さっきまでNHK「日曜討論」を見てたんだけど、なんだかなぁって内容でした。
まず、1時間のうち、年金が40分、残りの20分が医療でした。ホントは医療問題の方が深刻なのに…。
で、年金問題では例によって野党が年金制度が崩壊するとか脅してましたね。w
民主党が新しく導入する年金制度。最低保障年金よりも多い部分を積立方式にするとか言ってました。
えと、ご存じない方に簡単に説明しますが、今の年金制度は「修正積立方式」という名前の賦課方式です。wwwww
積立方式というのは、預金と同じで、働けるときに積んだお金をおろして使う、というイメージです。それに対して、賦課方式とは、いま払っている年金保険料はいまの高齢者に給付され、いま払っている人が高齢者になったら、そのとき働いている人の保険料から給付を受ける、というやり方です。
日本はもともと積立方式だったのですが、そのころはジジイ・ババアは60歳くらいで死ぬものとして設計されていました。ところが、予測がはずれ、80歳くらいまで生きることになったので、しょうがなく、いま働いている人の積立分を高齢者にまわすことにしたのです。
実態は、賦課方式なのに、名前だけ積立方式という、いかにも欺瞞的な名前なのです。
で、それを積立方式に直すのは、はっきりいってムリだし、やはり欺瞞的な制度になってしまうのです。
なぜ、ムリなのかというと、オイラが積み立てたことになっているお金は、高齢者に給付してしまっているので、ないのです。
で、その分を取り戻すには、給付を受けた高齢者から返してもらうわけにはいかない(すでに死んでしまった人もいるし、そもそも支払い能力があるなら年金給付は必要ない!)ので、結局、あとの世代からまわしてもらうしかなく、だったら賦課方式とまったく変わらなくなってしまうのです。
この移行に40~50年くらいかけるのだそうです。その間にオイラは死んでます。
なぜ石原伸晃はこのように永妻昭を叩かないんでしょうか? バカなんでしょうね。(爆)
で、40分たって医療の話になったら、こんどは後期高齢者医療制度を野党が攻撃しはじめました。
この制度、ジジイ・ババアにはたいへん不人気ですが、導入する必然性があるのです。
日本の医療保険制度は、民間労働者は健康保険、公務員・教師は共済組合、自営業者などは国民健康保険と分かれています。ちなみに、民間労働者や公務員・教師も退職したら、健康保険や共済組合から脱退させられ、国民健康保険に入らされます。
だから、国民健康保険は、自営業者「など」と書きましたが、農林水産業従事者のようにそもそも所得が少ないか、老人や失業者などまったくない人が入っているので、かなり不安定なのです。
とくに、老人医療制度は、出費が高齢者ではない人の5倍もあるので、崩壊寸前だったのです。で、しょうがないから、健康保険からお金をまわしてもらってしのいでいたわけです。
しかも、高齢者人口は農山村に多く、そうした自治体はどうしようもない状態でした。ちなみに、国民健康保険といいますが、運営は市町村単位で行われているのです。
そこで、新たに後期高齢者医療制度をつくって、運営単位を都道府県に拡げ、税金5、保険料4、本人負担1で運営することになったのです。
つまり、導入しなければ、日本の医療制度が崩壊する恐れがあったので、導入したわけです。
この点をもっと強調すれば、野党を論破できるのに、石原伸晃はちょっとしか言わなかったですね。バカなんでしょうか?(爆)
なんか、こう書くと、自・公の応援をしているようですが、オイラ的には政権交代が必要だと思っています。政権を取れば、民主党はもっと現実的になるので、いまの制度をよりよく変えてくれるだろうと思ってますよ。w
“政権選択選挙”どうする 年金・医療
“政治決戦”となる衆議院選挙まで3週間。白熱する事実上の選挙戦で、私達の暮らしに密接な社会保障政策も大きな争点となっています。中でも、年金・医療の課題に各党はどう取り組むのでしょうか。きょうの日曜討論では、“政権選択選挙”が迫る中、各党の代表が、社会保障政策をめぐり徹底討論します。
○出席
自由民主党 選挙公約作成委員会副委員長 石原伸晃
民主党 政策調査会長代理 長妻 昭
公明党 政務調査会長 山口那津男
日本共産党 政策委員長 小池 晃
社会民主党 政策審議会長 阿部知子
国民新党 幹事長 亀井久興
(VTRでの出演)
みんなの党 代表 渡辺喜美
改革クラブ 幹事長 荒井広幸
新党日本 代表 田中康夫
○司会
NHK解説委員 島田敏男
▽日曜討論
まず、1時間のうち、年金が40分、残りの20分が医療でした。ホントは医療問題の方が深刻なのに…。
で、年金問題では例によって野党が年金制度が崩壊するとか脅してましたね。w
民主党が新しく導入する年金制度。最低保障年金よりも多い部分を積立方式にするとか言ってました。
えと、ご存じない方に簡単に説明しますが、今の年金制度は「修正積立方式」という名前の賦課方式です。wwwww
積立方式というのは、預金と同じで、働けるときに積んだお金をおろして使う、というイメージです。それに対して、賦課方式とは、いま払っている年金保険料はいまの高齢者に給付され、いま払っている人が高齢者になったら、そのとき働いている人の保険料から給付を受ける、というやり方です。
日本はもともと積立方式だったのですが、そのころはジジイ・ババアは60歳くらいで死ぬものとして設計されていました。ところが、予測がはずれ、80歳くらいまで生きることになったので、しょうがなく、いま働いている人の積立分を高齢者にまわすことにしたのです。
実態は、賦課方式なのに、名前だけ積立方式という、いかにも欺瞞的な名前なのです。
で、それを積立方式に直すのは、はっきりいってムリだし、やはり欺瞞的な制度になってしまうのです。
なぜ、ムリなのかというと、オイラが積み立てたことになっているお金は、高齢者に給付してしまっているので、ないのです。
で、その分を取り戻すには、給付を受けた高齢者から返してもらうわけにはいかない(すでに死んでしまった人もいるし、そもそも支払い能力があるなら年金給付は必要ない!)ので、結局、あとの世代からまわしてもらうしかなく、だったら賦課方式とまったく変わらなくなってしまうのです。
この移行に40~50年くらいかけるのだそうです。その間にオイラは死んでます。
なぜ石原伸晃はこのように永妻昭を叩かないんでしょうか? バカなんでしょうね。(爆)
で、40分たって医療の話になったら、こんどは後期高齢者医療制度を野党が攻撃しはじめました。
この制度、ジジイ・ババアにはたいへん不人気ですが、導入する必然性があるのです。
日本の医療保険制度は、民間労働者は健康保険、公務員・教師は共済組合、自営業者などは国民健康保険と分かれています。ちなみに、民間労働者や公務員・教師も退職したら、健康保険や共済組合から脱退させられ、国民健康保険に入らされます。
だから、国民健康保険は、自営業者「など」と書きましたが、農林水産業従事者のようにそもそも所得が少ないか、老人や失業者などまったくない人が入っているので、かなり不安定なのです。
とくに、老人医療制度は、出費が高齢者ではない人の5倍もあるので、崩壊寸前だったのです。で、しょうがないから、健康保険からお金をまわしてもらってしのいでいたわけです。
しかも、高齢者人口は農山村に多く、そうした自治体はどうしようもない状態でした。ちなみに、国民健康保険といいますが、運営は市町村単位で行われているのです。
そこで、新たに後期高齢者医療制度をつくって、運営単位を都道府県に拡げ、税金5、保険料4、本人負担1で運営することになったのです。
つまり、導入しなければ、日本の医療制度が崩壊する恐れがあったので、導入したわけです。
この点をもっと強調すれば、野党を論破できるのに、石原伸晃はちょっとしか言わなかったですね。バカなんでしょうか?(爆)
なんか、こう書くと、自・公の応援をしているようですが、オイラ的には政権交代が必要だと思っています。政権を取れば、民主党はもっと現実的になるので、いまの制度をよりよく変えてくれるだろうと思ってますよ。w
2009.08.09 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |
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