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このテーマで書くの何回目だろう。w

“♪空にそびえる”黒鉄ヒロシが、また自らの無知を曝して、めっちゃウケたんだけど、彼の言説を事実と誤認する人がいるとイカンので、解説したい。

今年は第一次世界大戦開戦100周年なので、(無知なくせに)それに言及するバカが多い。たとえば…。

 安倍首相はスイスのダボス会議の席上で、海外の記者との懇談の際に、英『フィナンシャル・タイムス』のギデオン・ラッチマン記者から「日本と中国の関係が戦争(war)に発展する可能性がある(conceivable)のではないか」と問われたところ、「今年は第1次大戦から100年を迎える年。当時、英独は大きな経済関係にあったにもかかわらず第1次大戦に至った歴史的経緯があった」と説明したといいます。

 この「事件」に関しては、通訳が余計な文言を追加したためにトラブルが大きくなったという解説もあるようです。事の真相は、仮にビデオなり音声が残っているのであれば、それを検証する必要があると思いますが、問題は、このラッチマンという記者だけでなく、多くの有名なジャーナリストが「安倍発言に驚き、かなり深刻な報道をしている」という事実です。

安倍首相はダボスで何を言ったのか?

このバカ発言については後で説明するが、これに対して、黒鉄ヒロシが、記者が驚いたのは「ヨーロッパにとって、第二次世界大戦より第一次世界大戦の方が深刻だったから」と、バカ解説を開陳していた。

おもに戦場で戦闘員を中心に数百万人死んだ第一次世界大戦と、戦場・銃後を問わず戦闘員・非戦闘員、両方合わせて数千万人も(死んだ人の数が正確にはわからないくらい)死んだ第二次世界大戦では、第二次世界大戦の方が深刻だろう。しかも、捕虜や非戦闘員の虐殺とか、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)とか、大空襲とか、原爆投下とか、第一次世界大戦とは質の異なる惨劇が含まれてるんだから、深刻さがちがう。

さらにいうと、その第二次世界大戦を引き起こした責任のすべてではないが、多くを日本は負っているわけである。黒鉄ヒロシにはそーゆー認識がないんじゃないのか? もちろん、安倍首相にも、そんな認識はないから、会議でのあの発言となるわけで、それを知ってジャーナリストたちが大いに驚いたわけだ。

 ですが、仮にそうであっても「第一次大戦で甚大な被害を受けたヨーロッパのど真ん中」で、特に「その大戦を繰り返さないために国際連盟を設置したスイスという国」で、しかもその「国際連盟の常任理事国でありながら自身が脱退することで連盟を事実上潰して再度の世界大戦を戦うことになった」日本の、その「戦前の歴史の名誉回復」に熱心な首相が、「第一次大戦の100周年」というセンシティブな時期にこうした発言をするというのは、日本を「再度孤立化へ」向かわせる自爆行為だと言ってもおかしくないと思います。

国際会議に出てはいけない人が首相をやっているという現実は、心ある日本人にとっては悲劇だが、他国の人には喜劇だろうな。こーゆーバカには、もちろん戦略なんてなく、イケイケドンドン的な行動しかできない。これを見ていちばんニヤニヤしてるのは、中国や韓国の首脳じゃないのか? 逆に頭をかかえているのがアメリカの首脳だろう。こんなバカだと思わなかったと…。

安倍の“お友だち”とネトウヨは狂喜してるんだろうな。彼らが望んでいるのは「わが国代表、堂々退場」の再現なのだ。外交的敗北以外の何者でもないのだが、当時の日本人は大歓迎したのだ。やっぱりバカには、『蹇々録』的リアリズムよりも、「竹槍三百万本あれば列強恐るるに足らず」の方がお似合いだ。

2014.02.23 | ├ テレビと映画 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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