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きっこ姉さんが、なんのつもりだか分からないけど、こんなことをブログに書いていた。

今から250年ほど前の宝暦12年(1762年)、徳川家治が江戸幕府の第10代将軍だった時代だけど、この年、肥前唐津藩の7万石の藩主だった土井利里(どい としさと)は、下総古河藩の7万石の藩主に転封になった。今で言えば、九州の佐賀県&長崎県の担当から、東京の近くの千葉県&茨城県の担当に変わったってワケで、領地の広さは両方とも7万石なんだから、雰囲気的には「栄転」て感じだろう。

だけど、これが、実際には、「栄転」どころの話じゃなかった。領地の広さはおんなじでも、その名の通りに肥よくだった肥前唐津の土地と比べると、下総古河の土地の状況は酷いものだった。痩せた下総古河の土地では、今までみたいな収穫はなく、年貢の徴収量は半分になっちゃったのだ。藩で抱えてる藩士の人数は変わらないのに、収入が半分になっちゃったんだから、これじゃ、やって行けない。それなのに、どうしても「寺社奉行」になりたかった土井利里は、江戸時代のワイロ王としてオナジミの大名、田沼意次(たぬま おきつぐ)に、莫大なワイロを送り続けてた。藩の収入が半分になっちゃったのに、支出は以前よりも多くなっちゃったんだからたまんない。

それで、何とかしなきゃって思った糸井重里‥‥じゃなくて、土井利里は、安永2年(1774年)、上級藩士だった朝倉頼母(あさくら たのも)を家老に抜擢して、藩政の改革を一手に任せたのだ。イメージ的には、係長を一気に部長に昇進させたみたいな感じだから、朝倉頼母はハリキリマクリマクリスティーになっちゃって、「支出の抑制」「藩の秩序の回復」「民意の把握」「農村の復興」と、次々に取り組んだ。そして、その中でも代表的なのが、朝倉頼母が「新法」と名づけた財政改革で、家臣たちに徹底的な倹約を義務づけた厳しい「百カ条」を交付するとともに、家臣たちの借金をぜんぶ藩が肩代わりするっていう「アメとムチの政策」だった。

危険極まりない原発を押しつける代わりに、市町村の借金を棒引きにする。人殺しのための米軍基地を押しつける代わりに、莫大な交付金をバラ撒く‥‥ってワケで、今も昔も民の口を封じるためには「アメとムチの政策」ってのが定番だ。そして、朝倉頼母が家臣たちに与えたもう1つの「アメ」が、お金がなくてもお買い物ができるクレジットカードだった。もちろん、江戸時代にクレジットカード会社なんてなかったから、藩の中に「御買物方役所」って部署を作って、そこを通せば、生活必需品を中心に何でも「ツケ」で買えるようにしたのだ。

まず、家臣1人1人に「通帳」を作って渡しておき、家臣は自分の買いたい物をそこに書き込んでおく。そして、決まった日になると、「御買物方役所」の担当の役人が通帳を集めに来て、全員の通帳を見て、書き込まれてる品物をマトメて買い、それぞれの家臣へ配る。代金のほうは、次のお給料から天引きされるんだけど、何よりもビックル一気飲みなのが、「リボルビング払い」まで導入しちゃってたのだ。

お給料は少ないけど、家族を養わなきゃいけないから、ついつい通帳で買い物をしちゃう。そうすると、お給料日になっても天引きがあるから、タダでさえ少ないお給料が、もっと少なくなっちゃう。そのため、またまた通帳で買い物をしちゃう。まさに、負の連鎖だ。そして、天引きの額がカサんで来ると、今度は支払い方法を「リボルビング払い」に切り替えちゃう。これが続いてくと、数ヶ月で行き詰っちゃう‥‥ってワケで、現代人とおんなじように、250年前の下総古河藩の藩士たちも、次々と「カード破産」ならぬ「通帳破産」をしちゃって、朝倉頼母が考え出した「御買物方役所」のシステムは、わずか4ヶ月で破綻しちゃった。

朝倉頼母が音頭を取って実施した藩政の改革は、「お金がない人たちにもツケで物を買い与える」っていう「問題の先送り」的な政策を導入したために、最初こそ家臣たちには喜ばれたけど、あっと言う間にボロが出ちゃった。そして、これが原因で、藩政の改革自体も、わずか2年で行き詰まっちゃったのだ。有り余ってるお金を家臣たちのために使ったのならともかく、年貢の徴収量が半分になって、藩の財政がガタガタな時に、借金してまで「子ども手当」なんかをバラ撒いたもんだから‥‥じゃなくて、借金してまで「御買物方役所」なんかを導入したもんだから、利用する家臣たちは次々と「通帳破産」して行き、買い物を肩代わりした藩は代金を回収できずにアッチョンブリケーッ!‥‥ってことになっちゃったのだ。

江戸時代のカード破産

いろいろ事実誤認があるんだけど、まず、古河藩(茨城県古河市)はべつに痩せた土地ではない。唐津藩(佐賀県唐津市)7万石が、表の石高とちがって、じつは20万石もあったって話。

つぎは、田沼意次は「江戸時代のワイロ王」ではないってこと。田沼のワイロ話が政敵の松平定信らがでっち上げた話であるのは、大石慎三郎さんらによって明らかにされ、もはや日本近世史では常識となっている。むしろ、幕府が伝統的に採ってきた農本主義に代わり、商業への課税、蝦夷地の開発、俵物による貿易赤字の解消(中国との貿易で金銀が流出していた)など、重商主義的な政策を採った開明的な統治者であった。しかし、経済がぜんぜん理解できないバカ(定信ら)は、田沼の政策をまったく理解できず、ひたすら攻撃した(でも、同じ理由で寛政の改革に失敗するw)。

さて、朝倉頼母の「御買物方役所」って、クレジットカードというよりも、生活協同組合(生協)でしょ。安く協同購入して、その代金を俸禄から引くわけだから…。家臣たちが、このしくみを理解し、まじめに倹約してムダなモノを買わなければ、失敗しなかったと思われ。でも、失敗したのは事実だから、批判されてもしょうがない。

ただ、批判の仕方ってもんがあるよね。「御買物方役所」の本質を理解し、その問題点を明らかにするのと、本質を見誤ったトンデモ批判をするのとは…。

ちなみに、「子ども手当」だって単なるバラマキではない。子どもを産み育てる世代(とくに30代)が、中高年の所得を維持するために、非正規雇用を強いられ、本来もらえるはずの所得を得ていないから、子どもを産み育てられるようにする「所得再分配」が必要だってことだ。

金持ちにも金を渡すのか、などと批判するバカがいるけど、30代の金持ちってどれだけいるんだよ。ほんの一握りだろ。それを把握するために使う金があるんだったら、子どもがいる世帯全体に渡した方が、お金がかからないんだよ。だいたい批判してるヤツが金持ちじゃん。

きっこ姉さんが「子ども手当」に反対なのは、たぶん社民党がお金よりも現物支給(保育所の増設など)が(・∀・)イイ!!と言ってるからだろう。それも一理あると思うけど、現物支給だと、「選択の自由」がなくなってしまう。施設をつくったけど、誰も利用しませんでした。チャンチャン。では済まないんだよね。いま…。

この点では資源配分に市場を利用するんだな。市場原理主義者?(爆)



きっこ姉さんの「子ども手当」批判は社民党的な批判ではなかった。w

‥‥そんなワケで、250年前の下総古河藩とおんなじように、財政が破綻しかかってる現代のニポン藩では、藩主の菅さんと家老の枝野っちが、消費税を2倍、3倍にして、年貢の徴収量を大きくしようとしてる。だけど、現行の年貢にも苦しみながら、収穫の上がらない痩せた土地で必死に生活してる領民たちは、果たして、年貢を引き上げられても大丈夫なんだろうか? 「子ども手当」という「アメ」を与えた一方で、その財源を作るための「増税」という「ムチ」で叩かれる領民たちの中には、子供がいなくて「子ども手当」をもらえない人たちもたくさんいる。つまり、「アメ」をもらえずに「ムチ」で叩かれるだけの人たちが、たくさんいるってワケだ。だから、あたしは、こんなに偏った政策を続けてたら、今以上に多重債務者やカード破産者が続出しちゃうんじゃないだろうか?‥‥なんて心配になって来る今日この頃なのだ。

自分がもらえないから反対なのか?w

ちなみに、オイラも子どもがいないので、「子ども手当」はもらえない。でも、この制度には賛成なのだ。たとえ、それで増税されてもだ。

なぜなら、子どものいない人だって、将来、年をとったら年金をもらう。この年金の原資は、現役世代の社会保険料と税金だ。年金制度が、積立制度ではなく、賦課制度をとっている以上、そうなるのだ。つまり、いまの子どもたちが、オイラやきっこ姉さんの将来の年金の原資を払ってくれるのだ。

そー考えたら、誰も「子ども手当」に反対できないと思うんだけど。想像力がないのかな?(爆)

2010.08.09 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(2) |

表紙につかったこの歌なんだけど…



しんきろうの 真ん中でいつか汗ばむ体を包んで
暑い風が 1人きりのあたしを おいてく…

の部分がこのニュースのせいで

 酒気帯びで乗用車を運転し、コンビニ店に突っ込んだとして、石川県警小松署は7日、森喜朗元首相の長男で、自民党県議の森祐喜容疑者(45)(石川県能美市下ノ江町)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。

 調べに「飲酒運転をして事故を起こした」と供述しているという。

 森容疑者は同日、秘書を通じて県議会議長に辞職願を提出し、受理された。

酒気帯びコンビニ突入容疑、森元首相の長男逮捕

しんきろう森喜朗に聞こえてしまう。(爆)

ちなみに、この長男についての



「ほかにもいろんなウワサ…」って、押○学とか、押尾○とか、○尾学とかとのウワサでしょ。wwwww


リンクがキレてたら…

2010.08.09 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |