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ドラマ「ボーダレス」episode 9 のネタバレあらすじ。


八辻圭(濱岸ひより)にナイフを突きつける篠塚麻耶(ルウト)。「殺すぞ」

八辻芭留(渡邉理佐)は配電盤を見つける。目をつぶる圭。



圭「消せ!」

真っ暗になる。
麻耶はナイフを構えるが、圭が落としたのコップの音に気を取られる。圭は、外套を麻耶に被せ、掛け声とともにナイフを蹴り落とす。外套を取った麻耶の喉に手刀、顔面に一撃を加える。スタンガンを構える麻耶に「こっちだよ!」と叫び、スタンガンを掻い潜り、体を回転させながら、かかと落としで仕留めた。

圭「お姉ちゃん!」

芭留が照明を点けると、圭は麻耶に馬乗りになって拳を構えていた。麻耶が完全に失神していることを確認して「楽勝!」



芭留と圭が麻耶を縛り上げ、片山希莉(齋藤京子)がナイフとスタンガンを拾う。森奈緒(森田ひかる)は、麻耶の本を持ち、麻耶を見つめる。

希莉「感情移入しちゃダメだよ。それがどんな物語だったとしても、この人が犯したことはけっして許されない。こんなにも人を傷つけたんだから…」

麻耶に刺された市原琴音(小林由依)が意識を取り戻し、「叶音… ごめんね」と言う。首を振る叶音(早川聖来)。再び意識を失う琴音。

叶音「お姉ちゃん…お姉ちゃん、しっかりして! お姉ちゃん!」芭留「琴音さん!」


中島和志(押田岳)は、ストレッチャーで運ばれているとき、意識を取り戻した。見ると、救急車に琴音が運ばれ、叶音と父・静男(宮川一朗太)が乗り込んだ。



和志も乗り込もうとするが、救急隊員に止められてしまう。


パトカーに乗った芭留と圭に刑事が話しかける。「君が犯人を捕まえたんだってね」

圭「はい」



詳しく話を聴きたいと言う刑事に、芭留が犯人に連れ去れた父・孝蔵(濱津隆之)の安否を尋ねた。刑事は、孝蔵の車種を尋ね、車ごと林に突っ込んだ全身打撲の男性について話し始めた。「父は生きているんですか?」と言う芭留に、刑事は「大丈夫。意識はまだ戻らないけれど、一命はとりとめているよ」と教えてくれた。


救急車が出発し、続いて麻耶の身柄が覆面パトカーに乗せられた。それを見送る奈緒と希莉。奈緒の手には麻耶の持っていた本が…


病院を訪ねた奈緒と希莉。エントランスのテレビが麻耶の逮捕を報じる。


病室の前の長椅子に座った叶音と和志。

叶音「お姉ちゃんが刺されたのは私のせいなんです。私を庇って犯人に…」

病室ではベッドで眠る琴音を静男が見つめていた。

和志「叶音ちゃんのせいじゃないよ。琴音はきっと自分のしたことを後悔してないと思う」

叶音「私、お姉ちゃんが羨ましかったんです」



叶音「キモチ…勝手にため込んで誰にも言えないで逃げて… お姉ちゃんのせいにしてただけ。お姉ちゃんがどんなに受験で苦しんだのか… どんな思いで東京から戻って来たのか… 頭ではわかっていたはずなのに…」

和志「叶音ちゃんはこれからどうしたい? 琴音の目が覚めたら、なんて伝えたい?」

静男「琴音が目を覚ましたよ」


病室に急ぐ芭留と圭。孝蔵は病室のベッドで入ってきた二人の名を呼んだ。

孝蔵は圭が犯人を倒したことを知っていた。お父さんから教わった技だという圭。私が熱を出したときも助けてくれたと芭留。お姉ちゃんがいたから森の中を歩いても怖くなかったと圭。

孝蔵「二人ともよくやったな」

しかし、孝蔵は元気がなかった。



圭が事故にあったとき、二人に不安な思いはさせないと誓った、と孝蔵は語った。しかし、道場を潰し、山籠もりして、そのうえ二人を守れなかったと悔いた。自分は父親としても人間としても弱いと言う。

芭留「お父さん」圭「そうやって自分のこと責めないでよ。目が見えなくなったのお父さんのせいじゃないから。私はお父さんの娘だから強いんだよ」

空手道の心得を唱える二人。頷く孝蔵。

芭留「ぜんぶお父さんから教わった。お父さん、圭はもう前を向いてるよ。圭も私もお父さんに自慢の娘だと思って欲しい。娘を強く育てたのは俺だって…胸を張って言って欲しいんだよ」

孝蔵の手を握る圭。

圭「お姉ちゃんがね、私の目になるって言ってくれた。でも、私はそれも“卒業”したいと思ってる。私は私の人生を生きたい。だから、お父さんにはお父さんの人生を、お姉ちゃんにはお姉ちゃんの人生を生きて欲しい」



泣きながら頷く孝蔵。「前を… 向かないとな」


手を繋いで廊下をあるく芭留と圭

芭留「“お姉ちゃんにはお姉ちゃんの人生を生きて欲しい” それはそれで寂しいかな」

圭「どうして?」

芭留「圭の手を握ることは私の生きがいだったから… でも、圭、カッコいいと思った。頼ってるのは私の方だったのかもって… ありがとう」

圭「うん」

見ると、奈緒と希莉が歩いて来た。お辞儀をする二人。


病院の庭のベンチに座る4人。奈緒と希莉は助けてもらったことを感謝した。

いろいろ話を聞かせて欲しいという希莉。自分の書いている小説の主人公と二人が似ているので、ぜひ取材させて欲しいと頼んだ。快諾する芭留。そんなに似ているのかと尋ねる。

でも二人の方がずっと素敵だと希莉。二人から強さを感じたと… 犯人をやっつけたのがすごかったと奈緒。

圭は不思議だと言う。琴音と叶音が自分たちが見ていたドラマとそっくりだと…


意識を取り戻した琴音に叶音が言った。「お姉ちゃん、話したいことある」

琴音「和志のこと? ごめん…電話してるの聞いちゃった。叶音の気持ち、やっとわかった。叶音、本当に苦しかったんだなって… ごめん」

叶音「ちがう。謝らないで… 言いたいこと…そうじゃない。なんであのとき刺されに行くようなことしたの? 死ぬかも知れなかったんだよ」

琴音「そうだね。でも、死んでもいいって思ってたから…」

叶音「何それ」

琴音「誤解しないでね。べつに自分の命を軽く見てたとかじゃない。あのとき思ったの。どう生きるかとどう死ぬかは、たぶん一緒なんだって… 自分の命をどう使うかって意味では… 一緒なんだよ」



琴音「犯人に叶音が捕まって、そしたら、自然と体が動いてた。ここで命、使わなきゃって… とっさにね」

叶音「なんで… なんでそうなるの? 言ったじゃん。バンド始めたのも、東京に行きたいのも、ぜんぶ私の意思なの。お姉ちゃん、関係ないの。だったらお姉ちゃんだけが私のために命使うのおかしいじゃん」

琴音「声、大きいよ」 叶音「おかしいよ… おかしいって…」 琴音「しょうがないじゃん。そういうふうに体が動いちゃったんだから… 家族だから…」

琴音「でも、今は、もう少し時間かけて、自分の人生、探してみようって思ってるよ。だから、叶音は叶音の道を迷わず進みなよ」

叶音「私の気持ちは変わらない。東京で絶対成功する。プロのミュージシャンになって独り立ちする」

琴音「うん」

叶音「でも、ホントはこの街も嫌いじゃない」



叶音「お父さんも、今の家も、ピアノも、お姉ちゃんも。だから、これからも応援して欲しいし、お姉ちゃんにもがんばって欲しい」

琴音は、スマホを取り出し、ピアノソフトで鍵盤を叩く。

琴音「この曲、憶えてる?」叶音「うん」

連弾する二人。部屋の外で涙を流す静男と和志。


病院の帰り、奈緒は希莉に話す。「希莉の言ってたとおりだね。前に言ってたでしょ。みんなそれぞれ誰かが書いた物語の主役で、それぞれの世界はパラレルワールドみたいに存在してるかもって…」

芭留も圭も、琴音も叶音も、それぞれの物語の中で生きている。希莉の視点は本当かも。

それぞれの物語はどこかで繋がっていると希莉は付け加えた。私たちの生きている平凡な世界も別の世界と境界もなく隣り合わせなんだと…

車が停まり、窓が開き、松宮寛子(国生さゆり)が顔を出した。あなたたちにお礼を言おうと思っていたと言う。犯人逮捕に協力してくれた人たちが病院に来ていると聞き、お礼に来たのだと…。

犯人逮捕で終わりにしたい寛子に希莉は腑に落ちないことがあると言う。



なぜ、篠塚麻耶は遺体を身元不明にしたいと思ったのか、最初は捜査をかく乱するためだと思った。彼女は遠くに逃げれば良いのに、わざわざドミナンで事件を起こした。潜伏していたホテルに松宮重信(手塚とおる)の衣服と血のついたナイフが隠されていた。なぜ時間があったのに、処分しなかったのか?

帰ろうとする寛子に奈緒は麻耶の持っていた本を差し出した。優樹に渡して欲しいと言う。



寛子は受け取った。

車中で秘書の宮部真知(陽月華)が寛子に言った。「副社長、明日の取締役会ですが…」寛子「わかってる」真知「長い間お疲れ様でした。松宮製薬は私にお任せください」嗤う真知。本を開く寛子。


寛子との話の続きを尋ねる奈緒に、希莉は麻耶は逮捕される覚悟だったと語る。「もしかしたら、誰かを庇っているのかもって…」


松宮製薬本社の地下室に松宮結樹(遠藤さくら)は隠されていた。閉じ込めたことを詫び、抱きつく寛子。「もう大丈夫だから… ずっといっしょだから…」無表情な結樹。

寛子は結樹に麻耶の持っていた本を渡す。


「あなたは生きないと…」



屋敷の門前であの本を持ち、誰かを待つ結樹。だが、現れたのは…

重信だった。優樹の誕生を祝って大勢の人が来ていると言う。優樹を連れて行こうとする。しかし…

来ようとしない結樹に、重信はあの女を待っているのか?と尋ねた。頷く結樹に掴みかかる重信。「この4年間、何のためにお前とヤツを離してきたと思ってるんだ。俺の気持ちをふいにする気なのか? いいかげんにしろ!」

結樹は、重信に張り倒され、なぜわからない、こんなに愛しているのにと言われる。

結樹「お父様は、心の底から、私を愛しているのですか」

当然だと言う重信に結樹はウソだと言う。

結樹が落とした本を開き、「愛してる」と書いた麻耶の字を見つけた重信は、何だこれは? ふざけるな!と本を踏みつけた。

すがりつく結樹に「なんだその顔は…」と激昂し、結樹を押し倒す。「なんだその顔は…」

重信は倒れる。優樹の手に石が握られていた。倒れた重信の頭を何度も石で殴りつける。



飛び散った血潮が本についた。

寛子と真知が駆けつけたとき、重信はすでにこと切れており、放心した結樹は座り込んでいた。優樹を連れ帰る二人。


代用監獄で回想する麻耶。

屋敷の前で重信の遺体と本を見つける。

麻耶は、閉鎖された市民プールの脱衣室で重信の顔を潰し、絶叫する。


「愛してる」と書かれたページを見ながら涙を流す結樹。



本を抱きしめる。


屋敷の門前に立つ奈緒と希莉。

奈緒「麻耶さんも結樹さんも、それぞれの物語の主人公なら、それってなんか可哀想」

希莉「どうして?」

奈緒「だって、悲しい話の主人公なんて嫌じゃない」

希莉「悲しい物語かどうかなんてわからないよ」



希莉「だってまだ途中だから… 何か困ったことがあったり、こないだの事件みたいなことが起きたとき、こう考えるようにしてるの。これはまだ物語の途中なんだって… そう思うと、これを乗り越えたら、きっと次は感動的なシーンが来るんだって思えるでしょ。私が作者だったら絶対そう書く」

奈緒「がんばってもうまく行かなかったら」希莉「そのときは、思ったより長編なんだな… 上下巻くらいの話なんだなって思うことにする」奈緒「読むのたいへんそう」希莉「自分が主人公なんだから、自分がいちばん楽しまなきゃ。きっとまだ先があるんだよ。彼女たちの物語も… 私たちの物語も…」奈緒「うん」

奈緒《私が主人公になれる日なんて来ない。主人公になれるのは物語の中でも一人か二人。わたしなんてただの脇役だ。そう思っていた。でも、それは違う。私は、私たちは、みんなそれぞれが境目のない無数の物語の中に生まれた主人公だ。だから…》

奈緒は屋敷の前で抱き合う麻耶と結樹の幻を見ていた。



希莉「どうしたの?」奈緒「ううん」

奈緒《だから、前を向いて先に進もう。物語は続いて行く》



【原作との違い】

1.照明を消し、警察に連絡したのは緑梨

ドラマでは緑梨がいないので、照明を消したのは芭留で、警察に連絡したのは不明。

2.エコーで犯人の位置を確認

ドラマでは明らかにされていないが、原作では誰かが叫び、圭は、その声で犯人の位置を認識し、技を繰り出した。コウモリかよw

3.奈緒と希莉の病院訪問

ドラマでは事件の翌日くらいに訪問したようだが、原作では3日後に訪問している。目的は琴音の見舞い。そこで琴音から孝蔵も入院していることを知る。叶音が案内して孝蔵の病室に行くと、病室から出てきた芭留と圭に会い、助けてもらったお礼を言う。

4.琴音と叶音の会話

原作では、今までの態度を一方的に叶音が詫びる。琴音の話は原作も同じ。叶音は、原作ではほとんど話をしないで、泣いている。和志が好きなことも、東京に行くことも、ドラマ・オリジナルだから。

この会話は、奈緒と希莉が訪ねてくる前の話である。

5.芭留と圭と孝蔵の会話

これは原作と同じ(ただし、空手道の心得はなしw)で、叶音が奈緒と希莉を連れて行く直前の話である。

6.優樹による重信殺しと麻耶による隠蔽

これはすべてドラマ・オリジナル。重信(原作では重文)は殺されておらず、麻耶は殺人未遂で懲役7年となる。優樹は重信と母によってカナダに連れて行かれる。重信(重文)は、殺害されないが、麻耶の証言から悪事が露見し、社会的信用を失い、松宮製薬はコマーシャルを流せなくなる。

原作に出てくる隣町の殺人事件は本件とは何の関係もなかった。


検死すれば、生前の傷と死後につけられた傷の違いはすぐにわかってしまう。だから、麻耶のウソはバレて、結樹は逮捕されてしまうだろう。ドラマの脚本としてはアレだなw

喫茶店ドミナン襲撃も、原作では麻耶の完全なる勘違いだが、ドラマでは優樹の重信殺しを隠蔽するためと理由づけられているが、だとしたら、関係ない叶音を殺そうとしたのも不自然だ。

寛子と真知が重信の遺体と結樹の本を門前に置きっぱなしにするのも不自然。麻耶が運んで隠蔽してくれるって保障はないんだから…。

…というわけで、ここに来て、ドラマ・オリジナル部分の粗が見えてきたって感じ。

2021.05.03 | >>ドラマ「ボーダレス」 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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