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昨夜(11月29日)、日曜美術館「アニマルアイズ~写真家・宮崎学~」の再放送を録画して見た。

くわしい内容は、こちらの方が記事(↓)にしているので、読んで欲しい。

日曜美術館「アニマルアイズ~写真家・宮崎学~」

とくに、気になった点を3つ。

1.動物の目線になって初めて彼らの世界が見えてくる

「これ[下図左]はイワシの缶詰ですよ。カメラを固定する三脚があるですね。これ[同中央]はね海苔の缶詰の蓋の方。鉛を溶かしてね、ドロッと。二キロくらい。これ[同右]は水道管。水道管を酸素バーナーでねとかしてね。写真は全然変わりますよ」



「生き物達はどういう視点でね日々暮らしてるだったら見えてくるでしょ。人間はね高い所でいつも見ちゃうからね、見える物も見えなくなる。極端な話、ネズミのひげなんかね、めちゃめちゃ長い。あるいは野ウサギも耳よりひげが長いですからね。そういうのこういう撮影で発見できますよね」


これはタヌキを撮影しているからわかる。最初はトレイルカメラを木に縛りつけて高い位置から撮影していたが、それだとタヌキの性別もわからない。かといって、低くし過ぎると、下草がセンサーのジャマをして撮影できなくなる。ちょうどよい高さがあるのだ。
2.環境問題を意識するようになった原因不明の体調不良

「三六災害。昭和26[1951]年。猛烈な豪雨があって土砂崩れがおきた。水害の直後からね。初めて周辺の山に入ったんですよ。あの工事が。それが結果的に相当コンクリートのアクが入ってた。水道がなかったから全部近場で、川とかわき水とか。そういうものだけで生活していた。それで腎臓のろ過装置。そこにどうもいたずらあるかなというのは今思えばね。それはショックですよ。私からも自分の体にあの調子の悪いパーツを抱えてると思うともうそれは絶望的ですよね。もう自分の人生ことを終りだと。その辺から環境問題を意識するようになったですね」

コンクリート構造物から出る塩類、これが原因で腎臓病になってしまった宮崎氏。下でも触れるが、同じことが動植物にも起こっているのだろう。人間が自然に手を加えることが、思わぬ問題を引き起こすことを身をもって示すこととなった。


3.知られざる人間と動物の共生

高速道路の橋の下に鹿たちが群がる。

「人工の構造物をした今の社会では高速道路でしょうね。車社会だから。それを見せようと思ってね。しかも塩カルがどんどん落ちてくでしょ。こんなの何十年たまってるわけです。橋が温度差によってすぐ凍るから。ここだけは大量に撒くわけ。そうするとどんどん落ちる。塩化カルシウムだからすごい量ですよ。高速道路だから」



融雪剤の塩化カルシウムなどが鹿たちのミネラルや塩分の供給源となっていた。

「変わった変わった。日本中の鹿が変わったもんね。高速道路だけでなくて市町村道からね。国道全部あるでしょ。それに全部北海道から九州まで塩カル撒いたから。九州や鹿児島あたりもすごいですよ。それによって鹿は抜群に増えた」


シカが、温暖化で冬に死ななくなり、爆発的に増えたと言われるが、融雪剤もその原因だったとは…。草食動物は、多量のカリウムを体内に取り込むので、塩=ナトリウムやカルシウムを補給しないと死んでしまう。その補給を人間が手助けしていたとは…。


とても興味深いので、ぜひとも再々放送を願いたい。

2020.11.30 | 生き物 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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