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>世の中、連休のようだが、自分は、ドラマ撮影の立会や取材、
>仕事で、全然、連休になっていない。

>2012年10月6日 - 18:27

しがないヤメ検弁護士さん、忙しそうだな。w

ちなみに、取材とはNHKニュースのこの記事についての取材。

遠隔操作ウイルス 想定せずに逮捕か

2012.10.07 | アッチ(木下あゆ美) | トラックバック(0) | コメント(0) |

♪空にそびえる黒鉄ヒロシw

テレ朝「サンデースクランブル」の人気wコーナー「黒鉄ヒロシの浅思蛮考」じゃなくて「千思万考」。w 今日の妄言は「本能寺が世界を変えた!」wwwww

日本の歴史小説家・マンガ家の「信長信仰」は、きわめて篤く、もはや治癒の見込みはありません。まあ、その一人が、くだんの黒鉄ヒロシで、信長が生きていたら、日本は世界の列強の仲間入りをしていた、と言ってた。

信長が先進的なモノの考え方をしていて、本能寺の変が起きて、豊臣秀吉が天下をとったので日本はダメになった、というのが歴史小説家・マンガ家(司馬遼太郎や黒鉄ヒロシ)の評価で、歴史上の信長はそれほど先進的でもなく、太閤検地をやった豊臣秀吉(ホントは石田三成)の方がスゴイ、というのが歴史学者の評価なんだけどね。w

今回の黒鉄発言でいちばん笑えたのが、戦国時代の日本は、金銀を大量に産していて、スゴイ経済力があった!ってところ。たとえば、現在、チリは、銅を大量に産していて、スゴイ経済力がある、なんて言ったら、「はっ?」って言われてしまう。自動車や家電をつくっている日本の方が経済力があるだろ!って…。

これと同じことが当時の東アジアにも言えて、日本の主な輸出品は、日本刀と奴隷。w えっ、奴隷? そう、戦国時代、捕虜は奴隷にされて海外に輸出されていたのですよ。ポルトガルから金の製錬技術が伝わってからは、金・銀がこれに加わった。そして、代わりに、中国から陶器や生糸、木綿、茶を輸入していた。つまり、完全な一次産品輸出国で、付加価値の低い一次産品しか輸出できず、付加価値の高い工業製品は中国から輸入していた。とても世界に誇れることではない。

ついでに書くけど、日本が中国よりも質のよい生糸や木綿を生産するようになったのは、黒鉄ヒロシの大嫌いな「鎖国」の江戸時代です。平和な時代の方が、技術革新が進むんだな。w

あと、鉄砲の保有率が世界一位だと自慢してたけど、現在のアフガニスタンやイラクなど紛争地域では、一般市民も自衛のために銃などを所持するため、銃の保有率が高い。でも、誰も幸せではないでしょ。戦国日本も同じなんですよ。

こんなこと、ちょっと考えれば、誰でも分かると思うんだけど、それをエラそうに言ってしまうのが、「黒鉄ヒロシの浅思蛮考」じゃなくて「千思万考」なのさ。(爆)

2012.10.07 | ├ TVネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |

本日(10/6)のNHK土曜ドラマスペシャル「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」の最終回は、1950年10月の朝鮮戦争への中国義勇軍の参戦から、1967年10月の吉田の死までをあつかっていた。ただし、1951年9月の講和条約と安保条約の調印以降は、ダイジェスト版みたいになっちゃうから、実質、そこまでかな。

負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~ | NHK土曜ドラマスペシャル

講和条約締結のため、アメリカ(実際にはダレスなんだけど)相手にタフな交渉を重ね、最終的には日本の主権回復を勝ち取るってストーリーだね。

吉田が、国務長官顧問だったダレスに「再軍備」の増強を求められ、マッカーサーに泣きついてそれに抵抗する話が出てきた。しかし、不思議なのは、警察予備隊の設立ですでに「再軍備」されているのに、吉田が「再軍備」反対を唱えて対立していたこと。吉田の脳内では、警察予備隊は軍隊じゃないのかな。52年7月の保安隊と保安庁の設立が「再軍備」ってことになっているのか?

ちなみに、太平洋戦争で日本と戦った(この事実を知らない日本人は多いw)オーストラリアが、警察予備隊の設立に驚き、ニュージーランドとともにアメリカに泣きついて、太平洋安全保障条約(ANZUS)を結んだ(調印は51年9月)。じつは、昭和天皇を戦争責任者として処刑することをいちばん主張したのは、ソ連ではなく、オーストラリアだった。しかし、同条約のおかげで、ベトナム戦争に巻き込まれ、かなりの戦死者を出すハメになった。

まあ、結局、日本の「再軍備」を認めたことで、吉田はサンフランシスコ講和条約を締結できたわけなんだけど、この条約は日米安保条約と一体のものだった。で、その安保条約の条文がこれ。

前文
 日本に独自の防衛力が充分にいないことを構築されていないことを認識し、また国連憲章が各国に自衛権を認めていることを認識し、その上で防衛用の暫定措置として、日本はアメリカ軍が日本国内に駐留することを希望している。また、アメリカ合衆国は日本が独自の防衛力を向上させることを期待している。平和条約の効力発行と同時にこの条約も効力を発効することを希望する。

第一条(アメリカ軍駐留権) 日本は国内へのアメリカ軍駐留の権利を与える。駐留アメリカ軍は、極東アジアの安全に寄与するほか、直接の武力侵攻や外国からの教唆などによる日本国内の内乱などに対しても援助を与えることができる。

第二条(第三国軍隊への協力の禁止) アメリカ合衆国の同意を得ない、第三国軍隊の駐留・配備・基地提供・通過などの禁止。

第三条(細目決定) 細目決定は両国間の行政協定による。

第四条(条約の失効) 国際連合の措置または代替されうる別の安全保障措置の効力を生じたと両国政府が認識した場合に失効する。

第五条(批准) 批准後に効力が発効する。

「日本はアメリカ軍が日本国内に駐留することを希望している」。あれっ、アメリカ軍が日本に駐留し続けたいから結んだんじゃないんだ。

「外国からの教唆などによる日本国内の内乱」。ソ連や中国に教唆された日本共産党が内乱を起こしたら、速やかに鎮圧するってことね。

「細目決定は両国間の行政協定による」。丸投げ条約キター!w てか、国会の承認が必要な条約ではなく、政府間で密かに決められる「行政協定(現在の地位協定)」ですべて決めてしまうんだね。

これらに加え、アメリカによる日本の防衛義務が明記されていない、ってこともあるんだが…。

吉田は、この条約の調印にあたり、他の全権委員を欠席させ、唯一同行した池田勇人に対して「この条約はあまり評判がよくない。君の経歴に傷が付くといけないので、私だけが署名する」と言って一人で署名したそうだ。かなり属国的な条文だからね。鳩山一郎や岸信介が改定したがったわけだ。ドラマでは「前文」を白洲次郎が読んでたな。w

当時の日本の置かれた状態を考えたら、こんな属国条文の条約でも結ばざるを得なかったわけだし、それを一人で署名した吉田はかなりカッコいい。その点は、『昭和史』を書いた(つまり左翼のw)藤原彰先生も褒めてたな。

で、このあと、ダイジェスト版で、吉田vs鳩山の対立が描かれてた。「バカヤロー」とか、「水かけ」とか…。w

ドラマだと、鳩山は、ダレスに指嗾(「しそう」と読む)されて、憲法改正を唱ったような描かれ方だった。でも、実際は、《憲法改正→重武装→自主外交》が鳩山路線だったわけだから、アメリカに指嗾されたわけではない。首相になってから、ソ連との平和条約をめざしてたのも、たんに国連加盟のためだけじゃない。むしろ、《憲法護持→軽武装→対米従属》だったのは吉田なんだから。

ちなみに、ソ連との平和条約に反対し、沖縄を返さないぞ!って脅したのがダレス。このとき捏造されたのが「北方領土」問題で、鳩山は「二島返還」で平和条約を結ぼうとしていた。そして、ダレスに指嗾されて騒ぎ、平和条約を結ばせなかったのが吉田学校の連中だった。国後・択捉は(日本が放棄した)南千島に属しておりますって演説してたのは、吉田だったんだが…。

まあ、吉田を持ち上げるために、都合が悪いことは隠すか、別の誰かのせいにするっていうのが、このドラマだったわけだ。オイラも、ドラマの最初の「事実に基づいたフィクションです」ってテロップがなければ、こんなに叩かないのにな。(爆)

2012.10.07 | ├ TVネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |