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千葉市で学校にエアコンを入れるか論争があるらしい。

千葉市の小中学校にエアコンの設置を求める請願が出されたが、否決された。日本共産党の椛澤氏が否決理由に対してツイートし、波紋を呼んでいる。「強い精神をつけることも必要」という自民党の反対意見に苦言を呈した。

学校のエアコン、反対理由が波紋

私立学校にはだいたいエアコンが入っている。今どきエアコンがないと、生徒が集まらない。その点、公立学校は強気なのかと思ったら、そうでもない。最近は公立学校でもエアコンが入っている。

千葉市がエアコンを入れない(入れられない)ホントの理由は、精神論ではなく、財源がないからだ。これ以上借金をすると、北海道夕張市のように、財政再建団体になってしまう。哀しい理由だ。

さて、下図は東京の去年(2013年)の夏(7/1~9/15)の気温の変化(平均、最高、最低)だ(クリックすると大きな図になる)。



ピンクのが夏休み期間なので、7月上・中旬や9月上・中旬に最高気温35℃になると、授業にならないだろう。とくに最高気温が記録される5・6時間目なんて地獄だ。熱中症にならないためにも、エアコンが必要だ。

しかし、エアコンを入れるお金がない。そこで、代替案なのだが、梅雨が終わる前に、校舎の東西南面と屋上を農業用遮光ネットで覆ったらよいのではないだろうか。南面だけでないのは、下図のとおり、この季節、東西面からの日射の方が南面よりも強いからだ。

晴天時における方位別日射受熱量(東京、夏至)

梅干野晁(著)『都市・建築の環境とエネルギー』
(放送大学教育振興会、2014年)p.180


農業用遮光ネットは、可視光線だけでなく、赤外線も遮断するので、日射熱(放射熱)を防ぐ。校舎のコンクリートが蓄熱するのも防げる。じつは、人間の感じる暑さ・寒さの半分は壁からの放射熱なのだ。気温が低くても、壁面温度が高いと、暑く感じるのだ。また、ネットなので、通風が得られ、かなり過ごしやすくなる。若干、暗くなるが、暑いよりましである。

秋のお彼岸(秋分の日)になって、涼しくなったら、外せばよい。ネットは数年間は使えるはずだ。

じつは、こうしておくと、エアコンを入れたとき、電気代がかなり節約できる(室外機も遮光ネットの内側の方がよい)。お金がなければ知恵を使う。そんな姿勢が行政にも求められているはずだ。

2014.06.27 | ├ 住宅・建築ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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