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明日・明後日も雪が降るらしい。関東平野は、北西側に山脈があり、日本海からの湿った空気をブロックするので、冬にめったに雪が降らない。したがって、関東民(とくに都民)は、雪が降ると、興奮したり混乱したりする。そして、それをツイッターやブログで発信する。

こうしたニュースが流れるたびに、雪や寒さに慣れた北国の人から「このぐらいの雪で雪国は驚かない」といったツッコミが入る。これにムカついた関東民(都民)は、このようなツッコミを「北から目線」と呼んで、揶揄しているそうだ。


ところで、放送大学に「古代中世史」という講座があり、古代から中世の歴史を解説しているのだが、院政期から鎌倉末期までを担当しているのが、われらが「あきちゃ教授」こと、本郷和人さんだ。AKB48の「あきちゃ」こと高城亜樹のTO(トップ・ヲタ)であり、昨年の総選挙では300票!も投じたので、「あきちゃ教授」と呼ばれている。ちなみに、放送大学はいちど撮影した講義を数年にわたって放送するので、この講義が撮影されたときは准教授だった。

その講義で、教授は、中世の歴史を見るとき、歴史の担い手や史料の書き手を「上(貴族)・中(武士)・下(庶民)」に分けた方がよい、と説明している。史料の多くが「上」の人びとによって書かれているので、気をつけないと、彼らの差別意識や偏見が歴史に反映される危険性があるというのだ。

その例として、教授が紹介したのが、つぎの文章である。

にげなきもの。下衆(げす)の家に雪の降りたる。また、月のさし入りたるもくちをし。

似つかわしくないもの。身分の低い者の家の屋根に雪が降り積もっていること。また、そんなところに月光が差し込んでいるのも不満だ。

時代的にはかなり前だが、清少納言の「枕草子」である。

清少納言は、雪や月光は、その美しさを理解できる(教養ある)貴族のためにあるのであって、それらが(無教養の)庶民の家に降り積もったり、差し込んだりするのは、似つかわしくなくて不満だ、と言っているのだ。

庶民をバカにしきっている中流貴族の娘=清少納言の文章。「北から目線」を超える、超「上から目線」は強烈すぎる。wwwww


ちなみに、教授は、鎌倉文化の説明をするところで、「博識の者」と言った後で、「僕がそうなんですけど…」と言い、「今の冗談ですよ」と続けた。いちど撮影されたら数年間(しかも年に何度も)放送される放送大学の講義でボケるとは、さすが「あきちゃ教授」、只者ではないな、と思った。(爆)

2014.02.13 | ├ テレビと映画 | トラックバック(0) | コメント(4) |