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ここでとりあげる心霊スポットは「東海道四谷怪談」、「番町皿屋敷」とならぶ日本三大怪談のひとつ「真景累ヶ淵」の舞台となった茨城県水海道市の累ヶ淵、累一族の墓のある法蔵寺、累と助の霊を鎮めた祐天上人のいた飯沼弘経寺、そして人柱となった娘・伽羅の墓のある安楽寺です。
怪談「累ヶ淵」のモデルとなった「羽生村事件」
羽生村(茨城県水海道市羽生町)の百姓・与右衛門(よえもん)の後妻すぎは、夫との不仲を怖れ、左目、左腕、左脚に障害をもって生まれた醜い助(すけ)という連れ子(男子)を、鬼怒川で殺して捨ててしまいます。その後、与右衛門とすぎの間に累(るい)という女子が生まれましたが、行方不明になった助に生き写しであったため、「かさね」と呼ばれました。

累は、父母の死後、旅に病むよそ者・谷五郎(やごろう)を助け、二代目与右衛門として婿に迎えました。しかし、その醜さゆえにうとまれ、与右衛門に鬼怒川で殺されてしまいます。

その後、与右衛門は、後妻を迎えますが、死別・不縁が続きます。ようやく「きく」という娘が生まれますが、その母も死んでしまいます。

きくが婿を迎えると、累の死霊が、きくにとり憑き、きくを苦しめ、与右衛門の非道を訴えました。そのころ、近くの飯沼弘経寺(ぐぎょうじ)に祐天(ゆうてん)上人がいて、その法力で累を成仏させます。しかし、こんどは助の死霊がとりついたので、再び法力で助も成仏させました。

親が子を殺し、夫が妻を殺す、この陰惨な物語は、江戸時代初期の1612~72年の60年間にわたって繰り広げられた実話に基づいています。詳しく知りたい方は、高田衛/著『新編・江戸の悪霊払い師』(ちくま学芸文庫、1994年)をご覧ください。


法蔵寺


法蔵寺は、「羽生山往生院法蔵寺」(はにゅうさんおうじょういんほうぞうじ)といい、文禄年間(1592-95)開基の浄土宗の寺です。ここには、累、助、きく、与右衛門の墓があります。


左から、きく、累、助の墓
 霊能者・寺尾玲子さんによると、小さい光の玉がヒュンヒュン行ったり来たりしていて、助の霊なんだそうです。また、累の霊は、とても話し好きで、怪談でいわれているような醜い顔ではないそうです…目は悪いようなのですが。それより驚いたのは、累は、累ヶ淵で殺されたのではなく、家の中で夫婦喧嘩のはずみで死んでしまったのだそうです。さらに、祐天上人を呼んで、わざわざお祓いするような怨霊でもないそうです。


中央の丸い墓石が与右衛門の墓


法蔵寺近くのコンビニの前にあった二十三夜供養塔。最初にきくに累の死霊がとり憑いたとき、二十三夜供養で集まっていた人たちが与右衛門の家におしかけ、その前できく(累の死霊)が与右衛門の非道を訴え、大騒動になったと伝えられています。

法蔵寺(茨城県水海道市羽生町)map


累ヶ淵


累ヶ淵


対岸から見た累ヶ淵


累ヶ淵(右:船が繋留されている)と霊山寺淵(左:りょうぜんじぶち、助の霊が河童となって泣き叫んだという)。

累ヶ淵(茨城県水海道市羽生町)map


飯沼弘経寺


東京目黒の祐天寺の名のもとになった祐天上人がいた浄土宗の寺。徳川家の宗派は浄土宗です。


飯沼弘経寺には、千姫(1597-1666)の墓所もあります。千姫は、徳川2代将軍秀忠の長女で、7歳で豊臣秀頼に嫁し、大坂城落城後、本多忠刻(ただとき)と再婚しました。そして忠刻の死後、剃髪して天樹院と称し、江戸竹橋に住みました。

飯沼弘経寺(茨城県水海道市飯沼)map


お伽羅の供養塔


累ヶ淵の上流にある安楽寺(水海道市大輪町)の「お伽羅(から)の供養塔」。巡礼中に母が死に天涯孤独となったお伽羅は、村名主の奉公人となっていました。鬼怒川が氾濫したとき、村人はこのお伽羅を「人柱(ひとばしら)」として川に沈めました。その後、川の中からお伽羅の泣き声が聞こえたり、村に疫病がはやると、村人は、お伽羅の祟りを鎮めるため、この供養塔を建てたのでした。

安楽寺(茨城県水海道市大輪町)map


注意!事故車両


心霊スポットに行ったら、霊じゃなくてドキュンが出て、金品を強奪された、という話をよく聴きます。w 累ヶ淵の下流を土手に沿って歩いていたら、事故車両が放置されてました。ガタガタ((((((゚д゚))))))ブルブル

2005.12.06 | └ 心霊スポット | トラックバック(1) | コメント(2) |

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2009.05.27 13:49  | # [ 編集 ]

事故車両以外は、現場にいけばふつうに撮れる写真なので、この写真を使う必要はないんじゃないでしょうか? 写真は8年前のものなので、いまはちがっているかもしれませんよ。

2009.05.31 17:37 URL | 王子のきつね #NVCdQGYY [ 編集 ]












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