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進化論って誤解されていて、「適者生存」は優れた生物が生き残るってことだけど、何が優れているかは環境に依存するんで、いま栄えている生物が将来も栄え続けるとは限らないのだ。

恐竜の「絶滅」を見ればわかるけど、中生代には恐竜が栄えていて、哺乳類や鳥類(恐竜の一種)は傍流だった。おそらく当時の環境が恐竜に有利だったのだろう。しかし、隕石が落下して環境が激変したら、恐竜はそれに対応できずに「絶滅」し(鳥類が残ったから絶滅ではないが)、それまで傍流だった哺乳類や鳥類が栄えるようになった。

ガラパゴス化=かなり特殊な進化も、生物の多様性の一種なので、将来の環境変化への保険みたいなものだと考えた方がよい。

今から40年くらい前に、某国立大学の教養部で伊東光晴氏に経済学を学んだことがある。そこで知った話の一つに、経済合理性と安全保障は一致しないというものがあった。

経済合理性を追求すると、例えばネジは、1社どころか、1工場が独占的に生産した方が効率的だ。しかし、そんなことをして、その工場に爆弾を落とされたら、その国は白旗を上げるしかない。安全保障上は危険極まりないのだ。

当時まだあったソ連では、1つの工場でネジ1個からすべて生産しており、経済合理性からしたら、バカなんじゃないかと思われる。しかし、ソ連は、第二次世界大戦でドイツ軍に攻められ、工業地帯を占領されて、工場をわざわざシベリアに移さねばならなかった。その経験からネジ1個から生産するようになったそうだ。あまりに経済合理性に反していたので、ソ連は崩壊してしまったが…。

平時と戦時という環境変化で、合理性が変わってしまうのだ。

だから、いま繁栄しているモノが将来的にも繁栄するかはまったくわからない。そこで、ガラパゴス化は一種の保険だと思っていた方がよいのだ。

2019.11.06 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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