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ライターの松谷創一郎氏がNGT48山口真帆襲撃事件について、第三者委員会の独立性の問題、AKSの人員不足、秋元康の責任、AKSのガバナンスが機能不全を起こしていること、地方における調査報道の限界について論じている。

これらの中で、これは違うかなと思った2点、第三者委員会の独立性とAKSの人員不足について書いてみたい。

(前略) この一件で、いまだに他メンバーの関与疑惑が収まらないのは、そもそもこの第三者委員会の“独立性”(“第三者性”)、つまり信頼性が損なわれているからだ。

 たとえばジャーナリスト・竹内一晴さんの記事では、報告書発表前の段階ですでにこの第三者委員会の“独立性”に対して疑義が呈されていた(「NGT、厚労省、日大にみる第三者委員会の不可解」『東洋経済オンライン』2019年3月5日)。そこでは、日本弁護士連合会の「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」策定の中心的存在であった久保利英明弁護士が、第三者委員会の連絡窓口がAKS社にされていたことに対して「その時点でアウト」と述べているなど、複数の問題が早い段階で指摘されていた。

 報告書の発表後にも、複数の弁護士や団体がその内容を疑問視する声を挙げている。具体的には、芸能人の権利を守るために弁護士によって設立された日本エンターテイナーライツ協会(ERA)や、ヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子弁護士がそうだ。

終わりが見えないNGT48問題──AKS社と第三者委員会が招いた混迷

完全に独立した第三者委員会が報告したらどうなったであろうか。すべてを包み隠さず明らかにしていたら、加害者側とされているメンバーと、被害者メンバーの双方が傷つくことになっただろう。
ファン側の欲求として、誰がファンと「繋がって」いて、誰がそうでないのか、明らかにしろ!というものがある。しかし、「繋がっていた」メンバーの名が明らかになったら、アイドルとしては致命傷で、今後の活動はできなくなる。彼女たちの未来を奪ってしまうわけだから、それはできないだろう。

また、警察の取り調べで、犯人グループとの「繋がり」が証明できず、犯人グループの方にも悪質性が認められなかったわけだから、それをそのまま明らかにしたら、被害者メンバーが「被害妄想」だったとの印象を持たれ、今後の活動が難しくなる。

吉田豪氏の「そもそもすべてを明らかにするなんてできないんですよ!」という発言がこの問題の本質を示している。

 第三者委員会の手続きなど、今回の一件で明らかになったのは、やはりAKS社の運営体制の問題だ。

 それは、多くの不備が見られる第三者委員会の調査報告書からもいくつか確認できる。なかでも、マネジメント体制の人員不足は確実に確認できた。報告書の14ページに詳細があるが、42名のメンバーに対し、6名のマネージャーで対応していることがわかる。

 このなかでメンバーたちの仕事に帯同する現場マネージャーは、各チームの「担当マネージャー」3人のみだと考えられる。これは明らかに少ない。

(同上)

運営側の人手不足は、さしこが出演していたバラエティ番組で、司会者から「ねえ、マネージャーさんどうなの?」と聞かれ、劇場支配人の尾崎充氏が「それはですね…」って答えているのを見て、なんで尾崎さんなんだよ、もともと(とんねるずの)マネージャーだったから?と思ったことからも明らかだ。w

しかし、地下アイドルに比べたら、はるかにマトモなのだ。2012年の「5人解雇事件」でHKT48を「不当」解雇され、さまざまなアイドルグループを渡り歩いたういたん(小森結衣)が吉田豪のネット番組で明らかにしていたが、地下アイドルの世界では、ファンが運営をしているところがあり、そこではお気に入りのメンバーだけ別待遇で自分たちの好きにしている(特別待遇のメンバーもそれを喜んでいない)という、マネジメント以前の事務所が多いのだそうだ。ういたん「こんな事件が起きちゃったからいうけど、AKSはマトモな事務所ですよ。解雇された私が言ってるんだから…」と。

松谷氏は大手芸能事務所と比べて…って論調なんだけど、アイドル業界は大手事務所ばかりじゃないですよ!ということだ。

NGT48の場合、メンバー間の関係がオカシかった。これも吉田豪情報だが、吉田があるメンバー(誰だか見当がついている)から聴いた話として、あるとき、急用で楽屋に戻ってきたら、他のメンバーが彼女を私物をあさり、給与明細を見ていた!というのだ。メンバー間の「格差」を異常に気にする人たちが集まってしまったようなのだ。

この問題は、多かれ少なかれ、どのグループにもあり、HKT48も1期生はとても仲良しだったが、チームHができ、そこに所属できるメンバーとそうでない(研究生)メンバーに分かれたとき、ビミョーな雰囲気になったと、ういたんが語っていた。

第三者委員会が新潟の地域性を問題として「大炎上」したが、吉田によると、新潟にはオートロックのマンションが2棟しかなく、地元出身でないメンバーの家を特定するのも容易なんだそうだ。

これらの要因が今回の事件の背景にあり、AKSだけを責めてもしょうがないのではないかと思える。

2019.05.21 | 48/46グループ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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