豊洲で基準値の79倍のベンゼンという、衝撃的なニュースが報じられた。この事態に対して、トランプ次期米大統領とことをかまえているwBuzzFeed Newsがつぎのように報じている。

地下水の最終調査では、昨年11月から豊洲の201カ所の井戸から採取した水を民間の検査機関が分析した。

その内、72カ所の井戸で、ベンゼンとシアン、ヒ素に関して環境基準を上回る数値が出た。ヒ素以外のものは10倍を上回る数値もあり、ベンゼンは最大で79倍が検出された。

シアンに関しては不検出であることが基準だが、最後の調査で初めて確認した。

これまでの調査で濃度が低かったが、最後の調査で急上昇している場所が多くあり、試料の採取方法などについて確認するために「暫定値」とした。

結果に対し、専門家会議の座長を務める平田健正・放送大和歌山学習センター所長はこう語った。

「かなり今までの傾向とは違った数値が出て、なんでだろうと思っている。なぜ急激に濃度が上がったのかを検証し、原因を究明する必要がある。移転ありきではないし、調査に少し時間をいただきたい」

事務局の土壌汚染対策に詳しい国際航業の中島誠フェローもこう落胆した。

「こんな上昇は経験がないし、ショッキングな状況。データは慎重に扱った方がいいし、暫定値で扱うのが妥当だ。全て確認する必要がある」

地下水から環境基準超える有害物質が出た本当の意味 結局、豊洲市場は「安全安心」なのか

なぜこのような異常値が出たのかわからないが、専門家会議の平田座長も冷静な対応を求めている。

なぜなら、環境基準は以下のように定められているからだ。

最終結果で基準値を上回った「環境基準」は、環境省が定めている。飲用を前提に、達成するのが望ましいとする値だ。

環境リスクマネジメントを専門とする横浜国立大名誉教授の浦野紘平さんは、BuzzFeed Newsの取材にこう語っていた。

「そもそも、あの地下水を飲むわけではないし、市場で使うわけでもないのだから、危険か安全かの議論で言えば、安全であると言えます」

「飲み水ではない地下水から、環境基準以上の数値が出ることは頻繁にある。『排水基準』を満たしていれば、河川などに流しても問題はありません」

この「排水基準」とは、工場などの設備から排出しても問題がないかの基準値のこと。環境基準のおよそ10倍の基準となっており、基準値以下なら外部に流しても良いという指標だ。

豊洲では地下水を使うことはない。飲用ではない地下水から環境基準を超える数値が出ても「安全」だ。

しかし、豊洲市場は念には念を入れ、建物下の地下水を環境基準以下に、建物外の地下水を排水基準以下にし、さらに処理をして将来的に環境基準を下回る値にする方針となっていた。

「安心」のためだ。

(同上)

さて、簡単に豊洲へは移転できなくなったわけだが、これは困ったことだ。

2017.01.14 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://kitsunekonkon.blog38.fc2.com/tb.php/7736-a8297283