米軍の新型輸送機オスプレイが18日、熊本地震の被災地へ物資輸送を始めた。オスプレイが日本の災害対応に使われるのは初めてだ。今回の救援活動に必要なのか。安全面に問題はないのか。疑問の声が出ているが、日本政府と米軍は、オスプレイの災害派遣での実績づくりを急いだ。

 防衛省によると17日に4機が米軍岩国基地に到着。そのうち2機が18日午後、熊本空港と被災地の熊本県南阿蘇村を2往復し、水や食料、簡易トイレといった救援物資を運んだ。

被災地にオスプレイ 米軍が派遣、国内初の災害対応 熊本地震

これについては、ネットでも賛否両論あるようですが、例のドクターヘリの元パイロットさんの評価は以下のとおり。

 ちょうど今回の震災の直前にネパールの地震へ派遣された普天間のオスプレイは立った300キロの物資を一回運んだだけで撤収しそうだと言うニュースが入っています。

 その原因は強すぎるダウンウオッシュが民家の屋根を吹き飛ばしてしまったり、舞い上がる砂塵が有効な活動を妨げているということだそうです。

 そういえば昨日、オスプレイが離陸したのは熊本空港隣接の駐屯地で着陸したのは野球コートが4面も取れる200メートル4方以上の芝生のグランドでした。

 飛行距離は10キロ程度でCH47チヌークで飛んでも5分以内でそれを倍の速度で時間短縮してほとんど何の意味もない程度です。

 そして吹き降ろすダウンウオッシュの強さは倍ほどもあり、積んだ荷物は4機で20トンと言っていますのでチヌークの約半分しか積めないと言うことになります。

 支援物資は通常ドン柄ばかりが大きくて重量はたいしたことはなく、ニュースに映る自衛隊員が軽々と運んでいる様子を見ても良くわかります。

 オスプレイは200キロ以上はなれた離島などへ直接高速で飛び30分程度で着くのが本来大変有効は使用方法で50キロ100キロ程度ならヘリが有効となることは少し航空の知識があればわかることです。

 ただし 今後自衛隊がさまざまな場面でオスプレイを有効に使用していく上で、実際にいろいろ使ってみた上でより有効に使うノウハウを得るには今回の投入にも大いに意味のあるところです。

 今回被災地の家の屋根を飛ばしたり、舞い上げる砂塵が強すぎたり、周りの人にけが人が出たりしなかっただけでも良かったと言えるでしょう。

 同じ普天間のオスプレイはネパールで散々な評価を受けているようですから。

オスプレイ 災害支援に初投入、、、、

やはり、餅は餅屋で、オスプレイは近距離の支援物資輸送には適さないようです。

以前、元パイロットさんはオスプレイの欠点について書いており、今回、そのとおりになりました。

 夢の航空機オスプレイに欠点短所などないと言いたいところですが、航空機と言うものはもともとあちらを立てれば此方がたたずと言う相反性があり、オスプレイもこの例に漏れません。

 オスプレイはヘリとしてのローターを前傾してプロペラとして使用していますので、ヘリとしての性能を求めれば直径を大きくしたいところですが、プロペラとして使用するには直径に限度があり今の形に落ち着いています。

 それで、性能としてはどのように低下しているかと言えば、発表されている性能を大雑把に見ると、機体の殻の重さが15トンで、飛行機としてならそれに合計10トンの荷物燃料兵員を乗せることが出来ます。

 ところがヘリコプターとしてホバリングして離着陸すると搭載可能な重量は5トンになってしまうそうです。

 燃料は満タンで5トンほど積んで5,6時間飛行可能だそうですから、ヘリモードで満タンで離陸するなら誰も載れないことになります。

 と言うことなら兵員や燃料をいっぱい積んでローターを前傾して滑走で離陸すると、5時間ほど飛ばないとヘリ状態で着陸できないとになります。

     (中略)

 ですから作戦を立てる場合、どこまで飛んで何人乗るか燃料はどの程度積むか、給油はどうするかなど複雑な計画が必要で、ひとつでも予想が外れると重量超過で着陸失敗となる可能性が出てきます。

 やはりいい道具は使いにくいと言うことでしょうか。

オスプレイの欠点、、、

「積んだ荷物は4機で20トン」なので、1機あたり5トンと計算どおりです。


リンクがキレてたら…
被災地にオスプレイ 米軍が派遣、国内初の災害対応 熊本地震
2016年4月19日05時00分

 米軍の新型輸送機オスプレイが18日、熊本地震の被災地へ物資輸送を始めた。オスプレイが日本の災害対応に使われるのは初めてだ。今回の救援活動に必要なのか。安全面に問題はないのか。疑問の声が出ているが、日本政府と米軍は、オスプレイの災害派遣での実績づくりを急いだ。

 防衛省によると17日に4機が米軍岩国基地に到着。そのうち2機が18日午後、熊本空港と被災地の熊本県南阿蘇村を2往復し、水や食料、簡易トイレといった救援物資を運んだ。

 ■必要性、疑問の声

 だが、自衛隊にも約60人乗りの大型輸送ヘリCH47が約70機ある。約30人乗りの米軍オスプレイがさらに必要なのか。疑問の声が上がる。

 「オスプレイに対する国民の恐怖感をなくすために慣れてもらおうということで、こういう機会を利用しているとすれば、けしからんことだ」。共産党の小池晃書記局長は18日、朝日新聞の取材に語った。同日の参院決算委員会で同党議員に質問された中谷元・防衛相は「安全性を保証している。自衛隊のヘリ能力だけでは十分に現地に物資が届けられていない」とオスプレイの必要性を強調した。

 ■「政治的な効果」

 安倍晋三首相は、17日午前8時半過ぎには米軍の輸送支援について「直ちに米軍の支援が必要という状況ではない」と語っていたが、2時間半後には「輸送ニーズが整い次第ただちに実施したい」と方針転換した。防衛省関係者は「米軍オスプレイの支援は必ずしも必要ではないが、政治的な効果が期待できるからだ」と説明する。

 米軍普天間飛行場のオスプレイには、騒音被害や事故への懸念が絶えない。自衛隊が陸自オスプレイ17機を佐賀空港(佐賀市)に配備する計画も、地元の反対で進んでいない。

 しかし、今回オスプレイを十分に活用できれば、その安全性や性能を広く知らせる機会となりうる。中谷氏は、18日の参院決算委でオスプレイは垂直離着陸が可能であることから「山間部など狭隘(きょうあい)な場所でも物資を運ぶことができる。災害時に役立つ能力がある」と有用性を強調した。

 自衛隊と米軍は18日、陸自西部方面総監部(熊本市)に、物資輸送の割り振りをする「日米共同調整所」を設置した。

 昨年改定した日米防衛協力のための指針(ガイドライン)では、日米が災害で協力することも盛り込まれた。今回のオスプレイの活動は「日米同盟が深まっている」(別の防衛省関係者)ことを示す場でもある。(二階堂勇)

2016.04.19 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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