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  ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中の人気漫画「美味しんぼ」の内容がネット上で物議を醸している。福島には疲労感が強かったり鼻血が出たりといった症状の人が大勢おり、それらの症状と原発の放射線との関連を匂わせる描写があったというのだ。

「今週の『美味しんぼ』、福島から帰ってきた山岡さんが原因不明の鼻血を出し、海原雄山も出たと話をして、最後に井戸川さんが出てきてこの有様でした。これは流石に福島県民として抗議の意を示したい。僕はこの三年間、鼻血なんか出たこと無いですが」

  2014年4月28日に画像つきでされたこのツイートは、29日夕方現在1万回以上リツイートされ、ネット上を騒がせている。

「福島周辺で鼻血出る人が続出」 「美味しんぼ」で編集部コメント発表も炎上止まず

放射線への耐性は個人差があるので、「僕はこの三年間、鼻血なんか出たこと無いですが」はあまり意味のあるツイートではないんだけどね。w

「原爆ぶらぶら病」っていうのがあって、原爆被曝者の中にかなりいるのだが、原因不明なので放置されていることが多い。ものすごい疲労感に襲われて、何もできなくなる。しかし、被曝との因果関係がわからないので、たんなる「怠け者」として扱われている。放射線が人体にどのような影響を与えているのか、ほとんどわからないのが実態。この鼻血も、放射線の影響か、「被曝した」という心理的ストレスによるのか、わからないのだ。

ちなみに、「チョコレートを食べると鼻血が出る」は、まったくの俗説で、医学的根拠はない。しかし、私の友人が、チョコを食べると鼻血が出るというので、実際に食べてもらったら、ホントに出た。プラシーボ効果を目撃してしまった。

放射線と健康被害を考えるのに、LNT(しきい値なし直線)仮説をとるのが一般的だが、福島原発事故以後、「しきい値がある」とか、ホルミシス効果(放射線も少しなら浴びた方がむしろ健康)を唱える連中が出てきたのには、笑える。

最近は、分子生物学が発達したおかげで、DNAの変異を実際に調べられるようになったから、放射線と健康被害の影響もだんだんわかるようになってきた。それによると、DNAの二重らせんの特定の部位が切れると、ガン化することがわかってきた。多量の放射線を浴びると、DNAは細切れになるので、細胞は死ぬ(急性放射線障害)。少ない放射線を浴びても、片方だけ切れたのでは、複製に失敗はしない。しかし、複製ミスを起こしやすい部位が切れると、それが原因でガン化する。この場合、その部位に当たるかどうかが問題となり、放射線量はあまり意味がなくなる(もちろん、多い方が当たりやすくはなるが)。

科学の発展って大切だな。w

それにしても、体験をもとにマンガを描いただけなのに、ボロクソに叩く「御用」な人があいかわらず多いな。w

2014.04.30 | └ 福島第一原発事故 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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