秋元康氏が欅ちゃんたち、とりわけてち(平手友莉奈)について書いていた。

 4作連続でセンターを務める平手友梨奈の存在は大きいと思う。デビュー当時、14歳の平手の目力に魅了された人も多いだろう。歌もダンスも未経験なのに、本能で動くパフォーマンスは、コレオグラファーのTAKAHIRO氏の独特の振り付けによって、凄[すご]みを増した。さらに、平手というセンターが、まわりのメンバーのポテンシャルも上げた。平手に引っ張られるように、欅坂のメンバー全員のパフォーマンスが進化したのだ。

 1周年記念ライブを見終わった時に、レコード会社のスタッフが僕に言った。「背中がゾクゾクとするくらい感動しましたね」。確かに、この日、初披露した「不協和音」は圧巻だった。

 ライブが終わってから、平手からLINEが来た。「みんなのパフォーマンスは凄かったのに、私は全然、ダメでした。足を引っ張ってしまいました」。もちろん、謙遜[けんそん]して言っているわけではない。本当に落ち込んでいた。どれだけ、「よかったよ」と言っても、自分に納得しない。どこがどう、ダメだったのかと聞いても、「全部です」と答えて要領を得ない。何かが違うのだろう。平手がダメだったという何かが楽しみになった。その理屈ではない何かと戦っている間、欅坂は、まだまだ、成長して行くだろう。

【秋元康コラム】欅坂46が売れた理由

凄まじく世間から持ち上げられたとき、人は、それが自分の実力だと錯覚するか、今の状態は異常でマトモではないと思うか、どちらかだろう。そして、後者の方が圧倒的に成功するのだ。

その点で、てちの自己判断は正しいわけだが、それをさらに持ち上げてプレッシャーかけてヤバイ状態にしているのがプロデューサー殿で、ホントにどれだけ「残酷ショー」が好きなのだろうかと思う。w

あと、投資をなるべく早く回収したいのか、どんどんメンバーに個人仕事を獲っているが、2年前までシロウトだったわけで、失敗するんじゃないかとヒヤヒヤしている。持ち上げれば持ち上げた分だけ、落とされたときの衝撃は大きく、失敗したときの叩かれ方は尋常じゃないので、ホント大丈夫なのか?と思っている。

HKT48は、AKB48の姉妹グループで、メンバーの年齢もあり、九州という地方性もあって、こんな急激に売り出すようなことはしなかった。しかし、欅ちゃんたちも、乃木坂ちゃんの妹分なのだから、ソニーには余裕がないのかと思ってしまう。

ちなみに、欅ヲタたちは、このような状況に酔い痴れ、欅ちゃんカッコ(・∀・)イイ!!、最高!!ってノリなので、オイラみたいな意見は少数派なんだろうな。


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【秋元康コラム】欅坂46が売れた理由
2017年05月08日 05時20分

■理屈ではない何か

 乃木坂46の姉妹グループとして2016年4月6日にシングルデビューした欅坂[けやきざか]46が、4月6日に代々木第一体育館で1周年記念ライブを開催した。

 AKB48グループや乃木坂46が道を切り拓[ひら]いてくれたとは言え、この1年間の成長のスピードは目を見張るものがある。「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「二人セゾン」、そして、最新作「不協和音」まで、4作連続で、音楽チャート誌で1位をとり、CDばかりか音楽配信やYouTubeでの再生回数も圧倒的な強さを見せる。昨年は、デビューして9か月にも満たないのに、NHKの紅白歌合戦にまで出演した。

 「なぜ、欅坂46が爆発的に売れたのか?」

 正直に言えば、それは僕にもわからない。僕は総合プロデューサーとして、作詞家として、いつものようにベストを尽くしただけだ。「サイレントマジョリティー」の歌詞の世界観やミュージックビデオのパフォーマンスで、“反逆のアイドル”、“笑わないアイドル”と呼ばれるようになったが、それも、狙ったわけではない。

 オーディションの最終選考に残ったメンバーが、みんな大人しくて、どちらかと言うと、暗い印象があったのと大人や社会と接することを拒否しているような“引きこもり感”があったから、「君は君らしく生きて行く自由があるんだ 大人たちに支配されるな」という歌詞が浮かんだのだ。言わば、当て書きである。

 4作連続でセンターを務める平手友梨奈の存在は大きいと思う。デビュー当時、14歳の平手の目力に魅了された人も多いだろう。歌もダンスも未経験なのに、本能で動くパフォーマンスは、コレオグラファーのTAKAHIRO氏の独特の振り付けによって、凄[すご]みを増した。さらに、平手というセンターが、まわりのメンバーのポテンシャルも上げた。平手に引っ張られるように、欅坂のメンバー全員のパフォーマンスが進化したのだ。

 1周年記念ライブを見終わった時に、レコード会社のスタッフが僕に言った。「背中がゾクゾクとするくらい感動しましたね」。確かに、この日、初披露した「不協和音」は圧巻だった。

 ライブが終わってから、平手からLINEが来た。「みんなのパフォーマンスは凄かったのに、私は全然、ダメでした。足を引っ張ってしまいました」。もちろん、謙遜[けんそん]して言っているわけではない。本当に落ち込んでいた。どれだけ、「よかったよ」と言っても、自分に納得しない。どこがどう、ダメだったのかと聞いても、「全部です」と答えて要領を得ない。何かが違うのだろう。平手がダメだったという何かが楽しみになった。その理屈ではない何かと戦っている間、欅坂は、まだまだ、成長して行くだろう。

(AKB48グループ、坂道シリーズ総合プロデューサー 秋元康)

2017.05.08 | ├ 欅坂46 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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