以前書いた記事

豊洲市場がヤバイ

で、各市場の収支が、減価償却費を含むものと含まないもの、2とおり示されていた。

各市場の収支


各市場の収支(原価償却費を除く)


これは、下の方が正しいらしい。理由は以下の記事による。

豊洲市場の建物や設備はすでに完成している。今後水質汚染等の対策のために追加支出はあるのかもしれないが、豊洲市場は使おうと使うまいと過去に払ったお金は戻って来ない。これはサンクコスト(埋没原価・まいぼつげんか)という。

当然、損益の計算をする際には減価償却の説明で書いた通り、耐用年数に応じて費用を計上する。しかしこれは「お金の出て行かない費用」であるため、今後赤字が膨らむという表現は正しいが、今後建物や設備が原因でお金がより沢山出ていく、という事はありえない。少なくとも今の時点で完成している建物の支払いは終わっているからだ(未払いであっても支払いを拒否することは当然出来ない)。

     (中略)

サンクコストのよくある例え話として、つまらない本を買ってしまった際にもったいないからと最後まで読むことは合理的では無い、なぜなら本の代金は読んでも読まなくても戻って来ないのだから、つまらない本を読むために時間を投じると時間を無駄遣いする分だけ余計に損をする、といった説明になる。つまり過去に払った取り戻せない費用=サンクコストがもったいないからと将来の判断をゆがめると余計に損をする可能性がある、ということだ。

100億円の大赤字でも豊洲市場に問題が無い理由。

豊洲新市場をつくるにあたって、以下のように、



5884億円が使われた。会計上、この豊洲市場は資産として記録される。

ところが、施設の資産価値は、使っていけば、だんだんと下がっていく。会計上、それを記録したのが減価償却費だ。



それは、上図のように記録されていくが、資産価値が下がっていくのを記録するために必要なのであって、実際にお金が出て行くわけではない。だから、これを含めないで考えた方が良いのだ。



そうすると、上図左下のように、経常損益はほぼゼロで均衡するわけである。

ただし、そうはいっても、豊洲市場単体で見たら、毎年20億円ほどの赤字を出し続けるわけだから、それを少なくする努力は必要だ。

2017.01.28 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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