国連人権理事会に「先住民である沖縄の人々の人権を守れ」と勧告をされたけど、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」に賛成したんだから、政府は勧告を受け入れないとね。w

  国連が「琉球・沖縄の人々」を先住民族として認め、先住民族としての権利を守るための法改正を求める勧告を出していることが、国会審議で「民族分断工作と言ってもいいようなこと」だとして問題視された。

  日本政府が先住民族として認めているのは「アイヌの人々」だけだ。国連の勧告についても「事実上の撤回・修正」に向けた働きかけを強めていく考えだが、早くも沖縄県内のメディアからは米軍基地問題とリンクさせる形で反発の声が上がっている。

国連の人権規約委員会の勧告では、2008年には

「国内法によってアイヌの人々及び琉球・沖縄の人々を先住民族として明確に認め、彼らの文化遺産及び伝統的生活様式を保護し保存し促進し、彼らの土地の権利を認めるべきである」

と沖縄県民を「先住民族」だと認めることを求めた上で、14年には

「法制を改正し、アイヌ、琉球及び沖縄のコミュニティの伝統的な土地及び天然資源に対する権利を十分保障するためのさらなる措置をとるべき」

などとして必要な法改正を求めている。

「沖縄県民=先住民族」は「民族分断工作」? 自民議員が国連勧告を問題視

アホだから、宣言の対象をよく考えずに賛成したんだろうな。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、先住民族を「劣等民族」とみなし、組織的殲滅を行ってきた国々は反対した。

第28条 【土地や領域、資源の回復と補償を受ける権利】

  1.先住民族は、自らが伝統的に所有し、または占有もしくは使用してきた土地、領域および資源であって、その自由で事前の情報に基づいた合意なくして没収、収奪、占有、使用され、または損害を与えられたものに対して、原状回復を含む手段により、またはそれが可能でなければ正当、公正かつ衡平な補償の手段により救済を受ける権利を有する。

  2.関係する民族による自由な別段の合意がなければ、補償は、質、規模および法的地位において同等の土地、領域および資源の形態、または金銭的な賠償、もしくはその他の適切な救済の形をとらなければならない。

賠償を求められたら、堪らないからね。旧土人保護法を制定してアイヌから土地を奪ったり、米軍基地の7割を沖縄に押し付けているのに、よくこの宣言に賛成できたな、と感心している。


一昨年(2014年)、スコットランドで独立の是非を問う国民投票が行われたが、「琉球処分」で琉球王国を併合したのに、人ごとだと思ってたんだろう。スコットランドは、1603年にイングランドと同君連合を結び、1707年の連合条約と連合法によって、イギリス(グレートブリテン王国)の一員となった。そんな国でも独立運動があるんだから、1872年に琉球国を琉球藩にされ、1879年に300人の軍隊と160人の警官で脅して大日本帝国に組み込まれた、沖縄が独立する気になってもおかしくない。

第3条 【自己決定権】

  先住民族は、自己決定の権利を有する。この権利に基づき、先住民族は、自らの政治的地位を自由に決定し、ならびにその経済的、社会的および文化的発展を自由に追求する。


第33条 【アイデンティティと構成員決定の権利】

  1.先住民族は、自らの慣習および伝統に従って、そのアイデンティティ(帰属意識)もしくは構成員を決定する集団としての権利を有する。このことは、先住民族である個人が、自らの住む国家の市民権を取得する権利を害しない。

  2. 先住民族は、自身の手続きに従って、その組織の構造を決定しかつその構成員を選出する権利を有する。

「琉球処分」後、カリブ海沿岸ような、サトウキビのモノカルチャー化が進み、食糧自給ができなくなった結果、第一次世界大戦後に砂糖価格が下落すると、コメどころかイモも食べられず、代わりにソテツの実や幹を毒抜きして食べる食糧危機=「ソテツ地獄」となった。その一方で、「皇民化」政策をすすめ、琉球語を「沖縄方言」として弾圧したり、名字を日本風に改めたり、生活習慣も日本風に変えられた。これ、植民地支配だな。

沖縄戦で犠牲を強いられ、戦後はアメリカ統治で苦しみ、「本土復帰」後は米軍基地問題で苦しむ。日本政府が米軍基地の7割が沖縄に集中する現状を改善する気がないんだから、こんな勧告を受けるんだろうな。

2016.04.29 | ├ 政治ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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