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読まずに書いたクズ書評ちがって、ちゃんと読んで書いた松谷創一郎さんの書評。w

「酒鬼薔薇聖斗」の“人間宣言”――元少年A『絶歌』が出版される意義

『絶歌』は、読んでみたいと思っているが、まだ読んでいない。それでも、この書評で引用されている部分が事実なら、少年Aの更生は成功したと思える。

大人になった今の僕が、もし十代の少年に「どうして人を殺してはいけないのですか?」と問われたら、ただこうとしか言えない。

「どうしていけないのかは、わかりません。でも絶対に、絶対にしないでください。もしやったら、あなたが想像しているよりもずっと、あなた自身が苦しむことになるから」

     (中略)

どんな理由であろうと、ひとたび他人の命を奪えば、その記憶は自分の心と身体のいちばん奥深くに焼印のように刻み込まれ、決して消えることはない。表面的にいくら普通の生活を送っても、一生引き摺り続ける。何よりつらいのは、他人の優しさ、温かさに触れても、それを他の人たちと同じように、あるがままに「喜び」や「幸せ」として感受できないことだ。他人の真心が、時に鋭い刃となって全身を切り苛む。そうなって初めて気が付く。自分がかつて、己の全存在を賭して唾棄したこの世界は、残酷なくらいに、美しかったのだと。

このブログで前から書いてるけど、犯罪者の「社会的包摂」よりも「社会的排除」を求める日本社会って、ほんとリスキーだな。

2015.06.15 | | トラックバック(0) | コメント(0) |












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