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昨日(9/27)、長野県と岐阜県の県境にある木曽御嶽山が噴火した。

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が27日、大きな予兆なく噴火し、秋の行楽シーズンでにぎわう大勢の登山客が巻き込まれた。御嶽山は、日本に110ある活火山のうち、特に警戒が必要だとして気象庁が24時間体制で監視している47火山の一つ。専門家は噴火を事前に察知することの限界を指摘し、今後の火山活動への厳重な警戒を呼び掛ける。

クローズアップ2014:御嶽山噴火 大きな予兆なく

不可解なのは、火砕流が発生したのに、発生していないと、気象庁の防災官が言い張っていること。

 気象庁の宮下誠火山防災官は28日、名古屋市内で記者会見し、御嶽山の噴火直後に南側斜面で確認された噴煙について「上空から見た限り、樹木が燃えた痕跡がなく、火砕流が発生したとは認められない」と述べた。

 宮下火山防災官は28日午前、ヘリコプターを使って上空から御嶽山の状況を調査。山頂付近にできた三つの火口のうち、一つからは時折、黒っぽい噴煙が上がっているといい、「今後どのくらい噴火が続くか分からないが、風下になる南側では降灰への注意が必要だ」との見解を示した。

御嶽山、火砕流は認められず 上空から調査の気象庁

これには火山学者さんたちも呆れ顔のようです。









原発事故でもないのに、被害をなるべく小さく見せようとしているのは、あまりに不可解だな。


リンクがキレてたら…
クローズアップ2014:御嶽山噴火 大きな予兆なく
毎日新聞 2014年09月28日 東京朝刊

 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が27日、大きな予兆なく噴火し、秋の行楽シーズンでにぎわう大勢の登山客が巻き込まれた。御嶽山は、日本に110ある活火山のうち、特に警戒が必要だとして気象庁が24時間体制で監視している47火山の一つ。専門家は噴火を事前に察知することの限界を指摘し、今後の火山活動への厳重な警戒を呼び掛ける。

 ◇火山性微動は直前

 「まだまだ私たちは、御嶽山を十分に理解していなかった」

 御嶽山の火山活動を長年観測していた木股文昭・名古屋大元教授(地震学)は、今回の噴火に驚きを隠さない。

 御嶽山には現在、気象庁や名大、長野県などの地震計12台、カメラ2台、傾斜計1台のほか、地殻変動観測装置も5カ所に設置されている。気象庁によると、今月10日に地震の回数が増え、11日には最も多い85回の地震を観測。だがそれ以降は収束し、火山活動に伴う地殻変動が見られなかったため、16日に噴火警戒レベルは最も低い「1」を維持するとの火山解説情報を出した。

 御嶽山は、地質調査などから過去1万年間に大規模なマグマ噴火が4回発生、水蒸気爆発も数百年に1回の割合に起きているが、史料などでは噴火の記録がなかったために「死火山」とみられてきた。それだけに、20万トン以上の灰が降る水蒸気爆発を起こした1979年の噴火は多くの専門家を驚かせ、その後も2回(91年、2007年)の小噴火があった。

 木股元教授によると、過去の3回はいずれも地震に加えて、弱い揺れが長く続く「火山性微動」もあったという。今回、火山性微動が観測されたのは噴火直前の10分前で、記者会見した気象庁の北川貞之・火山課長は「それまで前兆がなく、リスクが高まっているという認識はなかった」と振り返る。

 そもそも火山噴火を予測して事前に対策を取るのは、難しい。今回の御嶽山も噴火の回数は少なく間隔はばらばらだ。全島民が避難した00年夏の伊豆諸島・三宅島(東京都)の噴火は、その約1カ月前から群発地震が起きたが、全島避難が始まったのは大規模な噴火が起きてからだった。

 予知に成功した例としては、周辺3市町の1万人余が事前に避難した00年3月の有珠山(北海道)噴火がある。有珠山は1600年代から残る文献で約30年おきに噴火を繰り返し、数日前から噴火の前兆となる地震が起きるという特徴が分かっており、地元では「(噴火を教えてくれる)優しい山」と言われる。これに対し、御嶽山は「過去の情報も少なく、いつ、どのような噴火を起こすか分からない」(三宅康幸・信州大教授)。日本の多くの活火山も同様の状況だ。

 特に御嶽山でも繰り返されている水蒸気爆発は、地表までマグマが上昇しなくても起こるため、前兆をつかむのが難しい。マグマの噴出がないからといって規模が小さいわけではなく、74年には新潟焼山(新潟県)で噴煙が100キロ先まで達する水蒸気爆発が起き、登山中の大学生3人が岩の直撃を受けて死亡した。

 予測の難しさは噴火が起きた後の推移についても同じだ。今回の噴火が水蒸気爆発だった場合、火山噴火予知連絡会副会長の中田節也・東京大地震研究所教授(火山岩石学)は「一般的には水蒸気爆発がマグマ噴火の前兆になることもあるので、一層の警戒が求められる」と指摘する。有珠山では「ホームドクター」とも称される地元の火山学者が行政と連携して対策を進めたことが奏功したと言われる。個々の活火山に熟知した専門家の養成も急がれる。【下桐実雅子、藤野基文、清水健二、八田浩輔】


 ◇「警戒レベル」に課題

 世界には約1500の活火山があるとされ、このうち日本国内は1割近くの110を占める。近年で最も多くの犠牲者を出したのは、1991年と93年に計44人が死亡・行方不明となった雲仙普賢岳(長崎県)の噴火だ。その他に犠牲者が出たケースには、77年の有珠山(北海道)、79年の阿蘇山(熊本県)の噴火がある。

 火山噴火予知連絡会は2009年、24時間監視する47火山を選定。御嶽山もその一つに含まれる。ただし、危険性を5段階で表した噴火警戒レベルは一番低い「1」(平常)で、「火山活動は静穏で山頂火口内やその近くで噴出の可能性がある」状態とされていた。

 気象庁は噴火後、レベルを「3」に引き上げた。最近では今年8月にも「1」だった阿蘇山が小規模噴火し、「2」に引き上げられたケースがあるが、気象庁は「レベル1の火山が今回ほど被害を伴う噴火をした例は記憶にない」と異例さを強調。今回の噴火が火山観測者や観光関係者に与えた衝撃は大きい。

 警戒レベルが「2」以上なのは8火山にすぎず、大半は「1」だ。今後、レベル1の火山であっても、登山を行うのは危険なのか。九州大学地震火山観測研究センターの松島健准教授は「登山者や周辺住民は、基本的には警戒レベルに沿って行動してもらっていいが、絶対正しいとも言いきれない」と警告。御嶽山のように過去の噴火データが乏しい火山への対応として、「(噴火前に)どの段階で警戒レベルを上げるのかが今後の課題だ」と話した。【金秀蓮】


 ◇首相官邸に連絡室設置

 政府は27日午後、首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。ニューヨークから帰国途中だった安倍晋三首相は政府専用機内で秘書官から報告を受け、(1)早急な被災状況の把握(2)被災者の救助に総力を挙げ、避難誘導など登山者や住民の安全確保に万全を期すこと(3)火山観測の強化と迅速、的確な情報提供??を指示した。首相は帰国後、「自衛隊の派遣を指示した」と記者団に語った。

 政府は27日、全閣僚による会議を開き、各府省による情報共有と対応方針を確認。内閣府は現地に参事官ら職員3人を派遣した。【木下訓明】

2014.09.28 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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