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MMT(現代貨幣論)の基礎である「スペンディングファースト=租税貨幣論」は歴史的事実ではない。


古バビロニア王国の「ハンムラビ法典」を読むと、貨幣の代わりに銀と小麦(あるいは胡椒)が使われていることがわかる。つまり、歴史学的には、「租税貨幣論」ではなく、「商品貨幣論」が正しい。

23、もし強盗が取り押さえられない時は、強奪された者は、紛失中の彼の何物かを神の前に証明し、その後、自己の地と区域の中で、強盗が働かれた町とその長は紛失中の彼の何物かを彼に賠償する。

24、もし問題となっているものが生命である時は町とその長は銀1マヌー[重さの単位]をその相続人に支払う。

     [中略]

44、もし人が未開墾の原を3年間開墾した時は,第4年には原に畦を掘り,耕を使って地をならして,原の主へ返し,かつ1イクー[体積の単位]につき穀物10クール[体積の単位]を量る。

     [中略]

49、もし人がを商人より借りて穀物や胡椒の耕作地を与えて、商人に刈り取ってよいと言った時は,収穫時に原の主が正しく取って,商人より借りた彼のとその利息分の穀物,並びに耕作の費用を商人に支払う。

50、もし耕作済の穀物あるいは胡椒の原を与えた時は、出来た穀物あるいは胡椒を原の主が正しく取って,とその利息分の穀物,を商人に返す。

51、もし返済するが無い時は、穀物または胡椒を王の価格標準表の文言に従って、商人より借りた彼のとその利息に相応する価格関係に従って商人に与える。

     [後略]

ハンムラビ法典全文現代日本語訳

MMTが正しいとされるのは、金本位制が廃止され、管理通貨制度が一般化する1930年代以降ではないのか?

2023.11.13 | ├ 経済ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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