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奥多摩大岳山で遭難した70代男性…

奥多摩大岳山遭難2

7月10日に遺体で発見されたとのこと。


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2023.07.11 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

奥多摩大岳山で70代男性が遭難した件について有力な情報が出てきた。


昨夜のオイラの予想に反して…

奥多摩大岳山で70代男性が遭難

大岳山の北東部の芥場峠手前で追い抜いたとの情報(ツイートでは「大岳山から北西部約1km」とあるが、北東の誤り)。

気になるのが、ボランティアではなく、少数精鋭で探すとの方針。


気温が30℃以上あると、赤外線で見つけるのは難しい。トレイルカメラのトリセツにも夏は感度を「高」にしろと書いてある。


【追加】7月10日に遺体で発見されたとのこと。

奥多摩大岳山遭難3

2023.07.10 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

遭難した男性のお孫さんがこのようにツイートしている。


大岳山は、多摩川水系(青梅市・奥多摩町)と秋川水系(あきる野市・檜原村)の間にあり、両方からアクセスできる。また、三頭山-御前山-大岳山-御岳山-日の出山と続く山々のまん中にある。そのため、登山道が多く、捜索範囲も広くなる。

他のツイートから青梅方面からアクセスしたらしく、上の画像だと御前山方面に向かったように見える。だとしたら…

1)大岳山と御前山の中間に鋸山があり、ここから鋸尾根を奥多摩駅方面に向かったか、御前山に登ったかのどちらかだ。鋸山から御前山に向かう道に避難小屋があるので、そこは確認したのだろうか?

2)大岳山には巻道があり、そこを通って、つづら岩-馬頭刈尾根に向かうことも考えられる。ここから秋川に下りる登山道が何本かある。

このように登山道がとにかく多いので、捜索は難航しそうだ。


【追加】この予測はハズレ、大岳山北東部の芥場峠で目撃例があった。

奥多摩大岳山遭難2

2023.07.09 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |


この部分(↓)

 翌朝は7時に出発し硫黄岳へ。下は晴天でも山頂付近は風が強く、写真を撮ろうと懐から取り出したスマートフォンは寒さで動作しなかった。今は登山でもGPSつきの地図アプリが主流だが、冬山ではたとえ晴れていてもホワイトアウトになる危険性があり、あらためて紙地図とコンパスでの読図の大切さを痛感した。

自分が今いる場所がわからないと、紙の地図とコンパスって使えないんだよね。つまり迷ってからじゃ遅く、常に自分のいる位置を地図上で確認していないといけない(だから迷わないw)。かなり高度な技術だ。

あと、磁北(コンパスが指す北)と真北(地図の北)って、関東だと7度くらい西にズレてて、それをあらかじめ地図に斜めの直線として書いておかないといけない。



めっちゃ手間がかかるのだ。

だったら、寒さに強いバッテリーを用意する方がらくちんだ。

登山歴5年とあるが、紙の地図とコンパス使ったことあるのかな?


リンクがキレてたら…

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2023.01.05 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |


「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎と妹・禰豆子の出身地が雲取山とされているため、雲取山がファンから「聖地」と呼ばれているそうだ。

「雲取山はそんなに簡単に登れる山ではないんです。登山経験者でも、山頂まで往復6、7時間はかかります。初心者では10時間かかることもあるかもしれません。

 しかも、これからの時期は日没時間も早まり、気候も変わりやすいです。風雨や積雪など天気が悪い状況や、昼間との寒暖差が激しい状況では遭難の危険性も高まります」(梨木さん、以下同)

     [中略]

「でも、中にはTシャツに短パンという明らかに登山には場違いな服装の方もいます。ほとんど手ぶらで来たり、サンダル履きの方もいらっしゃって……。

 今後、そのような危機感のない初心者の方が増えるのではないかと心配しているんです」

     [中略]

「余裕を持って、可能なら1泊2日でプランを立てて登山してほしいです。山を登っているときは汗をかきますが、日没後や標高が上がるにつれて気温は下がります。

 着替えや防寒対策が必要ですし、万が一を考えて、チョコなどの軽食や水分も2リットル以上は持っていただきたい」

鴨沢から登山したが、小雲取の登りが地獄のように辛かったことを、20年以上経った今でも憶えている。w

2000年10月12日(木) 雲取山

(山頂にいた時間を除いて)往復6時間だったが、これは登山経験者でも早い方ののスピードだ。

2020.11.05 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |



1週間前に警告があったはずなのに…

登山も自粛

 八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805メートル)近くで25日に遭難し、県警ヘリコプターで救助された都内の自営業男性(36)に一時、新型コロナウイルス感染の疑いが浮上し、陰性との結果が判明するまで2日間、救助に当たった県警山岳遭難救助隊員ら10人前後が自宅待機を余儀なくされたことが27日、分かった。県内の山岳救助でのこうした事例は初めて。

 県警関係者によると、男性は25日、単独で阿弥陀岳に入山。午後1時ごろ、頂上に近い御小屋尾根付近(2500メートル)から滑落し、動けなくなった。男性の119番通報を受けて県警ヘリの他、茅野署員、諏訪地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員が地上から出動。男性は午後4時半ごろ、ヘリで救助された。

 男性は収容先の諏訪市内の病院で左手首骨折の重傷と診断された。その際、CT検査の肺の画像で、新型コロナウイルス感染の疑いが浮上。PCR検査を受けることになった。仮に男性が陽性だった場合、濃厚接触者に該当する可能性があるとして、ヘリに搭乗した県警山岳遭難救助隊員やパイロット、整備士、隊員と松本空港に帰着した後に接した別の隊員ら計10人前後が自宅待機した。

 27日、男性は陰性と判明。自宅待機は解除された。

(4月28日)
遭難男性新型コロナ疑い 県警救助隊員ら一時自宅待機

この遭難男性、こちらの方が指摘しているように…


救助に当たった人たちが2週間活動できず、その間にまた事故が起きたら…

という想像力がないんでしょうね。orz

ハイヒールでおしおき案件だな。w
   ↓   ↓
ハイヒールでおしおきよ!

2020.04.28 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(2) |


新型コロナ・ウイルス感染拡大を防ぐのが第一だが、ふだん登山をしたことのない人が大挙して来ると、いろいろ問題を起こしそうだから?

  • 4月は冬山装備が必要な山もあり、低体温症で最悪死亡・要救助
  • 急な雨で雨具がなく、濡れて低体温症で最悪死亡・要救助
  • スマホのGPS機能を過信しての道迷いで要救助
  • ガレ場で浮石を踏んでコケて捻挫・骨折→要救助
  • 浮石を落とし、下の登山者を負傷・死亡させる
  • 急斜面・岩場・氷雪斜面でコケて滑落→最悪死亡・骨折・捻挫→要救助

悪いことしか思い浮かばない。orz

ちなみに、登山は登りより下りの方が、転んだり、滑落する危険性が高い(落石は同じくらい)。オイラは、登りは速く(危険なガレ場などは除く)、下りはゆっくりを心掛けていた。ふだん登山したことのない人はだいたい逆なので怖い。

2020.04.21 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

服部文祥「栗城くんは登山家として3.5流」につづき、野口健はアルピニストじゃない。w





野口健、グレタdisってメッキハゲちゃったりして…。w

2019.12.13 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

この一連のツイートは的を射ている。







20年前に登山をしていた頃、南高尾山稜で登山道にヘビが出た。ヘビが逃げて行った登山道から外れて、高圧電線の鉄塔の管理用の道に迷い込んでしまい、津久井湖の方に下りて行ってしまった。途中で気がつき、引き返したが、ヘビを避けようと無意識的に登山道から外れてしまったのだと今は考えている。

2019.11.01 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

ネット配信中に富士山頂から滑落した男性であろう遺体が見つかる。

 30日午後、富士山の標高3000m付近で身元不明の男性の遺体を警察の山岳遭難救助隊が発見した。動画配信サービス「ニコニコ生放送」で富士山登山の様子を配信中に滑落した男性とみられ確認を急いでいる。

 おととい、動画を見た人から「富士山から滑落したような動画がアップされていて心配になった」と110番通報があり、警察が捜索していた。(AbemaTV/AbemaNEWS)

10/30(水) 15:29配信
ニコ生の動画配信をしながら富士山から滑落した男性か、静岡県警が遺体を発見

積雪期の富士山について登山家が次のように指摘している。




そもそも登ってはいけない。←そのとおり。

2019.10.30 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

ひさびさにぷぐにゃん師匠のツイート読んだら、こんな事件が起きていた。


ニュースにもなっている。

 富士山山頂付近で28日、インターネットで動画を配信しながら登山していた男性が滑落した恐れがあるとして、山梨県の消防防災ヘリなどが捜索したが発見できず、29日朝から静岡県警の山岳遭難救助隊員約10人が山中を捜索している。

 男性は28日午前、動画配信サービス「ニコニコ生放送」を利用し、「富士山へGO」のタイトルで自らの登山をライブ配信していたが、山頂付近で「滑る」と叫んで落ちる様子が映し出された直後に配信が止まった。動画を見た人が110通報した。

 富士山は16日に雪が積もっているのが上空などから確認され、22日に甲府地方気象台が初冠雪を発表するなど冬山の時期に入っている。男性は動画で「指が冷たい」などと話しており、軽装だった可能性がある。

2019.10.29 13:19
富士山登山を「ニコ生」中継中に滑落か 救助隊が捜索

動画もある(解説付き)。



富士山頂に行くのに、ピッケルを持たず、アイゼンも履いてなかったもよう。そうでなくても、手袋を付けずにスマホで撮影って、凍傷になるぞ。ヘルメットにつけるカメラもそんなに高価ではないぞ。

尾野真千子さんに「山を舐めるな!」と言って欲しい事件だ。


【追加】

この男性は、40代、司法試験の受験準備中だった。昨年、大腸がん(ステージ3Bか)の手術を受けて抗がん剤治療をしていた(抗がん剤の副作用も報告)。富士登山は病気がきっかけで始めたのか? 複数回登頂。開山前の5月にも登頂していた。今回の登山では、アイゼンは履かず、ピッケルの代わりにスキーのストックを持っていた。靴は登山靴かどうかは不明。顔写真もあったが、載せる気にはならない。

2019.10.29 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

山梨県道志村の少女行方不明事件で捜索に当たっていたボランティアの男性がクマに遭遇してケガをしたらしい。

 山梨県警によると、千葉県成田市の小学1年小倉美咲さん(7)が行方不明になっている山梨県道志村で1日昼ごろ、ボランティアで捜索に参加していた東京都練馬区の男性(48)が子グマ2頭に遭遇し、逃げる際に転倒して右手と右足首を骨折するけがをした。

 男性は単独で山に入っていたという。

 一方、警察や消防は1日も約50人態勢で小倉さんを捜索。行方不明になったキャンプ場の小川が合流する道志川の下流のダムを捜したが、手掛かりは見つからなかった。情報は県警大月署(0554・42・0110)まで。

ボランティア、クマ遭遇しけが=小1不明女児の捜索中-山梨・道志村

襲われたのではなく、逃げる際に転倒したらしい。

しかし、同村では事件が起こる前にも女性がクマに襲われる事故が起きていた。

17日午前5時ごろ、山梨県道志村の林道で、東京都の介護施設職員の女性(59)から「散歩中にクマに襲われた」と119番があった。女性は右ほおと太ももにけがを負ったが命に別条はない。

県警大月署によると、女性は自分の別荘に滞在。午前4時半ごろ、散歩していると、林道脇の茂みからクマが現れたという。別荘に戻って通報した。〔共同〕

2012/7/17付
クマに襲われ59歳女性ケガ 山梨・道志村

山に入るときにはクマよけグッズが必要だ。クマよけの鈴を愛用してきたが、人馴れしたクマだと、カプサイシン・スプレーも必要かも…。

2019.10.02 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

山梨県道志村で行方不明の少女を捜索しに来たボランティアが、行方不明になっていたが、発見された。

一方、美咲ちゃんを捜すためボランティアで参加し、遭難していた27歳の男性が、29日朝に発見された。

右腕などを骨折しているが、命に別条はない。

遭難していたボランティア男性発見 命に別条なし

少女の方は、まだ見つかっていない。

これについては、きびしめの記事を書いてしまった。

この人の山のスキルがどの程度なのかわからないけど、ボランティが行方不明になったらダメでしょう。

道志の森キャンプ場が迷惑

しかし、ホンモノの「山男」はもう少し暖かい記事を書いている。


考えてみたら、自分の登山も最初の頃は装備も準備もいいかげんだった。

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2019.09.30 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

山梨県道志村のキャンプ場で7歳の少女が行方不明になっている事件。以下の記事が詳しい。

キャンプ場で不明の小1女児いまだ見つからず5日目 自衛隊も投入し約300人体制で捜索(9月25日)

千葉・成田市の小学1年生・小倉美咲ちゃんが行方不明となったのは9月21日。当時の状況を振り返ってみよう。午後3時すぎにキャンプ場で子どもたちはおやつを食べていた。美咲ちゃん以外の子どもたちは先におやつを食べ終わり、椿沢周辺に遊びに行った。美咲ちゃんは遅れて1人で他の子どもたちを追いかけてT字路を曲がった。ここまでは母親は見ているということだ。その後、美咲ちゃんの行方が分からなくなった。

(上記記事)

今朝のニュースでは、キャンプ場()を出た少女は、他の子どもたちが向かった方向()と逆の方向()に向かったらしい。

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2019.09.28 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |


この子のことじゃん。
  ↓  ↓


ジジイ、ババアなら死んでも(・∀・)イイ!! ってわけじゃないけど、若い人の死は悲しいものだ。

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2019.09.12 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

テレ朝「テレメンタリー2019」で今年3月31日に放送放送された「那須岳雪崩事故の真相」。



2017年3月、栃木県那須岳の雪崩事故で、大田原高校山岳部の生徒7人と教諭1人が亡くなった。県の検証委員会は「自然発生と、人為発生という両方の可能性を否定できない」と結論付けた。真実が明らかにされていないと、強い不満を抱く遺族たち。その日、山岳部員たちはどのルートを、どのように行動していたのか。そして雪崩はどこで発生したのか。関係者の証言、事故現場の画像解析で、雪崩の全容に迫った。

ナレーター:阿部幹雄
制作:北海道テレビ放送

過去の放送

この事故については、当時、けっこうたくさん記事を書いた。

雪崩で高校生等8人死亡
登山に絶対安全はない
雪山登山の三種の神器
シロウト教師の指導で事故る
「職員室の流儀」を山に持ち込んではダメ
生徒が進みたいと言ったから

事件当初から引率教員の雪崩にかんする知識のなさと無責任さに呆れていたが、検証されると、改めてその気持ちが強くなった。

2019.09.05 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

NHKスペシャル「“冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢」が、案の定、クソ番組だった。w


ネットの反応はこんな感じだった。




これらのツイートのまとめ
   ↓   ↓
Nスペ『「“冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢」』が放送/『終始「ネット民(と本人の弱さ)のせい」という論調で、NHKを含めたメディアやスポンサーが無責任にもて囃したりプレッシャーをかけたことには一言も触れないという身勝手な内容だった』と視聴者の感想


こちらは番組を見た人のブログ記事。

 NHKスペシャル「“冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢」を見ました。

 内容を一言でいうと、最終的には自身の死という結末を迎えた栗城氏の活動について
「ネットにおけるアンチの声によって栗城氏が追い込まれて引くに引けなくなった。」
と栗城氏の死はネットのせいだととれるものであった。そしてスポンサーやマスメディアが栗城氏の登山スタイルに影響を与えた可能性については触れなかった。

 ネット文化を記録しているサイトを運営している私は、ネットのせいだと言われてしまうと色々考えてみたくなる。そこでこの番組の内容について考えてみた。

栗城史多氏が追い込まれた原因をネットのせいにしたテレビ番組を見て、このような事象はこれからも発生するんだろうなと思った

こちらは死の直後に書かれたブログ記事。

 今回の死に至る悲運の結末を招いた「単独無酸素・エベレスト南西壁ルート」への挑戦も大手の某インターネットテレビ局で山頂アタックの瞬間が配信されることが決まっていた。だが、これまでも有名登山家から「市民ランナー」と称されていた人が自分の実力を測り切れていないうちに周囲から持ち上げられ続けて「大丈夫だから、君ならばやれるよ」と背中を押されれば、どうなるか――。

 たとえ本人がハッと我に返って「いや、やっぱり難しい」と思っても決して口にすることはできず、これだけ周囲が莫大なカネを集めて壮大な企画を立てて動き始めてしまった以上、後戻りは許されない八方塞の状況になってしまっていたような気がしてならない。個人的には、やはり周囲が「栗城さん推し」を止め、ストップをかけるべきだったと思う。

登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪

マスコミは、さんざん煽っておいて、いざとなったらゼッタイ責任取らないんだよね。w

2019.01.16 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

五頭連峰で行方不明となっていた親子が遺体で発見された。


 新潟県警は29日、同県阿賀野市の五頭連峰で男性とみられる2人の遺体を発見した。県警は、今月5日から同連峰に入り、連絡が取れなくなっていた新潟市北区の渋谷甲哉(こうや)さん(37)と長男で小学1年の空(そら)さん(6)とみて身元確認や死因の特定を進める。

 県警阿賀野署によると、29日午前11時20分ごろ、県警ヘリコプターが、連峰内にあるコクラ沢の斜面(標高580メートル)で、うつぶせで寄り添うように倒れている2遺体を発見。ヘリで収容した。服装などから渋谷さん親子とみられるという。

 同署によると、発見場所は松平山(954メートル)と五頭山(912メートル)をつなぐ尾根沿いの登山道から西へ約1.5キロ離れた場所。尾根を縦走する際に道を誤るとたどり着きやすいという。同署は2人が沢づたいに下山しようとしたが、沢の先にある滝に行く手を阻まれ、力尽きた可能性があるとみている。行方不明時、付近の山々には雪が残り、雪解け水で沢の水量も増していたという。

 渋谷さん親子は5日午後2時ごろ入山。同8時過ぎ「道に迷ったのでビバーク(野営)する」と電話があり、翌6日朝「これから下山する」と再び電話後、行方不明になっていた。

 県警は当初は親子が向かったという情報のあった赤安山(582メートル)を中心に捜索。その後、松平山の登山口で渋谷さんの登山届が見つかったほか、親子の目撃証言もあり、8日以降は捜索の範囲を広げていた。

 また、県警は同署が遭難を認知したのは6日午後6時ごろだったと説明していたが、実際はその9時間近く前に駐在所の警察官が家族から相談を受けており、家族に初動の遅れを謝罪している。

 同署は29日、「捜索に携わってくれた全ての人に感謝する」との家族のコメントを発表した。【井口彩、北村秀徳】

 五頭連峰の登山に詳しい新潟山岳会の阿部信一会長(70)の話 この時期でも斜面には雪が多く残り、登山道から外れて沢に迷い込んでしまったのではないか。周辺には高さのある滝が連続する場所もある。この時期に沢を下るにはロープなど一定の装備や技術がないと初心者では非常に厳しい。

五頭連峰 新潟の親子か、2遺体発見 6日から連絡取れず

この行方不明事件、同じ新潟の女児殺害事件とほぼ同じ時期に発生し、そちらがスピード解決したのに対して、こちらはなかなか見つからなかった。

行方不明となった直後に松平山に登った人(当初は松平山に登ったとは知らされていなかった)が、松平山には尾根が多く、山頂の残雪が登山道を見失わせるので、親子が登って来た道(魚止滝→山葵山→松平山)を見失って、べつの尾根道に迷い込んだのではないか、と書いていた。事実、五頭山への縦走路に迷い込み、さらにコクラ沢に入り、そこから出られなくなってしまったようだ。

道に迷った段階で、無理に下山せず、その場所に留まり、救援を求めれば、こんな惨事にはならなかったであろう。また、「山で迷ったら、下るのではなく、登る」という鉄則を守るべきであった。それは迷探偵コナンも「山頂は一つ!」と言っているようにw、上に登れば尾根を通る登山道に出ることができるからだ。

2018.05.30 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |

栗城史多氏の死亡事故に続き、エベレスト登頂をネタ化するという流れから事故が起きていた。

【5月27日 AFP】質問交流サイト(SNS)「Ask.fm(アスク・エフエム)」は26日、PR活動で行った世界最高峰エベレスト(Mount Everest、標高8848メートル)の頂上に10万ドル(約1100万円)相当の仮想通貨を埋めるとした企画において、シェルパ(ネパール人山岳ガイド)が死亡したと明らかにした。

 この企画をめぐってはAsk.fmがスポンサーを務める登山家4人がエベレスト登頂に挑んだが、ガイドのシェルパが5月中旬に行方不明になったことが発覚し、同社に非難の声が殺到。これを受けてAsk.fmは「わが社の登山隊を支援してくれたシェルパの1人が、下山途中に行方不明になったことが分かった」と認める声明を発表した。

 ネパールの登山ツアー会社「セブン・サミット・トレックス(Seven Summit Treks)」はAFPの取材に対し、登山隊の荷物運搬などを請け負っていたラーマ・バブ・シェルパ(Lama Babu Sherpa)さんが5月14日から行方不明となっており、死亡したものとみられると明らかにした。バブさんのアイゼンとリュックサックは発見されたが、遺体は見つかっていないという。

 ラトビアとウクライナに拠点を置くAsk.fmが支援していた登山家4人はウクライナ人で、「仮想通貨のマニア」だったという。4人は未公開の仮想通貨合計100万コイン分が入ったハードウェア二つを持ってエベレストに入山し、うち3人が登頂に成功。ハードウェアの一つを山頂に埋めた。

 Ask.fmはエベレスト山頂で撮影されたとされる動画をユーチューブ(Youtube)に投稿し、そこには登山隊の1人が「できるものなら取りに来てもいい」と呼び掛ける姿が捉えられていた。

 この登山家はAFPの取材に応じ、バブさんについて「下山の時には私たちの後ろにいた。彼に何があったのかはわからない」と述べた。

 Ask.fmはハードウェアに入っていた100万コインが10万ドルに相当するとしているが、同社は新規仮想通貨公開(ICO)を行っておらず、金額は実際の市場価値に基づいたものではない。(c)AFP

会社PRで1100万円相当の仮想通貨持ちエベレスト入山、ガイド死亡

森山憲一氏のツイートで知った。


このようなことのためにシェルパが行方不明になったことも問題だが、それ以上に、仮想通貨欲しさにエベレスト登頂を目指す(あるいは、その様子をネット中継する)アホが出現する方が問題だ。

エベレスト登頂が完全にネタ化しており、登山家やその関係者にとっては、たいへん迷惑な話だ。

2018.05.28 | 登山 | トラックバック(0) | コメント(0) |