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 ロシア・シベリア南東部の地層から、頭や胴体など全身に羽毛が生えた全長1.5メートルほどの小型の新種恐竜の化石を発見したと、ベルギーなどのチームが25日付の米科学誌サイエンスに発表した。発見した地名にちなみ「クリンダドロメウス」と名付けた。

 恐竜は「竜盤類」と「鳥盤類」に大別され、これまで羽毛は、鳥の祖先の恐竜を含む竜盤類で主に見つかっていた。発見された恐竜は原始的な鳥盤類のため、チームは「全ての恐竜に羽毛があったのかもしれない」と推測している。

 チームは、1億6千万年前ごろとみられるジュラ紀の地層から6つの頭骨と数百個の骨を見つけた。頭に長さ約1センチ、胴体に長さ2~3センチの針状の羽毛があったほか、前後の脚には、現代の鳥に似た構造の長さ約1センチの羽毛があった。〔共同〕

新種恐竜の化石、シベリアで発見 全身に羽毛

現在もっとも古い恐竜とされているエオラプトルには、羽毛はなかったはずだが…。と思っていたら、南堂久史がこれに噛みついた。w
 ここで私の見解を言えば、「その可能性は皆無である」と言える。つまり、今回の研究成果における推論は、ただの与太にすぎない。あり得ないことを「あるかもしれない」と言って、与太を吹聴しているだけだ。

 で、なぜ彼らがそういう与太を飛ばすかというと、生物学的な知識がろくにないからだ。生物学的な知識が十分にあれば、「そんなことはあり得ない」とわかるのだが、彼らは知識不足ゆえに、わからないのだ。それで、素人をたぶらかす。(最も自分自身も素人であるらしいが。)

 そこで、まともな知識で、私が解説しよう。

恐竜の鳥盤類に羽毛

この解説が、実際に見つかっている恐竜の化石の話ではなくて、例によって、彼の推論になるわけだ。

「化石との矛盾」の話だけど、化石に痕跡がないからといって、羽毛がなかったと即断するのは危険である。ゾウやサイは、子どものときは毛が生えていて、大人になると無くなる。同じように、ティラノサウルスは、もっとも先祖的な形態をもつディロングに羽毛があったので、子どもは羽毛で覆われていたのではないかという研究がある。あと、始祖鳥の化石も、羽毛がはっきり残っているものと、ぜんぜん残っていないものがある。

「体温との矛盾」の話だけど、恐竜=巨大というイメージからの発想だよね。でも、恐竜は進化とともに巨大化したことが知られている。

恐竜が巨大化できたのはなぜか。今も大きな謎だが,いくつかの理由が考えられている。

スーパーサウルスの肋骨を切断すると,断面に“穴”が見える。「含気骨」の証拠だ。含気骨は「気嚢(きのう)システム」という仕組みを持つ動物にだけ見られるとされる。現代では鳥だけがこのシステムを持ち,効率よく酸素を取り込んでいる。スーパーサウルスなどの竜脚類やアロサウルスのような獣脚類でも,含気骨に相当するものが見つかっている。

地球はペルム紀と三畳紀の境界に低酸素状態に陥ったが,そこから白亜紀後期に向けては大気中の酸素濃度は上昇していった。三畳紀に出現した竜脚類などの恐竜は鳥と同様の気嚢システムを使うことで酸素を効率よく取り入れて低酸素時代を生き延び,酸素が豊富になってからは余ったエネルギーを巨大化へ利用したと考えられる。他にも胴体からの脚の出方や,食べ物との関係などが考えられている。複数の要因が絡み合い,超巨大な生物が誕生したのだろう。

恐竜の巨大化と哺乳類の進化

今回の羽毛恐竜は、全長1.5mと、それほど大きくなかった。もっとも古い恐竜とされるエオラプトルも、全長1mくらいなので、大きくはない。恐竜が巨大になったのは、恐竜が進化した結果であって、恐竜がもともと巨大であったわけではない。

「全ての恐竜に羽毛があった」とは言えないが、それを否定できると断言する南堂を支持することはできないな。w

2014.07.27 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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