mixiニューを見ていたら、「ダ・ヴィンチニュース」に「子どもに独占させるのはもったいない!トラウマ級のホラー絵本5作」という記事があり、京極夏彦氏の『うぶめ』という絵本が紹介されていた。

 弟か妹が生まれることになって、ぼくはとても楽しみにしていた。しかし、弟も妹も生まれてくることはなく、お母さんもそのまま帰ってこなかった。いきなりエッという展開である。こういう悲しい出来事は、実際に起こりうるものだが、絵本で取り上げられるのは稀。しかし本書は家族との死別という事実を、オブラートにくるむことなく描き出す。

「おとうさんは、ぽろぽろとなみだをながして、ないた。ぼくもないた。『かなしいよ』『かなしいね』『かわいそうだよ』『かわいそうだね』『さみしいよ』」残された父と子の哀しみが、ひしひしと伝わってきた。

 夜になると、外から赤ん坊の悲しげな泣き声が、おぎゃあおぎゃあと聞こえてきた。主人公は父に訊ねる。「おとうさん、あかちゃんのこえがするよ。とってもかなしいこえだよ」しかし父親はこう答える。「ちがうよ。あれはとりがないているんだよ」。どうしても気になった主人公はこっそり外を覗いてみた。そこに立っていたのは…血まみれで赤ん坊を抱いた女の人だった…。

子どもに独占させるのはもったいない!トラウマ級のホラー絵本5作



《産女、姑獲鳥は日本の妊婦の妖怪である。憂婦女鳥とも表記する。死んだ妊婦をそのまま埋葬すると、「産女」になるという概念は古くから存在し、多くの地方で子供が産まれないまま妊婦が産褥で死亡した際は、腹を裂いて胎児を取り出し、母親に抱かせたり負わせたりして葬るべきと伝えられている。(Wikipedia)》

ツッコミを入れると、別々の骨壺に入れて埋葬するんで(火葬の温度が成人と胎児ではちがう)、胎児のままで産婦が亡くなった場合、帝王切開で取り出すから、「うぶめ」にはならない。

現在、産婦が亡くなるのは、胎盤が子宮と癒着していて、それを剥がすのに失敗して、大量出血で亡くなる場合がほとんど。もちろん、帝王切開で子宮を開けないと、この手術はできない。だから、すでに赤ちゃんは取り出されている場合が多い。

さらにいうと、「ちがうよ。あれはとりがないているんだよ」の“とり”は、「ウバメトリ」という別系列の妖怪だ。



茨城県のご当地妖怪で、夜に子供の服を干していると、このウバメトリがそれを自分の子どものものと思い、目印として有毒の乳をつけるという。中国にも「姑獲鳥」という同じような妖怪がいる。ウバメドリは、産婦の霊が化けたものとの説があるために、この妖怪が“うぶめ”と同一視されたらしい。

“うぶめ”の要素てんこ盛りの絵本だな。w

2016.08.14 | 心霊 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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