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記憶にかんする記事は、書いてあると思っていたけど、書いてなかった。

池谷裕二(同著『記憶力を強くする』講談社、2001年)によると、記憶は以下の5種類に分類できる。

Ⅰ 短期記憶
Ⅱ 長期記憶
  1.エピソード記憶
  2.意味記憶
  3.手続記憶
  4.プライミング記憶

「短期記憶」は、30秒~数分以内に消える記憶で、7コほどの小容量である。長期記憶のうち、「エピソード記憶」は個人の想い出、「意味記憶」は知識、「手続記憶」は体で覚えるものごとの手順(箸の使い方や自転車の乗り方など)、「プライミング記憶」は難しいので以下で解説する。

文章の中に「ほうれんそう」という言葉が出てくるとする。ところが、そのなかに「ほうれそんう」という言葉を混ぜても、人はそれを「ほうれんそう」と読んでしまう。これがプライミング記憶だ。

これらの記憶は階層化されており、意識できる「顕在記憶」と、意識できない「潜在記憶」に分けられる。

Ⅰ 顕在記憶
  1.エピソード記憶
  2.短期記憶
Ⅱ 潜在記憶
  3.意味記憶
  4.プライミング記憶
  5.手続記憶

意味記憶は、潜在記憶のいちばん表層に位置し、問わないと出てこない。だから、ちゃんと覚えているか試験をする(これが試験をする理由なのだw)。一生懸命勉強して覚えたはずなのに、試験の本番で「ど忘れ」してしまい、答えられないのは、知識が潜在記憶だからなのだ。言葉もここに属する。

記憶喪失で失われるのは、エピソード記憶だけなので、記憶喪失になっても、日本語がしゃべれなくなったり、自転車に乗れなくなったりはしない。固有名詞(人の名前など)は、それ自体の意味をもっておらず、エピソード記憶と密接な関係があるので、忘れてしまうのだろう。

2014.09.26 | 日記らしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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