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強制わいせつに問われた乳腺外科医に無罪判決が下った。

 東京都足立区の病院で、手術直後の女性患者の胸をなめたなどとして、準強制わいせつに問われた乳腺外科医(43)に対し、東京地裁(大川隆男裁判長、内山裕史裁判官、上田佳子裁判官)は20日、「事件があったとするには、合理的疑いを差し挟む余地がある」として無罪とする判決を言い渡した。

■ 被害証言は術後せん妄の幻覚体験の可能性

 判決は、被害を訴えるA子さんの証言には迫真性があり、一貫しているとする一方で、母親の証言、他の医師や看護師の証言などを細かく検証。検察側は、病院関係者は口裏合わせをしていて信用できないと主張していたが、裁判所は「大筋において信用できる」と退けた。

 そのうえで、乳房手術は術後せん妄の危険因子であり、手術に使われた麻酔薬や術後の痛みがせん妄の原因になる可能性がある、とする専門医の証言を検討。A子さんにはこの麻酔薬が通常より多く投与される一方、鎮痛剤の投与は少なく、術後に疼痛を訴えていたことから、せん妄状態に陥りやすい状態にあり、それに伴う性的幻覚を体験していた可能性がある、と判断した。

 そして、「A子証言には疑問を差し挟む余地があり、信用性を認めるには、証明力の強い補強証拠が必要」と認定した。

乳腺外科医への無罪判決が意味するもの

A子さんの場合、せん妄による幻視体験だが、昨年末に亡くなった伯母が認知症で幻視があったし、4年前に亡くなった父も認知症状から幻視体験をしている。

伯母の場合、空中にカミ(紙? 髪? 神?)が浮いているので取ってくれと訴えていた。父の場合は、夜中に子どもが来ていた、敷地に不法侵入されたと訴えていた。伯母の場合、実際にカミは存在していないので、幻視だとわかるが、父の場合、その場にオイラがいなかったので、事実なのか幻視なのかわからない。

ただし、夜中に子どもが来るってのはリアルじゃないし、ホラーみたいな話なのに本人がニコニコしながら語っているので、幻視だろうなと判断できた。不法侵入の場合、本人が怒っていたし、かなり詳細に語るので、そこだけ聞いたら事実だと思い込んでしまう。しかし、侵入者たちが、最初に隣の敷地で大声で話していたが、2mくらいあるブロック塀を乗り越えて入ってきたとか、いたはずの侵入者たちが突然いなくなったと主張しているところが、幻視+幻聴ぽかった。

事情聴取をした警察官も、A子さんの話をよく聴けば、幻視だと気づいたであろう。しかし、最初から犯罪だと思い込んでいれば、すべて事実に思えてしまう。で、科捜研がそれに合わせて証拠をつくっちゃうんだから、えん罪はなくならないなと思ってしまう。

幻視体験は、本人たちにはリアルな体験なのだから、厄介である。

2019.02.21 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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