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この前書いた

遠野物語

を読んでくれた(というか、読んでもらうために書いたのだがw)冥帝さんから返事をもらった。



ここで紹介されているNHKスペシャルがコレ。

多くの命を奪った東日本大震災から三度目の夏。海辺で、墓前で、壊滅した街で・・・死者を鎮魂する行事が行われ、突然大切な人を失った人たちは、亡き人への思いを募らせる。そうした被災地で今、「故人と再会した」「声を聞いた」「気配を感じた」といった“亡き人との再会”体験を語る人が後を絶たない。体験した人たちを尋ねていくと、そうした体験は、「故人に一目会いたい」「死を受け入れたくない」「自分だけ生き残って申し訳ない」など、悲しみの現れであると共に、遺された人たちの生き方にも影響を与えている事が分かってきた。医学の世界でも、遺族が、亡くなった人と再会したり、気配を感じたりするといった事例が数多く報告されており、遺族たちの口に出せない悲しみを知り、前を向くきっかけにすべく、専門家による調査も始まっている。番組では、いま多くの被災者たちが亡き人と“再会”したという体験に静かに耳を傾ける。その不思議な体験を、証言・写真・遺品・現場など、事実に基づいて映像化。震災で大切な人を失った後、その存在を感じながら生きていく姿を、1人1人のかけがえのない体験を通して見つめる。

シリーズ東日本大震災 亡き人との"再会" ~被災地 三度目の夏に~

見損なった番組だったので、ネットで探したら、見ることができた。4つの「亡き人との再会」が紹介されていた。

最初は、宮城県女川町で被災し、義母とともに津波に呑まれ、自分だけ助かった女性の話。義母の手を離すまいとしたが、離れてしまい、亡くなってしまう。半年後の明け方、一人眠れずにいた女性の前に、義母が、別の場所でやはり津波で亡くなった義父とともに、いつもどおりの穏やかな顔で現れたという。その表情に救われた思いがしたと語っている。

2つ目は、宮城県気仙沼市で父を津波で失った女性の話。2週間後、父は遺体で見つかった。触りたかったが、遺体が傷んでいたので、それができなかったという。そのとき、あることに気づいた。1週間前、彼女が、鍵つきの靴箱の中に入れておいたブーツを履こうとすると、その中にいま剪ったばかりのような瑞々しい白い花が入っていたという。それと同じ花が父の棺桶に入れられていた。踏んだ花はひんやりと冷たかった。触れなかった父の皮膚と同じなのかな、彼女は思ったという。この話、どこかで聴いた(読んだ)ことがあるのだが、いつだったか思い出せない。

3つ目は、宮城県石巻市で幼稚園が被災し、幼い我が子を失った女性の話。3か月後、その子が夢の中に現れたという。仏壇の前に座って、ニコニコ笑いながら、彼女を見つめていた。抱きしめようとしたら、透けて触ることができなかったという。しかし、女性は笑うことができなかった。この取材の後、この女性から連絡があった。家族そろって食事をしていると、突然アンパンマンのおもちゃが動き出したという。遊んでるんだと思うと、うれしくなって、女性は笑うことができたという。

4つ目は、妻と子ども2人を亡くした岩手県山田町の男性の話。長男は生後11か月、次男は生後7日、出張中でいちども抱くことができなかった。「大きくなったら、いっしょにサッカーをしたかった。父親らしいことを何もできなかった」と悔やんでいた。2年後の4月、2人の子どもが現れたという。肩を叩かれ、振り向いたら、見知らぬ女の子に連れられた、息子たちがいた。驚いたことに2人は成長していた。次男は騒いでいるだけだったが、長男は「パパ、もう大丈夫だからね」と言い、女の子も「がんばってね」と言った。そのときから男性は、子どもの気配を感じるようになり、生きる力が湧いてきたという。男性は、同県大槌町の子どもたちを支える施設で、ボランティアをしている。

登場した人びとが共通して語るのは、亡き人と再会したことで、止まっていた時間が動き出したということだ。このような体験をいろいろと解釈することはできる。心のケアになっていることは、番組に出演した医師も語っていた。しかし、それ以上の解釈なしにこの番組は終わった。それで良いのだと思った。

この番組に衝撃を受けた人は多かったようだ。「NHKがオカルトを肯定している」などと騒いだ形跡がネットには残っている。しかし、そんなことはどうでも良い。「亡き人との再会」を通して、多くの被災者が立ち直りつつあるということが大切なのだ。

2014.10.31 | 心霊 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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