内閣参与で「大阪都構想」をめぐって大坂維新の会と死闘を演じた藤井聡氏が

豊洲市場「空洞」騒動の真実。なぜデマが世論を席巻するのか?

という記事を書いた。

ここで藤井氏は、「認知的不協和理論 (cognitive dissonance theory)」で豊洲問題を説明できる、と主張している。「認知的不協和理論」とは《人間は、「不協和」な関係にある(つまり、整合していない)認識(認知)を複数持っていれば、その不協和を解消するように動機づけられる》という理論だ。

現在、築地市場の豊洲移転に反対している人は

  • 認知A:東京都はワルイはずだ!
  • 認知B:東京都が移転先に決めた豊洲は、不衛生的だ!

という2つの「協和」する認知をもっている。ところが、しだいに明らかになってくることは

  • 認知B':東京都が市場移転先に決定した豊洲は、やっぱり衛生的だった。

との認知だ。これは認知Aと「不協和」の関係にあり、認知Aは間違っているのでは?という不安に駆られるようになってくる。

しかし、人間は、その「不協和」を解消するために、いくつかの対応(ごまかし)をする。

  • 対応1:認知B’がなかったことにする。
  • 対応2:認知B’を主張している人が、邪悪な奴だと決めつける。
  • 対策3:認知B’は認めるとしても、それとは別の認知Cを信ずる。

対策としては

  • 対策1:豊洲は安全という言葉を聞かない。
  • 対策2:豊洲が安全だと言ってるやつは、邪悪な奴だ!
  • 対策3:安全かどうかなんて、関係ない、手続きが最初から問題だったんだ!

がある。具体的には

対策1:「豊洲は安全」と言っている言葉を「忘れ」たり「聞いてなかったこと」にしたりする一方、「豊洲は危険!」という意見ばかりを無理やり探して、くり返し耳にして安心する。

対策2:「豊洲は安全だ」と言っている連中は「邪悪な奴だ」「どうせ、土建屋の回し者だ」「どうせ、東京都と裏でつるんでるんだろ」「あいつは、この問題について専門でも何でもないのに勝手な事を言ってるだけだ!」等と決めつける。

対策3:「豊洲が衛生的かどうかなんて関係ないよ! 問題は東京都が事前にそれを説明しなかったことだ! それは、とんでもない悪いことなんだ!」ということにしてしまったり、実際には安全性にほとんど関係ないデータを無理やり持ち出し、「やっぱ危険だったじゃないか!」とやってしまう。

「対策1」はしだいにとりづらくなってくるので、「対策2」や「対策3」に移行し、最終的には「対策3」に収斂するだろう。


しかし、これって、フロイトの防衛機制だよね。わざわざ「認知的不協和理論」なんて名づけなくてもいいんじゃないのか?w

2016.09.26 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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