FC2ブログ
ちゃんとした文章を書きたいという人にオススメなのがこの2冊です。

木下是雄 著『理科系の作文技術』(中公新書、1981年)

清水幾太郎 著『論文の書き方』(岩波新書、1959年)
木下是雄『理科系の作文技術』
まずは、『理科系の作文技術』ですが、これは大学時代の恩師であるS名誉教授に教えてもらった本です。

レビュー Amazon.co.jp
調査報告、出張報告、技術報告、研究計画の申請書など、好むと好まざるとにかかわらず、書かなければならない書類は多い。

このような書類を書く際にまず考えるべきことは、それを読むのは誰で、その文章から何を知りたいと思っているかである。それに応じて自分は何について書くか主題を決め、最終的にこういう主張をする、という目標を定めて書き始める。

著者はまず、この目標を1つの文にまとめた目標規定文を書くことを勧める。そうすることで明確な目標意識を持つことができ、主張の一貫した文章を書くことができるというわけである。そしてその目標をにらみながら材料をメモし、序論、本論、結論といった原則に従って記述の順序や文章の組み立てを考え、すっきりと筋の通った形にしていく。本書では本論の叙述の順序、論理展開の順序、パラグラフの立て方から文の構造までを解説し、日本人に特有の明言を避ける傾向と対策、事実と意見の書き分けについても触れている。

実際に著者が書いたメモや論文の一部など具体例がふんだんに盛り込まれており、わかりやすい。いかに簡潔な表現で筋の通った主張をし、読む人を納得させることができるか。理科系ならずとも、論理的に思考し文章化することは、常に求められる能力である。本書ではそれに必要な技術、フォーマット一般が整理されており、参考になる。多少語調が古い感じもするが、それも再版を重ね、多くの人に読まれている証であろう。(宮崎 郁)

レビューにもあるように、「パラグラフの立て方」、「文の構造と文章の流れ」、「はっきり言い切る姿勢」、「事実と意見の書き分け」など、文章を書くのにたいせつなことがらが書かれていて、理科系とありますが、文科系にも役だつ本です。


清水幾太郎『論文の書き方』
「むかし左翼、いま右翼の先生、だ~れだ?」と1980年代に言われていた故・清水幾太郎さんの本です。こっちは代々木ゼミナールの講師・堀木先生(現代国語)に教えてもらった本です。

内容(「BOOK」データベースより)
論文やリポートは、なかなか書けないものである。もとより「いかに考えるべきか」を離れて「いかに書くか」は存在しえない。著者は当代一流の文章家。その文体の明晰暢達はひろく知られている。読者は、著者の多年にわたる執筆経験に即しながら、文章というものの秘密を教えられ、文章構成の基本的ルールを興味深く学ぶことができよう。

接続助詞の「が」を使うな!とか、「あるがまま」に書くことはやめよう!とか、なかなかオモシロイ本です。堀木先生は、この本は文章の書き方の本だけど、本の読み方にも応用できる、と言っておりました。おかげで、大学に入ったあと、あんまり苦労しませんでした。


これらの本は、書棚にずっと置かれたままになっていましたが、今回、新たに買うことにしました。ちょっと、本業の方で使うかもしれないので…。w

2006.03.28 | | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kitsunekonkon.blog38.fc2.com/tb.php/422-4f2182cd