FC2ブログ
日本の「自己責任論」の起源は江戸時代までさかのぼるという議論。



この手の議論で違和感を感じるのは、世界史的に見ても、社会保障が、「救貧」から「防貧」に変わったのが1880年代のビスマルクの社会保険で、「自己責任」から「社会全体の問題」になったのが1942年の「ベバリッジ報告」だということ(以下参照)。





江戸時代は、差別が当たり前の身分制社会であり、武士が支配する封建国家なのだから、社会保障がないのがアタリマエ。救恤(困っている人を助けること)は権威主義的・温情主義的に行われたであろうことは想像できる。エリザベス救貧法だって、失業者は「怠け者」だから、働ける者は強制労働させられ、働けない者だけ最低限の生活を保障するというものだった。

「自己責任論」が問題なのは、人々が平等とされる市民社会で、生存権が保障されている福祉国家で、このような議論がなされていること。

2018.11.20 | ├ 歴史ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kitsunekonkon.blog38.fc2.com/tb.php/10206-b0962380