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大型客船ダイヤモンド・プリンセスで新型コロナウィルス感染が拡大した原因の1つに空調システムがあるようだ。

下図のように、取り入れられた空気は、客室に供給された後、一部がバスルームから排気ダクトを通して排気されるのだが、残りは通路に出て還気ダクトを通して再び供給される。


セントラル方式の空調システムが適用されており,冷房モードはチリングユニットにより冷却された循環水が各空調機室の複数のエアハンドリングユニットへ供給され,空気の冷却・除湿を行う1次ループを形成。さらに調整された空気がエアハンドリングユニット送風機によりダクトを経由して各室へ分配され,その一部が排気,残りが還気される2次ループにより構成されている(図2)。

大型客船の空調システム設計についての紹介 Princess Cruises 三菱グランドシリーズ実施例(PDF)

つぎの記事にわが家の「24時間換気設備」が載っているが、

24時間換気設備

住宅の換気システムでは、居室の給気口から取り入れられた空気は、キッチンや洗面室、トイレ、浴室の排気口からダクトで小屋裏に集められ、ファンによって排出される。これだと、キッチン、洗面室、トイレ、浴室で発生した臭いや湿気が居室に流れないしくみになっている。

ダイヤモンド・プリンセスの場合、客室からバスルームに流れた空気は排気されるが、客室から通路に出た空気は再び客室に戻されるので、ウィルスがこの経路で循環してしまったのかもしれない。
【追加】

エアフィルターで濾しているから大丈夫ではないか?との意見があるが、高性能エアフィルターでも300nm(ナノメートル)未満の粒子は通過してしまう。

「HEPAフィルター」とは、High Efficiency Particulate Air Filterの略で、エアーフィルターとつくように、空気を濾すためのフィルターです。今でこそ、掃除機、空気清浄器にと、家電にも使われていますが、元々半導体製造のクリーンルーム用などで用いられていた高性能フィルターです。並の技術ではできないフィルターです。

当然、厳密な規定があり、日本工業規格、いわゆるJIS規格では、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されています。このため、300nm(0.3μm)以下のモノを網目でトラップすることはできません。

【ウイルス対策に】空気清浄機は有効か?知っておきたい空調家電の基礎知識

では、コロナウィルスはどうなのか? 100~200nmなので、通過してしまうのだ。

③ウィルス
サイズ:100nm以下。マイクロで表すと0.1μm以下です。インフルエンザウィルス、コロナウィルスなど、最小にして、人類最大の敵でもあります。

(同上)



【さらに追加】

エアロゾル感染が疑われているが、エアロゾルの場合、粒子の直径は10nm~1mmと大きさに開きがあるそうだ。小さいものだと、HEPAフィルターを通過できてしまう。

2020.02.18 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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