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「浪漫舞台『走れメロス』~文豪たちの青春~」の脚本・演出を手掛けたモトイキシゲキ(元生茂樹)氏が出演したJAPANアクターズTV。



京都生まれ。学園紛争で入試がなくなった、カラー放送が始まったのが小学4年生のとき、などから1950年度生まれのようだ。

母が浪曲師だった関係で子役として舞台に立ち、大学卒業後に藤山寛美氏の松竹新喜劇に加わり、1970年代後半から80年代に文芸部に所属した。

演出家・脚本家・作家。「探偵ナイトスクープ」の構成作家、朝ドラ「カーネーション」の資料提供、NHK土曜ドラマ「島の先生」(荒井修子原作)のノベライズなど。

プロデュースNOTE代表、株式会社ワンダー代表取締役。


 ※ 市原悦子の死去にともない解散したワンダー・プロダクションを引き継ぎ、設立した。
以下は、2014年公演のミュージカル『ファウスト 〜愛の剣士たち〜』の際のインタビュー

『ファウスト 〜愛の剣士たち〜』演出 モトイキシゲキさん インタビュー

からの引用。

【戯曲家でありたい】

――もともとは舞台の世界をメインにご活躍なのでしょうか?

モトイキ:
子役のころから舞台に立っていまして、大学を卒業したころに藤山寛美さんがいらっしゃった松竹新喜劇にはいって、そこでお芝居をずっとやらせてもらっていました。そこから、テレビドラマや舞台などの脚本や演出を手がけるようになりました。

 テレビの仕事のほうが華々しいヒット作にもいくつかかかわりましたし、数は多いのですが、僕自身は、戯曲家でありたい、と思っていまして、古くは久保田万太郎や菊池寛は戯曲家と名乗っていましたし、「戯曲」という言葉そのものが日本に固有のものですしね。英語における「writer」などのようなひとくくりもものではなく、舞台のために脚本を書くという仕事ですよね。はじめにデビューしたのが舞台だったものですから、その加減で「戯曲家」でありたいと思っています。

【舞台の難しさ】

――手塚原作を舞台化するにあたって、難しかったところはありますか?

モトイキ:
登場人物に感情移入させることが、実は舞台は漫画より難しいんです。漫画なら、絵の魅力でキャラクターを好きになって、すっと感情移入できますが、舞台では生身の人間が出てくるでしょう? 観客にとっては、初めて出てきた役者は、よほど著名な人でない限り、初対面の見知らぬ人物です。感情移入は思いのほか、難しいんですよ。

 そこで、物語で観客が、登場人物に入り込めるようなしかけをしていかなくてはならない。舞台上の物語では登場人物の行動に、何が何でも行動しなくてはならないような動機を課します。たとえば、「何かをしなくては自分の子供が死んでしまう」とか。具体的で、緊急性の高い「枷[かせ]」を意識させることで、観客も当事者意識を持ち、舞台に入っていけます。

 そういう心理的な「枷」を与えることで、観客は登場人物の行動に同情していきます。目的意識は明確に描かないと、なかなか感情移入もできないものです。

2020.09.06 | >48G | トラックバック(0) | コメント(0) |












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