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さて、これ(↑)は何でしょうか? 答えは最後に…


1月5日(火)の「セブンルール」は屋久島高校演劇部顧問の上田美和さんだ。

>6.うまく演技出来ないときは現場へ連れていく

うまく演技出来ない=「俳優の仕事」ができない。俳優の仕事とは、平田オリザ[著]『演劇入門』(講談社現代新書、1998年)によると…

  1. 自分のコンテクストの範囲を認識すること。
  2. 目標とするコンテクストの広さの範囲をある程度、明確にすること。
  3. 目標とするコンテクストの広がりに向けて方法論を吟味し、トレーニングを積むこと。
ここでいう「コンテクスト」は、本来の「文脈」という意味よりも広く、一人ひとりの言語と身体の内容、一人ひとりが使う言語と身体の範囲といった意味。

この「コンテクスト」は、フランスの社会学者ブルデューの「ハビトゥス」に近い。

ハビトゥスを一言でいうと、身体に刻み込まれた、行動・知覚・評価の図式。幼少期から、言葉遣い、身のこなし、趣味趣向といった形で家庭の中で植え付けられたハビトゥスは、所属階級の性向が刻印されており、その後の人生の選択に大きな影響を及ぼす。つまり人生のスタート段階から格差の芽が生まれているというのだ。

名著104「ディスタンクシオン」:100分 de 名著

ブリーフどっきり

でも書いたけど、アホやねん(早川聖来)やかっきー(賀喜遥香)は、目標とするコンテクストに自分のコンテクストを摺り寄せるのが上手い。

しかし、すべての人がアホやねんやかっきーのようにはできない。ましてや、演技経験の少ない高校生だ。演劇部員でない生徒も動員されている。

「現場に連れていく」とは、舞台となっている場所に生徒を連れて行き、そこで演技させて、演じなければならない役のコンテクストに自らのコンテクストを寄せさせようとする試みだ。


この番組でいちばん皮肉なのは、「かんざらしに恋して」でうまく演技出来なかったたぬたぬが、「うまく演技出来ないときは現場へ連れていく」を見せられて、コメントしなければならない点だ。

「他者」との遭遇

「かんざらしに恋して」を見た

最後に答え合わせ。いちばん最初の画像は、ドラマ「かんざらしに恋して」で、たぬたぬ演じる舞香が貫地谷しほり演じる瑞樹に「私は瑞樹さんの味方ですよ」と言ったシーンだ。

2021.01.07 | >>>長濱ねる | トラックバック(0) | コメント(0) |












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