FC2ブログ
諫早湾干拓問題といえば、国営諫早湾干拓事業で諫早湾を閉め切ったことが、有明海の水産業に悪影響を及ぼしていると、1990年代から問題になっている。佐賀県が開門調査を求め、国と長崎県がそれに反対するという図式だが、佐賀県漁協が開門によらない対策を容認すると表明し、波紋を呼んでいる。

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門問題を巡り、佐賀県有明海漁協がポンプ設置などの条件付きで「非開門」容認への動きを見せたことに対し、これまで「漁業者に寄り添う」として開門を求める意見書を可決してきた県議会には1日、動揺が広がった。一方で、国の開門しない強固な姿勢に、開門によらない対策を求める「現実路線」に理解を示す声も。議会と同じ立場の県は漁協の判断を見守る慎重姿勢を見せている。

「開門せず」に動揺、理解 諫早湾干拓問題

まどちゃんに続き、タヌキちゃんの登場で、長崎県に詳しくなってしまったため、諫早湾干拓問題というのも、けっこう複雑なことを知った。

諫早市は農業が盛んである(干拓地には雲仙市も含まれる)。2013年8月28日放送の「Fまど」で、諫早市のフルーツバス停が紹介されていた。



市内中心部から国道207号を佐賀方面に向かい、小長井地域に入るとフルーツをかたどったバス停があちこちに見えてきます。

地元ではすっかりおなじみとなったこのフルーツバス停。設置のきっかけは、1990年に開催された長崎旅博覧会で、長崎県の玄関口として訪れる人たちの心を和ませるために当時の小長井町が整備したものです。

おとぎの世界の「BUS STOP(バス ストップ)」・フルーツバス停

もう1つ、藤田ニコルがCMをしている“たらみ”。



フルーツの加工品で有名で、本社があるのは長崎市(中里町)なのだが、社名からわかるように西彼杵郡多良見町(現・諫早市)に「多良見青果」として発足した。

株式会社たらみ - フルーツゼリー/デザート

本社社屋はゴルフ場に隣接していて、その向こう側は諫早市だ。そして、フルーツバス停のある小長井地区に小長井工場がある。

諫早市は、農業が盛んにもかかわらず、水源地が少ない。そこで、諫早湾干拓事業が計画された。この事業、農地の拡大以上に、農業用水の確保が重要だったのだ。だから、開門するわけには行かないし、妥協案のポンプ設置(排水能力を10万トンから20万トンに増やす)でも、利用できる農業用水が減るので、農家が反対する可能性がある。

この辺りの事情はなかなかわからないからね。


リンクがキレてたら…

続きを読む

2018.02.02 | ├ 欅坂/日向坂46 | トラックバック(0) | コメント(0) |

安倍政権下でエンゲル係数(図2)が上がり、それを安倍首相が国民が食費にかけられるお金が増えたためと発言したことに批判が集まっている。

政府は、「1世帯当たり年平均1か月間の支出-二人以上の世帯(平成12年~28年)」を発表していて、そこから見る限り、

図1 消費支出(円/1か月)


図2 消費支出のなかで食料が占める割合(%)


図3 世帯人員(人)


図4 食料にかける支出(円/1か月)


安倍首相のいうとおりなんだな。w

消費支出はそれほど増えておらず(図1)、世帯人数は減っている(図3)のに、食料にかける支出は増えている(図4)。それがエンゲル係数が上がった原因のようだ。

2018.02.02 | ├ 経済ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |

東シナ海でのタンカー沈没事故による軽質原油の流出については、

タンカー沈没で日本沿岸に原油

に書いたが、東京海洋大学准教授・勝川俊雄氏にも質問していた。


すると、黒川氏がこのようなツイートをしてくれた。


事故の影響は短期的かつ局所的との指摘である。

今回流出したのは、コンデンセートと呼ばれる揮発性のオイルです。コンデンセートは水よりも軽いために海水表面に浮きます。コンデンセートは重油などと異なり、水中で集積して油膜をつくりらないので、海の表面で拡散しながら、大気に蒸発していくことになります。コンデンセートは希釈されながら、数週間から数ヶ月ほどで分解されます。本州に到着する頃には、蒸発、希釈、分解が進んで、密度は低くなっていることでしょう。海洋微生物・毒物学者である、Louisiana State University のRalph Portier氏は、「今回の事故は、短期的な毒性が最大の関心事となる最初の石油流出(This may be one of the first spills where short-term toxicity is of most concern.)」と述べています。

 ただ、これほど大量のコンデンセートが海洋に放出されたことはないので、その正確な影響については誰も分かりません。希釈されると言っても、コンデンセートが海鳥やプランクトンなどに毒性を持つことは事実ですので、何らかの影響はあるでしょう。ただ、長期的・大規模な影響については、余り心配しなくても良さそうです。

奄美大島沖で過去最悪の石油流出事故 海洋生態系への影響は?

このように専門家(彼の場合、厳密には専門家ではないのだが)がすぐに対応してくれると、オカシナことにならずに済む。そんな黒川氏も日本国内の動きのなさには呆れているようだ。

生態系への影響以上に心配なのが、日本国内の動きの無さです。この事故は世界的な関心事となっています。日本のEEZで起こった事故で、日本への影響が懸念されています。なぜ、国が主導できちんとした現場調査をして、これまでにわかっている情報を整理してプレスリリースしないのでしょうか。Natureの記事でも、事故の影響を評価しているのは、英国と中国の研究グループで、日本のプレゼンスがゼロです。この海域のシミュレーションをできる人間は、日本国内にいくらでもいます。出来ないのではなく、やらないのです。コンデンセートの大規模流出事故は世界で初めてで、専門家も影響を予測し切れていません。日本主導で国際的な調査チームをつくり、そのデータを他国と共有すべきでしょう。

2018.02.02 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |