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内田せんせのブログ記事にこんなものがあった。

構造改革特区制度を利用して、株式会社が設立したLCA大学院大学(大阪市、学長・山崎正和中央教育審議会会長)が平成21年度の学生募集を停止することが17日、分かった。

学生数が定員を大幅に割り込み、経営難に陥っていた。特区制度を利用して株式会社が設立した大学の募集停止は初めて。
     (中略)
特区制度による規制緩和で、株式会社の学校設立を認めた背景には、新規参入による競争で教育の質を高めようという狙いがあったが、現状はこうして設立された大学の多くで学生の確保に苦しんでいるという。(産経ニュース、12月18日)


これについてたいへん素朴な質問が二つある。

一つは「企業経営を教える大学」が企業経営に失敗した場合、その大学で教えていた教育「商品」は無価値であったと推論することを防ぐことができるかどうか、防げるとすればどのようなロジックによってか、という問いである。
     (中略)
企業経営を教えていた当の大学が経営破綻したという事実から私たちが引き出しうるのは、「教育にビジネスのロジックは適用できない」という言明である。
     (中略)
第二の問いは、この破綻した大学の学長が「中央教育審議会会長」であるという事実にかかわるものである。

教育にかかわる国策の根本を議する審議会の長が経営破綻した大学にかかわっていた。この事実から私たち大学人が引き出しうる実践的な(「にべもない」)教訓は「中教審の答申を真に受けて大学の制度改革に走ると危ないかも・・・」ということである。

この前の記事で書いた水道事業とならんで、教育もビジネスには適さないようです。

…てか、いまの投資が数年後から数十年後に生かされる(であろう)教育が短期的な収益を狙う「ビジネス」に適するわけがないんだけどね…。w

まあ、そういいながら、来年のセンター試験で生徒がどれだけ点が取れるのか気にしているオイラなんですが…。(爆)


で、15日(月)に「答案返し」があったんだけど、そのとき、何人かの生徒と話したんだけど、どうも自分の将来に具体的な像が描けなくて困っている生徒がけっこういるようだった。

大学へは行きたいんだけど、そこで何を研究したいとか、その先、どんな仕事に就きたいとか、そこで悩んでるみたいだった。

まあ、自分もそうだったから(てか、ほとんどの人がそうなんだから…)、べつに気にしなくても(゚∀゚)イイ!んだけどね。w

オイラ自身の体験では、前にも書いたけど、3年生の夏の講習で代ゼミの堀木博礼先生の授業を受けて、歴史の研究をしたいと思ってしまったわけでして、そーゆーきっかけを与えることがホントの教育なんだろうね。

そーいえば、電通PRの「戦略十訓」に「きっかけを投じろ!」っていうのがあったな。やっぱ、教育もビジネスなのか?(爆)



ところで、中教審の会長って山崎正和さんなのね? いままで気づかんかった。「倒産」した学校でも「柔らかい個人主義の誕生」を目指したのかな?←イヤミ?wwwww
電通PR(パブリックリレーションズ)の「戦略十訓」とは下記のとおり。

1. もっと使わせろ
2. 捨てさせろ
3. 無駄使いさせろ
4. 季節を忘れさせろ
5. 贈り物をさせろ
6. 組み合わせで買わせろ
7. きっかけを投じろ
8. 流行遅れにさせろ
9. 気安く買わせろ
10. 混乱をつくり出せ

元のネタはヴァンス・パッカード著『浪費をつくり出す人々』(1960年)だそうです。「依存効果」をフルに使った「消費者総マヌケ化計画」ですね。(爆)

2008.12.20 | 日記らしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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