「渡辺篤史の建もの探訪」といったら、「カッコ満点、中身は零点」的な家が多いんだけど、今回は外断熱RC造のガチなエコハウスだった。w



完    成  2015年09月
敷地面積  102㎡(31坪)
建築面積  *57㎡(17坪)
延床面積  165㎡(50坪)
構    造  鉄筋コンクリート造
建築費    ―
坪単価    ―

正面の壁がコンクリート打ち放しのため一見そうは見えませんが、温熱環境に配慮した外断熱の家です。3階建てに見えますが敷地内に高低差があるため地下1階・地上2階建てです。



1階は約31畳大のワンルーム。南北に細長い空間を、居間・食堂台所・和室と床・天井に高低差を設けて変化を与えています。南側の大開口の外は約7畳大のバルコニーです。



台所は建主が自ら設計しDIYで完成させた物。10連休を利用して一気に完成させたそうです。この他、居間の棚や内壁の塗装などもDIYです。画面右は客間にもなる和室。



バルコニーは、夏には窓上部に付けたロールタイプのタープによって遮光。カーテンなど室内で遮光するよりも室温が上がりにくいそうです。アルミ製ルーバーは角度が変えられます。



冬はサンルームで作った暖気をダクトで床下に送り吹き抜けを通じて循環させる事で家中を暖めます。夏は床下の冷気をここまで持ち上げてから落とす事で家中を涼しくします。



玄関と同じ階=地階にある主寝室。室温が年間を通じて安定していて、かつ静かなため、ゆっくりと休めます。クローゼットやトイレ、書斎もすぐ近くに配置されています。

【建築家のひとこと】

2012.5.25放送「都心のソーラーハウス」の進化形です。

敷地に余裕のない都会の立地で太陽の光と熱を享受できる方法を模索し、「都市型パッシブデザイン=呼吸するアトリウム+空気循環システム」として進化しました。このシステムがRC外断熱の特性を最大限引き出し、次元の違う快適な温熱環境を実現しています。その効果は、家のどの場所でも温度差がなく、朝夕の温度変化もほとんど起きない安定した室内環境を生みだしています。しかもこの性能を一台の空調機の稼働で実現しています。また、階段室や吹抜けがあってもコールドドラフトの起きることない快適さを生みだしています。

外部は、温熱環境に影響を与えないテラスの壁をRC打ち放し仕上げとして、外観のアクセントとしています。内部では、テラスに設けたシェードが日照を制御する機能のみならず、テラスと居間を一体化して包み込む効果をうみ、広がりと落ち着きのある空間を生み出しています。

神奈川県横浜市・佐伯邸 - 夏涼しく冬暖かいRC造の家 -

このような家をもっと紹介してほしい。



この建物を建築した建築家・琴雅佳氏の「株式会社アーキスタジオ」のサイトはこちら。

パッシブデザインの建築家・設計事務所アーキスタジオ

2017.03.25 | ├ 住宅・建築ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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