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光市母子殺害事件などの弁護人を務めている安田好弘弁護士が「強制執行妨害」で逮捕された事件です。

警察と検察は、安田弁護士が、S社の社長や社員などと共謀して、S社の持っている2つの建物について賃貸人をA社とW社に変え、S社の債権者が賃料を差し押さえるのを妨害した、というのです。


この事件が発覚したのは内部告発によるものでした。1997年2月に旧住管に「S社の社長が国外資産を処分しシンガポールへ逃亡する」という情報が寄せられました。

調べてみると、1996年1月~97年1月にS社と関連会社の口座に2億1037万円が預金され、97年1月8日に全額引き出されていました。旧住管は、この金は「賃貸人を変更して入ってきた賃料だ」ということで、事件として告発したのです。

しかし、その金は、主任のSと経理のY子ら計4名が、社長や幹部に無断で隠していた金だった、ということが警察の取調べでわかったのです。

じつは、内部告発したのは彼らで、S社が倒産して社長が逃亡すれば、「退職金」の名目で金を山分けして自分たちのものにしようとしていたのです。

ところが、警察と検察は、彼らの業務上横領の罪を不問に付し、4人を検察側証人として、安田弁護士を「強制執行妨害」で起訴したのです。

以上は、「市民集会 安田裁判とわたしたち」での発言(2001.5.12)からです。

東京地裁は、弁護側の主張を認め、安田弁護士を無罪としたのです。

しかし、今回の東京高裁は、警察と検察のストーリーを認めて「有罪」にする代わりに、求刑2年に対して罰金50万円という異常に軽い「罰」を課したのです。まさに「妥協判決」だったのです。


では、なぜ警察と検察がそんなことをしたのでしょうか? それは、安田弁護士が麻原オウム裁判で、地下鉄サリン事件が起きることを公安当局は事前に知っていて、にもかかわらず、それを放置し、事件の発生を理由に公安警察の強化を図ろうとしたのではないか、と追及していたからなのです(公安警察とは異なりますが、公安調査庁はこの事件でリストラを回避しました)。

安田弁護士を別件で逮捕・拘留して、麻原弁護団から外す(それは成功したわけだが…)。それが警察と検察の真の目的であり、だからこそ、この裁判は「国策裁判」と言われているのです。


安田弁護士を支援する社長日記(旧)
安田さんを支援する会 オンライン後半報告(新)

2008.04.29 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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