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「誰がやらせたのか。とんでもない。こんな記者会見やらせるべきでない」

  いつもはニコニコしている教育評論家の尾木直樹が珍しく顔を真っ赤にして怒った。体育系2学科の入試中止が決まった大阪市立桜宮高校で、運動部主将を勤めた3年生8人が記者会見して入試中止反対を訴えたのだ。

尾木ママ怒り心頭!「誰がこんなことやらせたんだ」 桜宮高生徒が記者会見

生徒は教師が変わるのをスゴク嫌がる。これは教員をやっていれば、自然と感じることなんだが…。

数年前、未履修問題が起きたとき、オイラは世界史を担当していた。未履修なのが地理だったので、急遽、地理を教えることに…。生徒たちに明日から地理の授業をやると伝えると、生徒たちの反応は意外だった。

理系クラスだったので、それほど熱心に授業を聴いているとは思えなかった生徒たちが、「先生、変わらないんですね。よかった」なんて言い出したからだ。

だから、生徒がこういう行動に出るのは、教師だったら、その行動は否定しても、行動する生徒の心は理解できるはずだ。

名前だけ「普通科」に変えるだけ改革とか、教員の総取り替えとか、体罰をなくすのとはぜんぜん関係ない、学校を混乱させるだけの愚策に生徒も呆れたんだろう。そんな愚策で自分たちの母校が壊されることに耐えられないだけなんだろう。

この学校の部活動は「普通科」も「体育科」も「スポーツ健康学科」もいっしょに行っていたので、「体育科」と「スポーツ健康学科」をなくして「普通科」にすることに何の意味もない。また、体罰教員を他の学校に異動させても、異動先でまた体罰をしたら、何のための異動なのか理解に苦しむ。

これを機に市教育委員会を牛耳ろうと思っている市長にとって、学校の混乱(混乱したら体罰をなくすことなんてできない)なんてどうでもいいことなんだろう。そもそも市長自身が体罰容認派なんだから。

また、テレビでもてはやされて、教師の心を失った教育評論家が、市長の真の意図も考えずに愚策(市長にとっては上策w)を支持し、それを否定する生徒を罵る。もう、末期的状態としか思えない。

ちなみに、オイラは体罰についての考えは、

戸塚宏「(体罰で自殺した)子にも問題があった」

に書いたとおりである。体罰容認派ではないことを明言しておく。

2013.01.23 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(2) |