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ドラマ「ボーダレス」episode 10 のネタバレあらすじ。


児童養護施設「虹の丘」に郵便配達が来る。子どもたちが遊ぶ中、チサト(清水香帆)はひとりパラパラマンガに興じている。郵便配達員に気づいた彼女は郵便物を預かった。



彼女が建物に入ると、男の子に人のものを盗ってはいけないと優しく諭す女性。松宮寛子(国生さゆり)であった。

チサトが郵便物を渡した女性。それは松宮結樹(遠藤さくら)だった。
結樹《あれからどれだけ経ったのでしょう。あなたから届く愛の便りを私はとても待ち遠しい。私にできること。それはあなたがくれた時間を大切に生き、私の愛を一途に返すこと。ただそれだけ》

夜、篠塚麻耶(ルウト)からの手紙を読み、返事を書こうとした結樹。そのとき…

一人の若者が訪ねてきた。調理師のイガワ(遊屋慎太郎)と男性は名乗った。優樹が彼を調理場と部屋に案内しようとしたとき、イガワは教室に置かれた鳥かごに気づいた。優樹は、ケガをした鳥を飛べるようになるまで飼っていると答えた。


父・重信の頭を石でめった打ちにする結樹。しかし、死んだはずの重信は、突然、目を見開き、結樹を見た。汗だくで目覚める結樹。



結樹《それと、私はあなたと再会するその時まで、決して幸せになってはいけない》


みんなが美味しそうに食べる笑顔が見たいから、リクエストがあったらどんどん言ってと言うイガワ。子どもたちは手を挙げて食べたいものを言う。



子どもたちを学校に送り出す結樹とイガワ。子どもとの接し方が上手だと言う結樹に、イガワは、兄弟が多く、両親が共働きだったんで、自分が面倒を看ていたと答えた。

チサトは不登校で本を読んでいた。そのことを気にするイガワ。優樹は、チサトが人となじめず、言葉が出なくなってしまったと答える。

結樹《私はチサトの声を取り戻したい。そして、もっと世界を知って欲しい。あなたが私にしてくれたように》


結樹が調理場を通ると、イガワがチサトといっしょにいた。イガワはチサトに手伝ってもらおうと思っていると答えた。

イガワはチサトに包丁の使い方を教えて切ってごらんと言った。優樹はチサトがやりたいと言ったのかと尋ねたが、イガワはちがうと答えた。

汁物ができると、イガワはチサトに味見をさせた。



味見してにっこりと笑うチサト。


子どもたちが帰って来た。チサトが料理を手伝っているのを見て、チサトがつくった食べ物なんて食べたくないと言う。イガワはチサトにアイツら見返してやろうというが、チサトは出て行ってしまう。

鳥の世話をする結樹にイガワはチサトは大丈夫かと尋ねる。気にしないでくださいという結樹にイガワは詫びた。「本もいいけど、今いる世界も楽しいんだぞってチサトに思ってほしくて」というイガワ。イガワを見つめる結樹。変なこと言いましたというイガワに結樹はいいえと答えた。

結樹「良かったら、またチサトに教えてあげてください。料理しているときチサト、嬉しそうでした。チサトのあんな顔、見たことなかったから」

結樹「あの子、私と似てるんです。私も昔は本ばかり読んでいました。物語の世界に入るのが好きで… 」

イガワ「そうなんですか?」

結樹「イガワさん、さっき言ってた、今いる世界も楽しいんだぞって、そう思います。私もチサトに教えてあげたい」

イガワは鳥の名前を尋ねた。子どもたちは「ピースケ」と呼んでいると結樹。ピースケも傷が治ったら空に返すのかとイガワ。子どもたちは嫌がるけれどと結樹。

イガワ「じゃあ、競争ですね、チサトとピースケどっちが先か?」



ピースケが鳴き、イガワ「俺の方が早いぞってか」


『初恋』と指輪を見ながら、自分の唇に触れる結樹。


子どもたちと遊ぶ結樹。見ると、郵便配達員が来るのが見えた。しかし、通り過ぎてしまう。


調理室でチサトに料理を手伝わせるイガワ。覗き込んだ結樹に優しく微笑む。


麻耶に手紙を書く結樹。


子どもたちと遊ぶ結樹。写真を撮るイガワ。


郵便配達員が来るのを待つ結樹。しかし、配達員は来なかった。


結樹の誕生日を祝う子どもたち。チサトがつくったオムライスを食べる子どもたち。涙を流し、部屋を出て行く結樹。後を追うイガワ。気遣うイガワに笑えないと答える結樹。

結樹「ずっと一人で、柵に閉じ込められてたあのときに、私だけ戻されたみたいな」

結樹のことを寛子から聞いたというイガワ。今が幸せならいいではないと言い、笑う結樹の写真を見せる。笑顔が素敵だからつい撮ってしまったと言う。

イガワ「俺、結樹さんの笑顔、好きですよ。好きです」

結樹を抱くイガワ。



結樹《ダメ!》


結樹は、なぜ自分の代わりに麻耶がつみにとわれなければならないのかと、寛子に詰め寄った。警察に行こうとする結樹を必死に止める寛子。「あの方が望んだのよ」と寛子。「あの方に会わせて」と叫ぶ結樹。


結樹《いけない! 好きになっては… 幸せになってはいけない》


また、通り過ぎる郵便配達員。

教室に行くと、コウスケが何かに絵を描いていた。園長先生の部屋にあったというコウスケ。それは法律事務所の封筒だった。中に入っていた書類、それは結樹との文通をしないという麻耶の誓約書だった。

結樹「お母さまだったんですね。どうしてですか? おっしゃってください」

寛子「そうよ。私が麻耶さんに頼んだの。この書類に書いてあるとおり、もう手紙のやり取りはやめて欲しいって」

結樹「なんで」

寛子「あなたのために」



違うと叫ぶ結樹。自分はもう子どもではない。自分のことは自分で決めると…

謝る寛子。しかし、もう見てられない。何年も待って、結樹の病気もどうなるかわからない。麻耶には感謝しているが、結樹の心を自由にしてあげたいと…。涙を流す結樹。それを廊下で聴いてしまうイガワ。


麻耶と面会するため刑務所を訪れた結樹。しかし、面会室に入ってきたのは刑務官だった。麻耶に会うことはできないと言う刑務官。本人が面会を拒否しているからだと言う。

刑務所の高い塀を見上げる結樹。


郵便配達人は通りすぎて行く。

「いつまで待つつもりですか?」イガワだった。「もう忘れませんか? 苦しいだけですよ。君は笑顔の方がよく似合う。その人じゃ、君を幸せにできないんじゃないのかな。俺じゃダメかな。俺は君にそんな顔はさせない。笑顔にして見せる」

結樹「ホントに?」

イガワ「はい」

結樹「私は普通じゃない。あの方が刑務所にいるのは、私のせい。私の代わりに罪を…」

結樹「私が殺したんです。私が自分の父親を殺したんです」

呆然とするイガワ

結樹「それでも愛してくれますか?」



荷物をまとめて出て行くイガワ。一人見送る結樹。


郵便配達人が郵便物をチサトに手渡す。宛名を見て結樹の下に手紙を届けるチサト。麻耶からの手紙だった。

〈結樹、あなたのお母さまの気持ちを聞きました。もう結樹のことは忘れて欲しい。そんなこと、とても受け入れられることじゃない。だけど、ごめんなさい。私も以前から同じことを思っていました。あなたからの手紙を読んでいくうちに、子どもたちに囲まれ、笑顔で過ごすあなたの姿が思い浮かんだのです。子どもたちといっしょに食事をするあなた。子どもたちを元気に学校に送り出すあなた。そして、チサトちゃんの心に寄り添っていくあなた。そのどれもが優しさに溢れている。そのどれもが幸せに溢れている。結樹、そこにある幸せを知って、そこにある幸せを感じて、あなたは幸せになっていいの。それが私の願いです。手紙を書くのはこれが最後になります。返事は送らないでください。今までありがとう。さようなら〉



結樹《あなたの声が聴きたい。あなたの肌に触れたい。あなたと吐息を感じたい。ただ、それだけの願いだったのに…》

倒れる結樹。


病院に運ばれる結樹。『初恋』が部屋に残されたまま。


病院のベッドで上半身を起こしたまま休む結樹。寛子がコップに水を入れてきたが、飲まない。

チサトが訪ねてきた。どうやって来たのかという寛子の問いに答えず、ボトルを結樹に差し出す。蓋のコップに液体を注ぐ。「先生につくって来てくれたの?」頷くチサト。優樹はそれを口にした。

結樹「美味しい。ありがとう」

チサト「し… しな… せ… せ… い… せ… せん…せ…い…」

結樹「なに?」

チサト「し…な…な…い…で…」

結樹「ありがとう」



チサトを抱きしめる結樹。

結樹「大丈夫だよ。心配させてごめんね」


園庭で鳥を放つ結樹と子どもたち。チサトも寛子もピースケを見送る。


子どもたちを学校に送り出す結樹。郵便配達員が郵便物を持ってきた。受け取る結樹。蒼空を鳥が飛んでいく。

桜の花が満開の園庭に誰かが入ってくる。結樹は持っていた郵便物を落とす。ゆっくりと歩く二人。麻耶だった。

麻耶「愛してる」頷く結樹。

結樹の唇を触り、抱きつく麻耶。



湧き上がる拍手。

舞台に現れたのは片山希莉(齋藤京子)だった。

希莉「本日は舞台“初恋”にご来場下さりありがとうございました」

拍手する森奈緒(森田ひかる)。



希莉は、大学で劇団を立ち上げ、結樹と麻耶の話を戯曲にしたという。ラストは二人の再開を願って書いたという。

ケイタイが鳴り、出る奈緒。



殺人事件が起きた。奈緒は、高校卒業後、警察学校に入り、交番勤務を経て、刑事課に配属された。

連れて行ってくれという希莉。二人は手を繋いで事件現場に急いだ。

八辻圭(濱岸ひより)は自分の空手道場を開き、父・孝蔵(濱津隆之)とともに営んでいた。



姉の芭留(渡邉理佐)はバックパッカーとして世界を旅している。



市原叶音(早川聖来)はプロミュージシャンとしてデビュー目前だ。



そして、琴音(小林由依)は、喫茶店ドミナンを継ぎ、中島和志(押田岳)との結婚式を迎えた。



式に集まった6人。

奈緒《もし、何か一つでもズレれば、出会わなかった私たち。いつか希莉が言っていたように、私たちは、神様がつくった登場人物で、神様がつくった1ページを生きているのかもしれない。けど、私は、ときどき思う。神様じゃなく、私たちがつくり出した1ページも必ずどこかにあるって…》



原作との違いを書く前に…

チサトを演じている清水香帆ちゃんは、朝ドラ「エール」でヒロイン関内音の幼少期を演じた子だ。

あと、イガワ役の遊屋慎太郎さん。重信の遺体を発見する役の休日課長より出演シーンが多いんだから、公式サイトのCASTに入れてあげて!w


【原作との違い】

1.結樹の物語

原作では、結樹は、重文(ドラマでは重信)によってカナダに行かされてしまい、その後の消息は書かれていないので、結樹と寛子が児童養護施設で働き、麻耶と手紙のやり取りをする話はすべてドラマ・オリジナルである。なお、麻耶は、重文を殺しておらず、琴音と孝蔵を傷つけただけなので、懲役7年であった(罪状は不明)。

2.琴音と叶音(と静男)

原作での琴音の傷は、刺されたうえに琴音が動いたので、長い傷となり、医療用ステープラー40~50個でくっつけられていた。2年後に海水浴ができるくらい回復した(ビキニはダメだが、ワンピースならOK)。

3年後に和志と結婚する。ただし、原作の和志は、事件当時35歳、元ヤンキーで、コーヒー豆問屋・中島商店の店主という設定だった。4年後に、喫茶店ドミナンは2号店をつくり、琴音はそこの店長となった。奈緒が訪ねたとき、琴音は妊娠していた。

叶音は、ドラマと同じで、東京でプロミュージシャンとしてデビューを目指して奮闘中だ。所属事務所とレコード会社が決まりそう。

静男は、娘たちを守れなかったことから、市民柔術教室で柔道を始めた(後述)。

3.奈緒と希莉(と紗子)

奈緒は、ドラマと同じで、高校卒業後、警察学校に入り、警察官となった。ただし、ドラマでは刑事(刑事課の捜査員)になっているが、原作では交通課交通捜査係の捜査員であって厳密な意味での刑事ではない。

希莉は、ドラマでは劇団を立ち上げたことになっているが、原作では劇団の舞台女優になっている。

ドラマでは紗子は事件に巻き込まれなかったが、原作では紗子も巻き込まれる。紗子は、ふつうに大学に入り、ふつうに就職するとのこと。

4.芭留と圭(と孝蔵)

ドラマでは、圭は自分の道場を持ち、芭留はバックパッカーとして旅していることになっているが、原作では異なる。

まず、父・孝蔵は麻耶に、腹部を2ヶ所、背中を1ヶ所刺され、左右の腕を計12ヶ所も切られ、死んでもおかしくない出血量だった。一命をとりとめた孝蔵は、ケガが治ると、市民柔術教室で柔術を教えるようになった(静男はその生徒)。

圭もそこのインストラクターとして柔術を教えている。静男によると、圭は、目が見えないとは思えないくらい強く、孝蔵よりも強いかもしれないとのこと。

しかし、芭留は行方不明だった。

奈緒は、事故現場から逃走した車を捜して、ドミナン1号店の手前にある整備工場に向けて歩いていた。見ると、向こうからキャリーバッグを引きずって歩いて来る人がいた。芭留だった。芭留は、熱水鉱床を捜す海洋調査船に乗り、今までブラジルにいたが、次はアラスカに行くと言う。奈緒は、バスに乗り遅れると走る芭留を見送った。


麻耶は、結樹の犯した殺人の罪を被り、刑務所に入っているが、おそらくそれは無理だろう。…というのは、警察による事情聴取を何回か受けたことがあるが、ウソを隠し通せるほど甘くはないからだ。

 ※ 1)小学6年生のとき、友だちに万引きに誘われ、断ったが、ソイツらが警察に補導され、オイラを誘ったと言い、事情聴取された。2)登山中、遭難した高齢者を発見したが、複雑骨折していたので、麓の交番に届け出て、事情聴取された。3)認知症で施設に入居した伯母の家を管理していたが、成年後見人(弁護士)が選任され、管理がそちらに移った。その後も伯母の家の雑草を抜いたりしていたが、ある日、扉の鍵がかかっておらず、泥棒が入ったと思って警察を呼んだ。その際、事情聴取され、指紋を採られた。のちに、成年後見人が、伯母の財産を調べるため、不動産屋に調べさせた際、不動産屋が鍵をかけ忘れたと分かり、警察に謝った。4)荒川河川敷でホームレスの遺体を発見し、事情聴取された(詳しくは次の引用で)。

ケイタイを持っていない。そこで、河川敷道路を走っている女性に事情を説明してケイタイを借りたが、なぜか110番できないという。別の男性にも声をかけたが、その人には関わり合いになりたくないとはっきり言われた。

そこで、こういうこともあろうかと、公衆電話のある場所を調べておいたので、そこまで行った。しかし、今度は、電話機が故障とある。最悪だなと思い、コンビニを探した。比較的近くにコンビニがあり、そこで電話を借り、警察に連絡した。

     [中略]

警官2人をブルーシートハウスまで案内した。一人が中を覗き、黒く変色した遺体と確認した。警官2人が加わり、オイラはその場で事情聴取された。聞かれたのは、遺体発見までの経緯と、ここに来た理由だ。タヌキの観察のためという理由に、警官は笑っていた。

     [中略]

オイラが風呂に入っているときに電話があり、出てから電話して、[ホームレスが住み始めた]時期を知らせた。遺体発見から連絡まで時間がかかった理由を聞いてきたので、河川敷道路でのやり取りと、公衆電話が壊れていたことを話した。これも警官に話したのだが、刑事には伝わってなかったようだ。

遺体発見

遺体発見から通報までの経緯を再度刑事に聞かれたが、通報まで時間がかかったことを不審に思い、ウソをついてないか、同じことを二度聞いたのだろう。

事件性のない遺体発見でもこのように事情聴取されるのだ。事件性がある場合[上の1)の場合]は、それこそ同じことを2度3度と聞かれた記憶がある。ましてや殺人事件である。麻耶は隠し通せても、結樹は無理だろう。

2021.05.10 | >>ドラマ「ボーダレス」 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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