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本日(9/29)のNHK土曜ドラマスペシャル「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」の第4回は1949年2月の第3次吉田内閣の成立から、1950年10月の朝鮮戦争への中国義勇軍の参戦までをあつかっていた。

負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~ | NHK土曜ドラマスペシャル

この時期、GHQっていうか、アメリカの占領政策が大きく転換し、民主化から経済復興へと向かうことになる。それとともに、連合国との講話が大きな問題になってきた。

第3次吉田内閣に対して、GHQは経済安定9原則を提示するんだけど、この話、ぜんぜん出てこなかった。この下でデトロイト銀行総裁のドッジが来日し、いわゆる「ドッジ・ライン」をはじめる。

(前回ぜんぜん出てこなかったw)「傾斜生産方式」は、政府が復興債を発行し、それを日銀が引き受けて(日銀引き受け)、大量の通貨が刷られた。その資金は、石炭と鉄鋼に優先的に投入され、景気は好転した。しかし、戦争で生産設備の1/4が失われていたため、通貨に対して物資が極端に不足し、ハイパー・インフレが発生した。

このインフレを収束するため、ドッジは、復興債の発行を停止し、日銀引き受けを禁止した。その結果、インフレは収束したが、こんどは不景気に陥ってしまう。首切りと、それに反対する労働組合が労働争議を起こし、世の中が騒然とするなか、下山事件、三鷹事件、松川事件が起きる。

どうも、NHKは暗い話がキライなのか、こうした事件はまったくドラマに登場しない。まあ、息子で英文学者の健一が乞食をしていた話(これ事実なのか?)で、それを表現したのかな?

このあたりから講和の議論がはじまり、吉田は池田勇人蔵相と宮澤喜一秘書官を渡米させ、アメリカ政府と交渉をはじめる。で、ダレス国務長官顧問の来日となる。

講和については、アメリカなど西側諸国だけと講和する「単独(片面)講和」と、ソ連など東側諸国を含めて講和する「全面講和」が対立する。吉田は「単独講和」を主張するが、野党の社会党や知識人がつくった「平和問題談話会」などは「全面講和」を主張した。吉田が、「全面講和」論者の東大総長・南原繁を「曲学阿世の徒」と罵ったんだけど、その話も出てこないな。

ダレス来日中に朝鮮戦争が勃発し、GHQは警察予備隊(自衛隊の前身)の設立を政府に命じる。警察予備隊の幕僚長になろうとした服部卓四郎(吉田栄作)が出てきたけど、この人、ガダルカナルで2万人を戦病死(ほとんどが餓死)させた話が出てきたけど、ノモンハンでも日本軍の敗北に大いに貢献した人らしい。

朝鮮戦争は、北朝鮮軍の奇襲で韓国軍が総崩れになってしまい、釜山(プサン)周辺まで追い詰められる。そこで、米軍(国連軍w)が参戦し、仁川(インチョン)上陸作戦でこんどは北朝鮮軍が中国国境まで追い詰められてしまう。そして、中国義勇軍が参戦し、戦闘は一進一退に…。

初音映莉子が演じている「パンパン」は、性病で死にかけてるところを永井大演じる幼なじみで官僚の柴田達彦に助けられたくせに、日本が再軍備するかもしれない(あくまでも「かもしれない」)という新聞記事を読んだだけで、「嘘つき」って書いて出て行き、米兵とできちゃってたのにはワラタ。で、その米兵が、本国に妻と子どもがいて、しかも朝鮮戦争で戦死。で、米兵の子を妊娠してて、ざまぁぁぁあああ!って思ったけど、予告編だと、柴田とちゃっかり結婚するようだ。戦災孤児で、「日本の婦女子の操を守るための性の防波堤」にさせられちゃったのには、ちょと同情するが、なんかイマイチ共感できないんだよね。

あと1回しかないから、講和条約と安保条約の調印あたりで終わりそうだな。この後の吉田vs鳩山一郎の権力闘争がオモシロイんだけど、「バカヤロウ!」しかやりそうもないな。じつに残念。(爆)

2012.09.29 | ├ テレビと映画 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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