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本日(9/22)のNHK土曜ドラマスペシャル「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」の第3回はスゴかった。

負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~ | NHK土曜ドラマスペシャル

今回は、日本国憲法制定後、初の衆議院総選挙が行われ、社会党が第1党になって片山哲内閣が成立。10か月後、片山内閣が倒れて、芦田均内閣が成立。しかし、昭和電工事件が起きて、芦田内閣総辞職。幻の山崎(猛)首班事件を経て、第2次吉田茂内閣が成立。解散総選挙で吉田率いる民主自由党が勝利するところまで。

で、何がスゴかったかというと、昭和電工事件で総辞職を決意した芦田(篠井英介)が、首相官邸の閣議室に入ったら、暗闇の中に吉田(渡辺謙)が座ってる! おいっ、官邸の警備、どうなってるんだよ! そのあと閣議室でお茶漬けいっしょに食うシーンとか、マジありえない。wwwww

あと、幻の山崎首班事件でマッカーサーに会いに行った吉田に、いきなりマッカーサーが拳銃を持たせ、引き金を引いてみろ!って、西部劇かよ。wwwww

派手で無意味な演出は、まるで大河ドラマ「平清盛」みたいだな。(爆)

それに対して、片山哲はまったく出てこず、いきなり「10か月後」って、完璧スルーなんですけど。「傾斜生産方式」はどーでも(・∀・)イイ!!んでしょうかね。w

昭和電工事件は、昭和電工が、復興金融金庫から融資を得るため、政府高官に賄賂を渡した贈収賄事件ってことになってるけど、GHQ内部のG2(参謀第2部)とGS(民政局)の対立が背景にある。G2のウィロビーが、GSのケーディスを失脚させるために、「隠匿退蔵物資事件捜査部」のちの東京地検特捜部に捜査させ、福田赳夫・大野伴睦・西尾末広ら、総辞職後は芦田も逮捕させた。しかし、最終的には一人(来栖赳夫)しか有罪にできなかった。

ドラマだと、ウィロビーは「毒薬」、ケーディスは女好きのアホ、吉田は無関係って感じで描かれたね。でも、実際は、ウィロビーの泊まっているホテルにまでこっそり会いに来ていた吉田をホテルの支配人がしっかり見ていた。w もちろん、そんなカッコ悪い役を渡辺謙に演じさせるわけにはいかないので、省略したんだろ。wwwww

ケーディスは反撃に転じ、民自党の山崎幹事長を首班にしようと画策する。山崎もその気になったんだけど、まわりが説得して議員辞職させちゃう。国会議員でなけりゃ、総理大臣になれないからね。w

これ、このままやったほうが、陰謀謀略の限りを尽くしてる感じなので、吉田vsマッカーサーの茶番西部劇よりスゴイと思うんだけど。wwwww

ところで、第2次吉田内閣での解散を「馴れ合い解散」という。解散には、衆議院の不信任決議を受けての「69条解散」と、天皇の国事行為としての「7条解散」があって、この当時は「7条解散」が認められるかどうかで論争があった。でも、「7条解散」が認められないと、少数与党は何も決められなくなる。しかし、GSが「7条解散」は認められないとゴネる。そこで、しょうがないから、解散したくない野党が不信任決議案を可決して、つまり形の上では「69条」で、解散することになった。

これもオモシロイんだけど、ぜんぜんドラマに出てこないんだよね。

2012.09.23 | ├ TVネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |