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『Jポップの心象風景』とはちがってコチラは良書の予感。

烏賀陽弘道・著『Jポップとは何か ─巨大化する音楽産業─』(岩波新書、2005年)

1990年代、なぜ日本の音楽産業は急激な成長を遂げたか、という問題に対する著者の答えが書かれている。

CDとプレイヤーによるデジタル化が音楽の消費者を拡大したこと、テレビとのタイアップ(CMとドラマ)がメガヒットの原因であること(←これは誰でもわかると思うが)、みんながみんな自分を表現したいというナルシシズムにもとづく自己表現という社会現象、などがこの急成長の原因である。にもかかわらず、Jポップが世界には通用しないローカルなものである、ということが書いてあります。

某ファンサイトの連中、とくに90年代のJポップしか知らず、「Ayuにはタイアップが少ない」などと嘆いている連中には、ぜひとも読むことを勧めますよ。w

そして、烏賀陽さんの、Jポップが世界には通用しないローカルなものである、という思いが、『Jポップの心象風景』をあのような本にしてしまったのだと思う。かなりムリヤリに日本の伝統とJポップを結び付けているでしょ。Ayu=大力女とか…。それは、洋楽に対して、Jポップなんてローカルじゃん、という烏賀陽さんの気持ちのあらわれなんですよ。w

2007.01.08 | | トラックバック(0) | コメント(0) |