6月の大阪北部地震を機に、改めて警戒意識が高まる「南海トラフ巨大地震」。今後30年以内の発生確率は70~80%、最大M9.1の地震による激烈な揺れと大津波で死者は最悪32万3千人、経済損失は1410兆円に上るとも試算される。「Xデー」はいつなのか?いま研究者たちが最注目するのが、震源域で起き続けているゆっくりとした岩盤のずれ動き、「スロースリップ」だ。その発生場所が次第に巨大地震の想定震源域に近づきながら、地震の原動力となる「ひずみ」の蓄積を加速させている可能性が見えてきた。“その時”は刻々と迫っていると、科学者たちは緊張感を高めている。
そんな中、国は去年11月、「何らかの異変が生じ、地震発生の可能性が高まったと判断される場合、“臨時情報”という形でいち早く伝える」という新たな方針を発表した。しかし、いつ・どこで・どんな規模の地震が起きるかまでは予測困難だ。明日出されるかもしれない臨時情報を、自治体や住民はどう受け止め、命や社会を守る行動につなげられるのか。番組では、大規模住民アンケートや科学シミュレーションに基づき、研究者とともに検証。私たちひとりひとりの行動が鍵になることが明らかになってきた。
巨大地震をどこまで事前に予測し、減災・防災を実現できるのか。“メガ災害 新時代”の実像を描く。
▼MEGAQUAKE 南海トラフ巨大地震 迫りくる“Xデー"に備えろ
今晩21時00分より #NKH地震誤報番組 MEGAQUAKEを一緒にファクトチェックしよう!
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
番組スタートから慌ててツイートするので、問題点を事前に説明する。
皆さんにお願い: ぜひツイッター上でファクトチェックに付き合ってください。その場合、ハッシュタッグ #NKH地震誤報番組 を使ってください。
誤報#1
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
某番組は「南海トラフ巨大地震」は今後の30年間に発生する確立は8割~9割程度という。でも、全く出鱈目の数字。地震は周期的に繰り返して起きる前提に基づいているが、周期説はダメだともう示された。#NKH地震誤報番組
※ 番組は「70%~80%」と主張。
誤報#2
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
某番組は「予知(prediction)」=例えば3日以内の決定論的ものと「予測(forecasting)」=30年以内の確率的予測の違いを曖昧にして、すべてを「予測」と呼ぶ。ちなみに政府は予知をもう公に諦めた。#NKH地震誤報番組
誤報#3
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
「スロー地震」(ゆっくりしたすべり)についての研究が取り上げられる。純粋学問的研究として面白いが、現時点に「スロー地震」現象を観測して予知も予測も行う確立された手法は皆無だ。でも、番組は大々的に「スロー地震現象は予測の突破口」になる、と嘘つくだろう。#NKH地震誤報番組
いうまでもなく、政府の「確率的地震動予測地図」(通称名: 外れマップ)は2011年東日本大震災も、2016熊本地震も、2018年大阪地震も外れた。である以上、政府は「南海トラフ巨大地震」は迫っているというとき、なぜ信用すべきか? その理由は #思考停止 以外の理由は皆無だ。#NKH地震誤報番組
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
念のために、南海トラフ地方にリスクはないと私は言っていない。ただ、他の地域より危険だと今の科学で正確に言えない。#NKH地震誤報番組
— Robert Geller (@rjgeller) 2018年9月1日
2018.09.02 | ├ TVネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |