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日本という国は、国民負担率(国民所得に対する租税と社会保障費の合計の比率)が他の先進国と比べて高くないのに、「やらずぼったくり」感が強いのでしょうか。

そこで、先進諸国の国民負担率(A)と国民所得に対する社会保障給付費の比率(B)をあげてみました。



日本の国民負担率は40.1%であるのに対して、スウェーデンは70.7%、フランスは62.2%、ドイツは51.7%、イギリスは48.3%といずれもかなり高いです(アメリカだけは34.5%と低い)。

つぎに、(B)を(A)で割って100をかけてみました。

この数字を大きい順に並べると、ドイツが72.9%で最も高く、ついでスウェーデン:64.9%、フランス:60.6%、イギリス:56.3%と続きます。日本は、アメリカの52.2%よりも低い、48.9%でした。

つまり、ドイツ、スウェーデン、フランスでは支払った額の6割以上が戻ってくるのに(ドイツに至っては7割)、日本は半分も戻ってきません。イギリスやアメリカも半分以上戻ってきているのに…。

もちろん、社会保障費ですから、低所得者に厚く、高所得者には薄いので、所得に比例して「やらずぼったくり」感が生じるわけですが…。

この「やらずぼったくり」感が政府に対する不信になっているわけです。

しかし、逆をいうと、消費税率を上げても、ちゃんと社会保障給付費に使えば、「やらずぼったくり」感は小さくなるわけです。

スウェーデンなどの北欧諸国やドイツ・フランスなどでは国民負担率の高さがかならずしも国民の不満になっていないのはそのためです。

2009.08.02 | 日記らしきもの | トラックバック(0) | コメント(2) |

例の城内vs眞鍋の一件で、「デイリースポーツ」が

 衆院選直前に起こった“ポスター騒動”のドタバタ。何と眞鍋の所属事務所が、城内氏の後援会に対し、事前に使用の承諾をしていた。

 双方の事務所の仲介役を務めた制作会社の代表A氏が、報道各社に騒動の経緯を説明したFAXを送付。それによると、昨年夏に城内氏が眞鍋とホームページ用の対談を行ったことが縁で、今年6月に城内氏の後援会とA氏の間で眞鍋の写真を使用したポスターの作成案が浮上した。A氏が城内氏側と眞鍋の所属事務所幹部B氏の仲介役となり、眞鍋の写真と、その使用許可を得たという。

     (中略)

 デイリースポーツ紙の取材に眞鍋の事務所は「担当者がいないので答えられない」と話すのみ。また仲介役のA氏は、騒動の非は自分にあるとして「私からの説明不足により眞鍋かをりさん側に正確な意図が伝わらず、今回このような事態を招いてしまいました」と説明し謝罪した。

眞鍋かをり写真使用は無断じゃなかった

と株式会社オフィスプロペラ側の主張だけで記事を書いちゃった。w

ところが、その後、眞鍋の所属事務所アヴィラが

(1) 「掲載許可とその写真を入手」とオフィスプロペラ側が主張されていますが、当社はオフィスプロペラ側に対して、ポスターおよびインターネット上での眞鍋かをりの掲載許可は一切しておりません。

(2) 眞鍋かをりの「写真を入手し」に関しては、オフィスプロペラとの通常のイベント業務による写真入手であり、ポスター使用のために写真を貸与したわけではありません。

アヴィラ公式/AVILLA OFFICIAL

と全面否定した。担当者が帰ってきたんでしょうね。wwwww

考えてみたら、仲介役のA氏が「私からの説明不足により眞鍋かをりさん側に正確な意図が伝わらず、今回このような事態を招いてしまいました」と騒動の非は自分にあるとしていること自体がオカシイ。

だって、承諾を受けているんだったら、謝る必要なんてぜんぜんないんだからね。

デイリーの記者はこの辺を見抜けなかったのかな?


リンクがキレてたら…

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2009.08.02 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(2) |

今週のビデオニュース・ドットコム「マル激トーク・オン・ディマンド」は、5金スペシャルなので、無料で視聴できます。

テーマは「自民党の難点・民主党の難点」ということで、マニフェストではわからないこの選挙の本当の争点を、過去の番組映像を交えつつ、独自の視点から徹底討論しています。

マル激トーク・オン・ディマンド 第434回(2009年08月01日)5金スペシャル
自民党の難点・民主党の難点

 5週目の金曜日に特別企画を無料放送でお届けする5金スペシャル。今回は、久々の神保哲生・宮台真司による二人マル激。今日の日本が抱える諸問題を解説したベストセラー『日本の難点』と、民主党の政策を徹底分析した『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』の両著者による、その名も「自民党の難点・民主党の難点」をお送りする。

 7月31日に自民党がマニフェストを発表し、自民・民主の二大政党の政権公約が出揃った。しかし、どんなにマニフェストと睨めっこをしていても、両党の正体は一向に見えてこないと、神保、宮台ともに、両党のマニフェストを一蹴。マニフェストではわからないこの選挙の本当の争点を、過去の番組映像を交えつつ、独自の視点から徹底討論した。

 戦後半世紀に渡り日本の政治権力を独占してきた自民党の力の源泉は、農村を権力の基盤としながら、経済成長を図り、その果実としての富を公共事業を通じて農村に還元させる再配分政治にあった。その再配分政治をより上手く回すために綿密に練られた権力構造が、野中尚人学習院大学法学部教授【2008年09月27日、第391回放送「自民党システムの終焉」】が指摘する、「自民党システム」だった。しかし、それは自民党の権力基盤を内側から瓦解させる時限装置でもあった。日本の工業化を進めた結果、自民党は自らの権力基盤である農村を弱体化させていったからだ。

 伝統的な農村依存型ではもはや権力の維持が困難であることを悟った自民党は、小泉首相の登場によって、これまで自民党システムを支えてきた農村を切り捨て、都市浮動票を獲得することで一時的に新自由主義政党として党を再生させるという、窮余の一策に打って出る。

 その結果、小泉政権誕生以降、自民党は急速に農村の支持基盤を失い、人気をベースとする都市無党派層に支えられた都市型政党に変質した。それを裏付けるデータ分析を提供してくれたのが、森裕城同志社大学法学部教授【2007年08月03日、第331回放送「データから見えてくる『やっぱり自民党は終わっていた』」】だった。そして、森氏の分析は、自民党が失った農村地盤に、そっくりそのまま小沢民主党が収まっている様も明らかにした。

 しかし、小泉改革は格差の拡大という深刻な問題を引き起こし、小泉路線を引き継いだ安倍晋三首相以降の自民党は、従来の支持母体を失った上に、都市無党派層にもそっぽを向かれ、方向性を失ったまま迷走を続けることになる。

 今回のマニフェスト発表会見で麻生首相は、市場原理主義との決別を宣言し、自民党旧来の再配分路線への回帰を打ち出したが、宮台はこの路線には無理があるとの厳しい評価を下す。グローバル化の傷を深く負った今日の日本では、誰が政権についたとしても一定の再配分は不可欠だが、同じ再配分でも「既得権益を温存したままの再配分か、既得権益を引き剥した上での再配分か」が、現在の日本の路線の分かれ目になると宮台は言う。今回の自民党のマニフェストに、既得権益との決別が明示的に打ち出されてないことが、現在の自民党の正体を露わにしているというのだ。

 自民党は保守政党としてのアイデンティティを再構築し、自分たちが保守すべき価値とは何であるかを明確にした上で、党勢の回復を図らない限り、自民党の真の復活は期待できないと、宮台は言う。【2009年07月18日、第432回放送「やっぱり日本にも保守政党が必要だ」、ゲスト:杉田敦(法政大学法学部教授)】

 一方の民主党はオープン、フェアネス、セーフティネット、包摂性などをキーワードに、リベラル政党としてのアイデンティティを固めつつあるかに見える。しかし、その路線や立ち位置が明確に有権者に伝わっているかと言えば、疑問が残る。【2009年03月17日、第413回放送「今あえて民主党の政権構想を再検証する」、ゲスト:飯尾潤(政策研究大学院大学教授)】

 ダイヤモンド・オンラインに寄稿した連載記事【ダイヤモンド・オンライン「民主党政権ができると何がどう変わるのか?」】の中で神保は、民主党が打ち出している子ども手当、公立高校の実質無償化、農業の戸別所得補償、選択的夫婦別姓などを引き合いに出した上で、民主党がリベラルな再配分政党であることは明白であるにもかかわらず、民主党は、恐らく旗幟を鮮明にすることで支持率が下がることを意識して、自らの路線を明確にすることを意図的に避けているように見えると、こちらもまた民主党のマニフェストへの不満を隠さない。

 「マニフェストを単なるきれいごとにしてしまうと、いざ政権をとって本当に改革の痛みが出てきたときに、民主党を支持した人たちがそっぽを向いてしまうリスクが高まる」と神保は指摘する。また、民主党は一定の理念に基づいて再配分を行っているにもかかわらず、子ども手当など目立つ政策だけが一人歩きすることで、これが単なるバラマキとしてしか受け止められないリスクも冒すことになる。

 「民主党は、多少不人気になっても、自分たちの路線がまかせる政治から引き受ける政治への路線転換であり、市民側にその覚悟を求めるものであることを伝える必要がある」と、神保は注文をつける。

 これまで大勢の識者とともに自民党と民主党の政治をさまざまな角度から検証してきた神保・宮台両キャスターが、マニフェストやマスメディア報道からは見えてこない、来る総選挙の真の争点を、徹底的に議論した。



関連番組

マル激トーク・オン・ディマンド 第432回(2009年07月18日)
やっぱり日本にも保守政党が必要だ
ゲスト:杉田敦氏(法政大学法学部教授)

マル激トーク・オン・ディマンド 第413回(2009年03月07日)
今あえて民主党の政権構想を再検証する
ゲスト:飯尾潤氏(政策研究大学院大学教授)

マル激トーク・オン・ディマンド 第391回(2008年09月27日)
自民党システムの終焉
ゲスト:野中尚人氏(学習院大学教授)

マル激トーク・オン・ディマンド 第331回(2007年08月03日)
データから見えてくる「やっぱり自民党は終わっていた」
ゲスト:森 裕城氏(同志社大学法学部准教授)

プレスクラブ (2009年08月01日)
自民党マニフェスト発表会見

プレスクラブ (2009年07月27日)
民主党が衆院選向けマニフェストを発表

プレスクラブ (2009年07月22日)
麻生首相、鳩山代表が総選挙に向けた展望を示す

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