで、キレットの底の部分から降りてしまったと勘違いしている人もいるようだ。

このキレットを登らずになぜか侵入禁止のロープくぐってロープウェイ点検道に迷い込んだ挙句遭難した人がいるそうです。

御在所岳の混雑しないおすすめルートを紹介するよ:本谷コース~中道

しかし、別の人が撮った写真に同じ岩が写っており、



御在所岳(中道) その2

さらにロープウェイも写っているので、地図の※のあたりで迷ったことがわかった。



中道を下ってきて、7合目とキレットの間で、登山道の先にロープウェイが見えるのは、こことその下の2か所であり、左側に岩(というか高まり)があるのは※印の場所だけである。

ただ、ロープが張られていた理由は、下に降りないようにするためなのか、登山道を塞ぐためなのかは、わからない。


ぜんぜん関係ないが、中道(中登山道)で御在所岳に登った人(遭難女性は下り)の動画があったので、貼っておく。



途中で引用した2の記事は中道の下りが記載されている。

2017.08.30 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

本日話題の記事はこれ。w

  三重県内の山で遭難し、警察に救助されたという30代の女性ブロガーが、自分を救助した警官の対応を批判するブログ記事を投稿したことが、インターネット上で物議を醸している。

  ブログによれば、女性は一人で標高約1200メートルの山に登った。地図は持ち歩いていなかったほか、登山届も「下山のルートを決めていなかったので書きませんでした」としている。

遭難女性が救助の警官にブチ切れ ブログで「何様なの?」「酷い対応」

最初に書いておくが、地図を持たず、登山計画書も出さずに登山するのはたいへん危険な行為なので、やめよう。

さて、そのうえで続けるが、この元のブログ記事を読むと、この記事には書いてないことがある。

  女性が遭難したのは下山中のこと。初心者向けだというコースで下山していた際、誤ったルートを進んで道に迷ってしまったという。ブログでは「これはもうだめだな、これ以上進んだら死ぬ」と当時の心境を振り返っている。

三重県にある御在所岳の中道という登山道を下山中、キレット(山の鞍部のうち、特に深くV字状に切れ込んだ地点を意味する)の手前で登山道にロープが張られていて、その先に道があることに気づかず、道を探して誤ったルートに入ってしまったと書いてあった。

ふつうロープは、危険だからこれ以上進まないように張るものなので、登山道を塞ぐ形で張られることはない。YouTubeにアップされている動画を見ると、このキレットが岩場でかなり急なダウンアップであり、尾根から外れないようにロープが張られている。ただし、それはキレットのところなので、上もそうなっているのかはわからない。そのようなロープと勘違いしたのか、あるいはホントに何者かが登山道を塞ぐ形でロープを張ったのか、よくわからない。

遭難女性がどこで迷ったのか、ほぼ特定できたので、書きました。(8/30)

遭難女性はどこで迷ったのか

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2017.08.30 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

栃木県那須町の雪崩事故にかんする検証委員会で、死亡した生徒の班を引率していた教員がつぎのように証言したそうだ。

 栃木県那須町で登山講習中の高校生ら8人が亡くなった雪崩事故で、死亡した生徒の班を引率した責任教諭(48)は何度か途中で引き返そうとしたものの、最終的には計画外のルートを進む判断をして雪崩に遭ったと説明していることが分かった。「雪の状態や斜面の角度から大丈夫だろうと考えたが、状況判断が甘かった」と話しているという。3日にあった県教委の検証委員会で、こうした内容が報告された。

 (前略)ゲレンデから樹林帯を抜けたところでいったん訓練を止めた。だが「もう少し上に行きたい」という生徒の希望があり、この責任教諭が計画にはない大岩を目指すルートを選んだ。

 責任教諭は角度が急になる斜面の手前で生徒らに「もう終わりにしよう」と伝えたが、「さらに進みたい」と言われたといい、岩の近くまで行って帰ると判断。再び進み始めて雪崩に遭った。責任教諭は「もっと多くの方々に判断を仰いでいればよかった」と話しているという。

責任教諭「生徒に進みたいと言われ」 那須の雪崩事故

《生徒が進みたいと言ったから、進んでしまった》って証言しているようだけど、事故直後にNHKに取材に答えていた生徒の証言とはずいぶんちがう。

講習会に参加して雪崩に巻き込まれた男子高校生が、当時の様子についてNHKの電話取材に答えました。

高校生は講習中の天候について、「おとといから雪の上に張ったテントに宿泊しながら講習に参加していた。きのうから雪が激しく降り、けさは50センチほどの積雪になっていた」と話しています。

27日の講習については「茶臼岳まで登る予定だったが、積雪が多かったため、引率した教員などが話し合い、ゲレンデの一番下から雪をかき分けて進む訓練に変更された。私は、こんなに多くの積雪の中で訓練をすることに不安は大きかった」と話しました。

雪崩が起きた当時の状況について「訓練の途中に休息しようと班ごとに座り込んだときに、強い風が吹いて前方が真っ白になった。すると、白いものがどっと来て、引率の教員が『ふせろ!』と声を上げた。私たちは伏せたが、体に雪をかぶった形になった。私たちなど、動ける人がまわりの埋まった人を救出した。腹部が痛いと訴え、けがをした人もいた。私たちは木の下にいたため被害が少なかったが、居場所が悪かった人たちが埋もれてしまったかもしれない」と話しました。

そのうえで「講習中に教員たちは雪崩は全く想定していない様子だった。けさ積雪がひどかったので慎重に状況を見極め、講習を中止する決定をしてほしかった」と話していました。

雪崩で高校生等8人死亡

どっちがホントなんだろうか?


リンクがキレてたら…

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2017.06.03 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

インターハイ予選への出場中止は知っていたが…。

 那須町の雪崩事故を受け、9月30日~10月1日に本県開催予定だった第61回関東高校登山大会の本県での開催が中止となったことが21日、県高校体育連盟(高体連)への取材で分かった。他都県で開催するか、大会そのものを中止にするかなど、関東高体連が今後の対応を協議しているという。

 県高体連によると、本年度の関東大会は同町の那須岳(茶臼岳)や朝日岳などを会場に開く計画となっていた。本県開催は2008年10月以来、9年ぶりの予定だった。

今秋の関東高校登山大会、栃木県での開催中止 那須雪崩事故受け

まさかの1500m以上の山に登るな! テント泊が必要な山登りは禁止!は報じられていない。





このような栃木県教育委員会に対して、《「冬山全面禁止」は危険だ》という声も上がっている。

 今回の雪崩事故を受けて、高校山岳部はどのような方向に進むのだろうか。JNNでは全国の教育委員会にアンケート調査を行い、山形県以外の46都道府県から回答が得られた。事故の前から、スポーツ庁は冬山登山を「原則禁止」とする通知を出しているが、「禁止」や「全面禁止」としたのが、検討中を含めると11都県に上った。

 冬山登山を全面禁止にした場合、“春山”や“秋山”で吹雪などの悪天候に遭遇したときに、身を守れるのだろうか。「冬山は原則禁止だから、雪崩の危険も学ぶ必要がない」と判断しているとしたら、心配である。見過ごされがちだが、今回の事故は「登山訓練の講習中」だったのである。その講習に雪崩リスクを学ぶプログラムが含まれていたら事故は起きなかったのではないか、との思いもめぐる。

 一方、「原則禁止」や「全面禁止の予定はない」とした道府県のうち、岡山県は「雪のある山での活動を一律に禁止してしまうと、雪に対処する技術が習得できない、かえって危機回避能力が身につかなくなってしまうといったことも考えられることから、今以上に安全の確保、安全性の確認を徹底した上で実施することが望ましい」としている。

 「冬山」と言っても全てが危険なわけではなく、安全に上れる山やルートはたくさんあるのだ。岡山県のように、安全なところで雪への対処方法を経験し、リスクを学ぶことこそ重要なのではないか。若い命を守るためにも、間違った方向に進まないよう祈りたい。

遺族に一刻も早く説明を、「冬山全面禁止」は危険だ

正しい雪山知識がなかったから、雪崩事故が起きたわけで、それを学ぶことを禁止するのは本末転倒のような気がする。

2017.05.03 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

埼玉県の防災ヘリが有料化される話は前から知っていたけど、この記事

救助を有料化すると救助隊員の生命が守られるって?

を読んで驚いた。ここで引用されている民進党の県議の記事を読むと、ホントにそんなことが主張されていたようだ。

昨日、防災ヘリ有料化条例が可決した。
防災ヘリの有料化で防災ヘリ隊員の命を守ることになる
といわんばかりの賛成派の論調だった。
涙を流さんばかりの討論者がいた。
声高に有料化を主張すれば、
ヘリの隊員の命を守ることができる。
そんな論調だった。
声高にこの条例を訴えれば無罪放免ではない。

防災ヘリ有料化条例可決 公平性が担保できない

救助の有料化で救助隊員の生命が守られるのなら、山岳救助だけではなくて他の救助活動も例外なく有料にすればええやん、と思います。危険なレスキューは山岳救助だけではないですよ》。まさにそのとおり。

しかも、山岳救助に携わる人たちからの聞き取りはいっさい行っていないようだ。

この1か月間、警察、消防、秩父山岳関係者、観光関係者と現地に出向き面談した。

公平性が担保できないから、混乱することが必至だと
心配する声がほとんどだった。
現場をよく知っている人たちの声を聴いたうえで
本当に意思決定しているのか?
答えはNOだ。
お話を伺った方から、本当の話を聞いてもらっていない。
多くの方々から
そう言葉が返ってきた。

[同上]

議会が脳内で決めちゃったんじゃないのか?

那須の雪崩事故で高校生ら8人が亡くなった事故当日の可決だった。あれは、一部教師の「雪崩は絶対に起きない」という思い込みがあんな惨事を引き起こしたのに、埼玉県議会には山岳救助の専門家の話を聞きたくない議員がたくさんいるようだ。現場の声を聞きましょうよ。orz

2017.04.12 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

登山ガイドでネイチャーガイド・リス代表の野中径隆氏が、那須の雪崩事故以来の野口健氏らの発言について批判しているが、批判の仕方がなんかちがうような気がする。




具体/抽象、客観/主観を座標軸に表わすと、以下のようになる。



どうも、野中氏は、主観的で抽象的な意見は悪く、客観的で具体的な意見は良く、山岳ガイドは登山者に客観的で具体的なアドバイスをするべきだと考えているようだ。



オイラは、具体/抽象という言葉よりも、個別/一般という言葉の方が良いと思っている。そして、悪いのは、個別的・主観的な方法を、一般的・客観的な方法だと思い込んで、押しつけることだと思っている。



後で書くけど、この世の中には長沢くん(欅坂46の長沢菜々香)みたいな特殊体質の人がいて、この手の人が登山家に多いような気がする。

瞬発力より持久力

だから、登山家の個別的・主観的な方法を、一般的・客観的な方法として、ふつうの登山客に当てはめるのはかなり危険だと思う。

2017.04.08 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

『毎日新聞』の図に軽くツッコミを入れさせてもらうと…



【那須雪崩】悪天候…湧き出る「なぜ」「なんで」事故1週間

ラッセル訓練の先頭に教師が立ったら、ラッセル訓練にならないんですけど…。ラッセル訓練を知らない人が脳内で考えた図ですか?w

昨夜の「真相報道 バンキシャ!」の報道の方が正しいと思う。

ここから14人は隊列を縦に、先頭は経験が豊富な生徒が選ばれ、亡くなった浅井譲さんと、もう1人が交互に入れ代わっていたという。3番目には大金実さん、6番目には鏑木悠輔さん、萩原秀知さんは9番目、奥公輝さんと佐藤宏祐さんは10番目か11番目だったという。12番目にいた高瀬淳生さんの後ろには教師の毛塚優甫さんがいて、最後尾には救出されたベテラン教師がいたという。

真相報道 バンキシャ! 2017.04.02

リンクがキレてたら…

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2017.04.03 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

3月29日に行われた栃木県那須町スキー場近くでの雪崩事故での記者会見。県高校体育連盟登山専門部委員長で、登山講習会の現場責任者の猪瀬修一教諭が主に話している。



この猪瀬教諭の発言は、現場責任者なのに、当事者意識がまったくなく、異様に感じる。しかし、教師の人間関係から見ると、ふつうの態度なので、オイラはとくに驚てはいない。教師の人間関係とは、対等の教師が集まってつくっており、他の教師のすることにいちいち口を出さないものなのだ。

だから、猪瀬教諭は、今日で終る講習会の残務整理をして、ラッセル訓練をしている教師から連絡があったら、それに対応するのが自分の仕事だと思っている。つまり、彼が、この講習会の主宰者で、何か問題が起きたら、全責任が自分にかかってくるとは思っていないのだ。

ラッセル訓練では、生徒を班に分け、それぞれの班に教師がつく。そうなると、現場で何か起きても、いちいち猪瀬教諭に連絡して、その指示に従うことではなく、現場の教師が自分で判断することになる。これが「職員室の流儀」だ。

しかし、これは登山家からしたら、異常なことである。登山でパーティーを組んだら、リーダーを選び、何か起きたらリーダーに報告して、その指示に従うのはアタリマエのことだからだ。もちろん、それができないのなら、個々人の判断で行動するが、個々人の判断を優先することはない。ベースキャンプで連絡を受けている人がリーダーならば、ものを運ぶからといって、リーダーが無線機から離れることは絶対にない。

「職員室の流儀」を山に持ち込んでしまったから、こんなオカシナことになってしまったのだ。

途中で、どの班だか忘れたが、雪崩に巻き込まれたときの教師の対応が語られている。その教師は、雪崩に巻き込まれたとき、まず自分の班の生徒が無事かどうか調べ、誰も被害を受けていないことで安心している。そして、他の班の教師から、1班が雪崩に巻き込まれてたいへんなことになっているのを知らされるまで、他の班を心配していないのだ。山では、他のパーティーが遭難しても、助ける能力があるのなら、助けに行くのがアタリマエだからだ。

これは、まさに「職員室の流儀」であって、「山の流儀」ではない。

2017.04.03 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

那須で高校生ら8人が死亡した雪崩事故、知れば知るほど、教師のシロウトぶりが明らかになり、生徒が死ぬように仕向けたとしか感じられない。

 訓練では、斜面下の1本の木が生えた辺りから斜面を登り始めたという。救出された生徒の関係者の証言による縦一列になって、登っていったという生徒ら。そして、木々が密集している一帯を抜けたところで、生徒らは表層雪崩が起きないかどうかを確認する作業を行ったという。

 これは、簡易的に確かめる方法で、生徒らは前日の講習で習っていたため、教師の指示ではなく自主的に行ったそうだ。その方法で、「雪崩の兆候はない」と判断し、尾根沿いに登り始めたという。

生徒らの行動判明、顧問は無線放置

生徒たちが行ったのは「弱層テスト」と言われるもの。

雪山でおこる雪崩事故のほとんどは、積雪内の弱い層の上につもった雪が崩れる表層雪崩によるものだ。 この弱い層が弱層(厚さ数ミリから数センチほどの崩れやすい雪の層のこと)と呼ばれるもので、 つまり登山者の登下降や山スキーヤーの滑降などの刺激を受けて弱層が破壊される事によって、 弱層の上に積載している雪が崩落して表層雪崩がおきるというわけだ。 そこで雪崩の危険度を判断するには弱層の有無を調べれば良いわけで、その方法が次に紹介する弱層テストだ。 弱層テストは、斜面が変わる度に行わなければ意味がないので、面倒でもマメに行う癖をつけよう。
  1. 斜面の雪面に手で直径30cm程度の円を描き、両手で雪をかき出しながら高さ20~30cmの円柱を掘り出す。

  2. 円柱の上部を両手で抱えるようにして手前に引っ張る。

  3. 1.~2.の作業を繰り返し、抱える位置を順次下にずらしながら引っ張っていく。 最終的には深さ70cmくらいまで観察する。

  4. 軽く引っ張るだけで円盤がはがれたら雪崩誘発の危険大。
  5. 薄い円盤が何枚もはがれても雪崩誘発の危険あり。

【雪山直前対策】雪崩で死なないための10の法則

しかし、「弱層テスト」は、前日に習ったばかりなので、ちゃんとできていのかは分からない。てか、教師がちゃんとできているかチェックしろよ。

 目指したのは天狗岩と呼ばれる岩で、そこまで行って引き返す予定だったという。しかし、天狗岩に近づいたところで雪崩が発生。生徒たちは雪に流されたとみられ、天狗岩のかなり下で埋まった状態で発見された。警察の30日の現場検証では、雪崩は少なくとも160メートルの長さにわたって起きたことが確認されている。

 現場で引率していた教師から「雪崩の恐れがある」という注意はなかったと話す生徒の関係者。しかし、山岳の専門家は、天狗岩付近は斜面の傾斜が変わる場所のため、雪同士がくっつく力が弱く、ラッセルなどの刺激を与えると亀裂が入る可能性があると話す。

これは、ラッセル訓練などではなく、立派な雪山登山だ。ラッセル訓練はイイワケなのではないのか?

さらにいうと、前掲の10の法則のうち、《2.大量降雪があったときには行動しない》《4.雪崩の危険地帯には近づかない》《7.斜面のトラバースはひとりずつ》《9.雪崩ビーコン・スコップ・ゾンデは必携》などに反していて、言葉は悪いが、生徒が死ぬように仕向けたような印象すらあるんだが…。



山岳救助隊員が自分たちでも足を踏み入れたことがないくらい危険な場所だと証言。

栃木・那須町で高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、救助にあたった山岳救助隊員らが、献花台を訪れ、当時のくわしい状況を証言した。

救助にあたった山岳救助隊員は、「2メートルくらいは雪の下に埋まっている状況でした」、「ほとんど全員の方が、顔は真っ白、または黒くなり始めている状態で。全く呼びかけにも反応なし」、「なぜ、ここに...大事な子どもたちを連れてきたのか」などと話した。

また救助隊員は、事故が起きた現場は危険な場所で、山岳救助隊員でも足を踏み入れたことがないと証言した。

講習の主催者は、予定の登山が悪天候でできなくなった場合の訓練計画を定めていなかったこともわかり、警察は訓練を行った判断が適切だったか捜査している

フジテレビ系(FNN) 4/2(日) 12:20配信
山岳救助隊員、事故当時の状況語る

狂ってるな。


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2017.04.02 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

火山学者の早川由紀夫氏が、那須で高校生ら8人が死亡した雪崩事故についてツイートしているが、どうやら本人は雪山を知らないようだ。



ビーコンだけで救助できるわけないんだが、それを知らないのだろう。





雪山に潜む危険の巻

ビーコン、ゾンデ、スコップ、これら「三種の神器」が揃って、初めて救助できるのだ。

今回の事件で、講習会を開いた教師たちは、1)雪崩が起きることが予想できたのに生徒を雪山に登らせた、2)ビーコン、ゾンデ、スコップを携帯せずに雪山に登らせた、という2つの過ちを犯している。また、1)の可能性が限りなく低くても、2)は用意すべきだ。自然相手に絶対安全はないからだ。

2017.04.02 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

那須で高校生ら8人が雪崩で死亡した事故で、県立大田原高校の校長と山岳部顧問が記者会見した。

 栃木県那須町のスキー場付近で高校生ら8人が死亡した雪崩事故で、登山講習会の講師役として引率した教諭3人が全員、雪をかき分けて道を作りながら進むラッセル訓練について、雪崩の発生を予想していなかったことが30日までに分かった。

 責任者だった男性教諭は「雪の上を歩かせたかった」と述べており、経験による慢心が惨事を招いた可能性もある。

 県警は業務上過失致死傷容疑も視野に、教諭ら関係者から事情を聴くなどして、判断に問題がなかったか調べている。

 犠牲者が出た県立大田原高校の山岳部顧問で、講習会の責任者だった猪瀬修一教諭(50)は29日の記者会見で、雪崩のあった日は雪が降っていたため、当初予定していた登山を断念したと説明。一方、積もった雪が30センチ程度しかなく、風もほとんどなかったため、「ラッセル訓練には向いていると判断した」と述べた。

 猪瀬教諭は麓の旅館に設置した本部に詰めており、詳しい状況は分からなかったが、現場にいた教諭2人の意見を信頼し、予定変更を決定。2人とも登山歴25年以上のベテランだが、雪崩の危険には触れず、自身も「絶対安全だと思っていた」と振り返った。 

時事通信 3/30(木) 5:06配信
講師3人、危険予想せず=「雪山歩かせたかった」―経験による慢心か・栃木雪崩

登山に絶対安全はないだろ。野口健氏もこんなツイートをしているぞ。



24時間で30cmの降雪で雪崩のリスクがあるんじゃなかったっけ。当日は9時間で34cm。なんで絶対安全なんだろうね。しかも、自分は旅館にいて現場を知らないはず。責任逃れの発言としか思えない。

一方で、スポーツ庁は高校生の冬山登山を原則禁止だという。

 スポーツ庁は今回の事故直後に全国の都道府県教委に高校生の「冬山」登山を原則禁じるよう再通知した。毎日新聞が関東・東北の1都12県の高校体育連盟に取材したところ、青森▽秋田▽宮城▽山形▽福島▽群馬▽栃木--の7県が11~3月の積雪期に登山技術の講習会を開催しており、いずれも入山時期の見直しや雪崩遭遇時に位置情報を知らせる電波発信機(ビーコン)の配備など、安全管理を見直す検討を始めたと回答した。

<那須雪崩>雪山登山あり方賛否「原則禁止」「判断力育成」

これに対して、野口氏は以下のように反論した。

 (前略) 雪崩のリスクは冬より春の方が高いことから季節で区切ることに疑問を呈し、毎日新聞の取材に「今回の事故は、責任者が現場を見ることもなく急きょ予定を変更するなど、責任者に基礎知識が欠けていた。問題の本質は判断ミスで、冬山だからというわけではない」と言い切る。

 野口さんは夏山でも暴風雨による低体温症の遭難が起きる可能性があることなどを指摘したうえで、季節ごとの一律規制よりも、状況を見極める能力を重視している。また、「引率者である教諭の役割は山岳ガイドに等しい」と話し、登山は命にかかわる活動だということを念頭に、顧問の教諭が山岳ガイドの資格を取ったり、外部の専門家をコーチに招いたりするなどの対応が必要だとも話した。

また、野口氏は


と疑問を呈していたが、その後、こんなことが明らかになった。

その後の警察などへの取材で、8人は樹林帯を抜けた標高の高い斜面で雪崩に巻き込まれたとみられることが分かりました。8人はいずれも圧死で、雪崩の直撃を受けた可能性があるということです。事故が起きた周辺は雪崩危険箇所とされていて、日本雪崩ネットワークによりますと、樹林帯の中であれば、木が障害物になって雪崩が直撃しなかった可能性があるということです。警察は、引率した教師らの判断に誤りがなかったか捜査を進めています。

雪崩で8人死亡 標高の高い斜面で巻き込まれたか


講習会を開いた教師たちはいったい何をしたのかったのか? 謎は深まるばかりだ。


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2017.04.02 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

登山講習中の高校生等が、那須のスキー場付近で雪崩に巻き込まれ、死亡した。

27日、栃木県那須町にあるスキー場付近で雪崩が起きて登山の講習中の高校生と教員合わせて48人が巻き込まれ、このうち、男子生徒7人と男性教員1人の合わせて8人が死亡しました。このほか、生徒ら40人がけがをしていて、警察と消防は、雪崩が起きた当時の状況を調べています。

27日午前8時半ごろ、栃木県那須町にある「那須温泉ファミリースキー場」の付近で雪崩が起き、登山の講習を受けていた県内の高校の山岳部の生徒や教員合わせて48人が巻き込まれました。

警察によりますと、このうち、県立大田原高校の男子生徒7人と男性教員1人の合わせて8人が死亡しました。

雪崩に巻き込まれた高校生ら8人の死亡確認

東京山岳ガイド協会・下越田功会長によると、「閉鎖されたスキー場は自然に返る」「24時間で30センチの積雪は危険(現場は9時間で34センチ!)」「もし横並びのラッセル訓練だとしたら雪崩を起こすリスクがある」そうだ。

【なぜ起きた?】スキー場雪崩、専門家解説

講習に参加して雪崩に巻き込まれた高校生も危険を感じていたと証言している。

高校生は講習中の天候について、「おとといから雪の上に張ったテントに宿泊しながら講習に参加していた。きのうから雪が激しく降り、けさは50センチほどの積雪になっていた」と話しています。

27日の講習については「茶臼岳まで登る予定だったが、積雪が多かったため、引率した教員などが話し合い、ゲレンデの一番下から雪をかき分けて進む訓練に変更された。私は、こんなに多くの積雪の中で訓練をすることに不安は大きかった」と話しました。

     (中略)

そのうえで「講習中に教員たちは雪崩は全く想定していない様子だった。けさ積雪がひどかったので慎重に状況を見極め、講習を中止する決定をしてほしかった」と話していました。

講習会参加の男子高校生は

なんでそんな状況でラッセル訓練なんてしたんだろうね。ラッセルとは、雪山登山の際、雪が積もって歩きにくくなっている斜面を、先頭を歩く者が雪を踏み固めて、後の者が登りやすくするために行う行為で、とても疲れるので、訓練をやめたからと言って文句を言う者はいないと思うんだが…。教師たちは雪崩のリスクを冒してまでやりたかったのかな?


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2017.03.28 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

長沢背嶺で行方不明
長沢背嶺で行方不明の女性の遺体が見つかる

で紹介した山岳事故の現場が判明した。場所は、長沢背嶺ではなく、タワ尾根だった。ウトウの頭の西側、大京のクビレから南にある、ウトウ沢の中間あたりらしい(クリックすると下図が大きくなる)。



コチラの記事

酉谷山遭難事故について (2016)

を読んでいたら、コチラの記事

酉谷山滑落事故に思う(再修正・再追記あり)

に女性の遺体を発見した方からのコメントがあった。

発見した者です
場所はウトウの頭の西側、大京のクビレから南にあるウトウ沢の中間辺りです



地名は正確かは自信がないのですが分かる範囲で説明します。
ウトウの頭から大京谷の峰までが岩稜帯で鞍部が大京のクビレです。
鞍部から南にウトウ沢が有ります。上部は幅広で中間部で谷が狭くなり急になってき、谷の両側が尾根筋となってきます。
ガレた急な沢を降りると右から更に急な沢と合流します。
その直ぐ先、右側の岩場の下側で横たわっていました。 (合掌)
岩場は先ほどの右側尾根筋の末端です。
酉谷山の往路、復路のどちらで事故に遭遇したかは不明ですが、多分下山時に沢筋で降りるか尾根筋で降りるかの判断により滑落したのではないかと思います。
ふみ跡も目印のテープも1箇所しかなく、自分も沢筋、尾根筋どちらで下りるか迷いました。

発見者は、大京ノクビレからウトウ沢を下って、孫惣谷林道に出るコース(登山道ではない)を行こうとして、遺体を見つけたらしい。遭難した女性は、タワ尾根(ここも正式な登山道ではない)を日原方面に下ろうとして道を間違え、ウトウ沢に入ってしまい、滑落して亡くなったようだ。

大京ノクビレとウトウの頭の間に大岩があり、そこを巻くのだが、大きく巻くとウトウ沢に入ってしまうらしい。また、下りの場合、大岩に登ってしまうと100mくらい滑落する恐れがあるそうだ。

オイラは、もう登山はしないと思うが、登山をする人は登山道でないコースを行く場合は気をつけてほしい。

2016.05.18 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |