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初代天皇のことなんだけれど、じつは2人いる。1人目は「始馭天下之天皇」=神武天皇で、もう1人は「御肇國天皇」=崇神天皇だ。

神武天皇に続く8代(欠史八代)は、系譜(帝紀)は存在するが、その事績(旧辞)が記されておらず、神武天皇を含め、後世につくられた天皇と考えられている。よって、実在の可能性のある初代天皇(正確には大王)は崇神天皇だ。彼が生きた時代は、2世紀後半から3世紀初めであり、邪馬台国の後半と重なる。

彼とその子とされる垂仁天皇の名前には特徴があり、「イリ」の文字が入る。崇神は、古事記では「御眞木日子印恵命(みまきいりひこいにえのみこと)」、日本書紀では「御間城彦五十瓊殖天皇(みまきいりびこいにえのすめらみこと)」である。垂仁天皇は、古事記には「伊久米伊理毘古伊佐知命(いくめいりびこいさちのみこと)」、日本書紀には「活目彦五十狭茅尊(いくめいりびこいさちのみこと)」である。したがって、この2代を「イリ王朝」ということもある。

名前というのは、その人物の実在・非実在を考えるうえで、重要な要素である。あとからつくられた天皇の名前は「記紀」が編纂された時代の天皇・皇族の名前が使われていることが多い。「ヤマトネコ(孝霊、孝元、開化)」とか、「タラシヒコ(景行、成務、仲哀)」とかがその例だ。たとえるなら、江戸時代の人なのに、名前が「悠真(ゆうま)」とか「結菜(ゆいな)」になっている!(2013年生まれの男の子・女の子の1位)って感じだ。w

建国記念日(2/11)というのは、(存在しなかった)神武天皇の即位した(とされる)日なので、歴史的には何の根拠もない。しかも、中国で王朝が交代する「辛酉革命」の思想に基づいて創作されたこともわかっている。中国が嫌いなネトウヨは建国記念日を祝っちゃいけないと思うんだよね。アメリカのキリスト教右翼のなかには、ミトラ教徒だったコンスタンティヌス1世(大帝)が、ミトラ教の「冬至=太陽の復活」祭をもとにデッチアゲタという理由で、クリスマスを祝わない連中がいるからね。

2014.02.12 | 日記らしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |