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エマニュエル・トッド(著)『帝国以後 ―アメリカ・システムの崩壊』(石崎晴巳 訳、藤原書店、2003年)を読んでいる。この本自体は、何にもつくらないで、借金ばかりしているアメリカが、自分の存在意義を示すために、戦争を起こすのはたいへん迷惑、って内容なんだけど、いろいろオモシロイ話が出てくる。

著者のトッドは、歴史人口学者・家族人類学者で、識字率と人口動態は因果関係があって、識字率が上がると、避妊の知識が広まり、合計特殊出生率は下がることを指摘している。これは、国連が進めている「リプロダクティブ・ライツ/ヘルス(性と生殖にかんする権利/健康)」と同じで、識字率を高め、女性が避妊できる環境を整えれば、「人口爆発」に歯止めがかかるって話だ。

で、1990年代に、発展途上国の識字率が急激に上昇し、合計特殊出生率が急激に下がったそうだ。その結果、2030年あたりで全世界のほとんどの人が文字の読み書きができるようになり、2050年で「人口爆発」は止まるのだそうだ。

これはなかなかスバラシイ知らせではないか。「人口爆発」は、南北問題の原因の一つだし、環境問題を考えるうえでも重要な要因だからだ。

2012.12.04 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |

ユーキャンの新語・流行語大賞で、スギちゃんの「ワイルドだろぉ」が年間大賞を獲ったそうだ。

ちなみに、それ以外のトップテンは以下のとおり。

iPS細胞
維新
LCC
終活
第3極
近いうちに・・・
手ぶらで帰らせるわけにはいかない
東京ソラマチ
爆弾低気圧

しかし、「爆弾低気圧」って、4月3~4日に全国で大きな被害が出たんで、有名になったけど、気象学者や山屋の間ではけっこう前から使われていた。映画「岳」(2011年公開)でも、「爆弾低気圧」って台詞があった。

山屋の間では、「二つ目低気圧」とか「二つ玉低気圧」っていう、目が二つある低気圧の方が恐れられてるけどね。これが来ると、天候が急変してめちゃくちゃ荒れるんで…。映画「八甲田山」の元になった八甲田山雪中行軍遭難事件も、当時の天気図には描かれていないが、二つ目あるいは二つ玉低気圧が通過中に起きた可能性があるそうだ。

ちなみに、「爆弾低気圧」は、天気予報では使わない約束なんだそうで、「急速に発達する低気圧」なんて言った場合はこれである可能性が高い。

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