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チベットで暴動が起きたんで、こーゆーイベントをやるそうだ。

  チベット自治区で起きた大規模な騒乱で、中国政府に国際的な非難が高まっているなか、日本国内のインターネット上でも中国を批判する動きが出てきた。ミクシィに「チベットの独立」を呼びかけるコミュニティができたほか、「チベット国旗」をプリントアウトして、中国胡錦濤主席が来日した際に掲げて抗議しよう、というサイトも登場するなど、ネットが「起爆剤」的な働きをしている。

「チベット国旗掲げよう」 ネット発「中国抗議行動」活発化

はっきり言って大きなお世話なんだよなぁ。

チベット亡命政府ですら「チベットの独立」を主張してはいないのに、なんでこんなこと呼びかけるんだか、よーわからん。

つぎの文章は1997年に発表された「中道のアプローチ:チベット問題解決に向けての骨子」の「重要項目」の部分である。

  1. 中央チベット行政府は、チベットの独立を求めることなしに、旧来のチベットの三地域をチベットとする政治的独立体の構築の実現に努める

  2. そのような政治的独立体においては、真の国家地方自治の資格が享受されなければならない

  3. その自治は、民主的なプロセスを経て一般投票で選ばれた議会・行政部により統治されなければならず、独立した司法制度が有されなければならない

  4. 上記の体系が中国政府に合意され次第、チベットは中国からの分離独立を模索する道を断ち、中華人民共和国という枠組みの範囲内に留まるものとする

  5. チベットが平和と非暴力の地域に変わるまでは、中国政府は防衛のために制限範囲内の軍隊をチベットにおくことができるものとする

  6. 中華人民共和国の中央省庁はチベットの国際関係および防衛に関する責任を有するが、宗教・文化、教育、経済、健康、生態・環境保護に関するその他すべての問題はチベット人が責任管理するものとする

  7. 中国政府はチベットにおける人権侵害的政策および中国人のチベット地域流入政策を中止しなければならない

  8. チベット問題の解決に向けて中国政府と真摯に交渉・和解を遂げる主責任は、ダライ・ラマ法王に帰する

中道のアプローチ:チベット問題解決に向けての骨子

チベット人の大多数もホンネとしては独立したいであろう。しかし、現実問題としてそれは不可能である。そこで、自ら「独立」を封印し、あくまでも「自治」を求める運動に限定する。それがチベット亡命政府のとった選択なのだ。

それなのに、外部の人間が「チベットの独立」を呼びかけるとは…。これでは、事を荒立てるだけで、問題の解決にはならないであろう。


まあ、こんなことを書いているオイラ自身も台湾の独立にかんして、同じような振る舞いをしてしまい、台湾の留学生から顰蹙をかったことがある。

1990年代の前半だったと思う。台湾からの留学生と仲良くなり、いっしょに飲んだときのこと。酔った勢いで「台湾は独立しちゃいましょうよ」などと言ってしまった。「それはそのとおりだが、そうできないんだよ」。それが留学生からの言葉だった。

この問題は微妙なのだ。部外者にはわからんだろうが…。ということなんだよなぁ。

えーと、補足しておくと、この留学生は「外省人」ではないので、そーゆー意味での発言ではありません。わかる人だけわかる話。w


もちろん、なんらかの行動はしはければならないのだが、それがチベット人の幸福につながるものでなければ意味がない。ただ騒ぐだけなら、「酔っ払い」となんらかわらない。

2008.03.21 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |