九州北部の大雨は「線状降水帯」が原因とのこと。


 気象庁によると、積乱雲の帯はいくつかの条件が重なってできた。一つは湿った空気の流れ込みだ。九州の北側にあった梅雨前線に向かい、南西の東シナ海側から暖かく湿った空気がもたらされた。

 さらに地形の影響が加わった。福岡・佐賀県境の脊振山地の南北からきた湿った空気が東端付近でぶつかって上昇。上空には寒気があり、積乱雲ができやすい条件も整っていた。ここで発生した積乱雲が、朝倉市がある東の方向へ流れていった。積乱雲一つひとつの寿命は1時間ほどだが、湿った空気が同じ場所でぶつかり続け、次々に新たな積乱雲ができて豪雨につながった

 こうした線状降水帯は、九州西側の山地で発生しやすく、12年の九州北部豪雨も同じメカニズムだった。ただ、発生場所や継続時間の予測は「風の動きによってぶつかる場所が変わるため、非常に難しい」(松本積主任予報官)という。

九州豪雨、なぜ起きた? 空気・地形…専門家も「驚き」

一昨年(2015年)9月に、大雨で茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊して洪水が起きたが、あのときも「線状降水帯」が原因だった。

この件でも、上記の予報官に対して、何堂ちゃんが《「発生場所や継続時間」を予測する必要はない》などと書いていた。

大豪雨の予報は?

しかし、発生場所がわからなければ、避難指示が出せない。そして、継続時間が短ければ、そもそも「線状降水帯」にならない。

福岡県朝倉市の7月5日の時間ごとの降水量(mm)


12時から22時まで(9時間)に、約500mmの雨が降った。

予報が難しいのなら、ふだんから避難訓練などで備えるしかないのではないのか?


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九州豪雨、なぜ起きた? 空気・地形…専門家も「驚き」
2017年7月6日21時40分

 九州北部を襲った記録的な豪雨は、流れ込んだ大量の土砂や木々などにより大きな被害をもたらした。5年前の災害と重なる時期や地域。専門家は、過去の災害の原因にもなった「線状降水帯」の存在を指摘する。気象庁の警報や各自治体の避難の指示は、適切に出されたのか。

 被害が出た福岡県朝倉市付近には5日昼ごろから、「線状降水帯」と呼ばれる積乱雲の帯が居座り続けた。このため記録的な雨量になったとみられている。

 九州大の西山浩司助教(気象工学)は「気象庁のレーダーによると線状降水帯は9時間以上停滞した。これほど狭い範囲に長時間停滞するのは驚きだ」と話す。

 気象庁によると、積乱雲の帯はいくつかの条件が重なってできた。一つは湿った空気の流れ込みだ。九州の北側にあった梅雨前線に向かい、南西の東シナ海側から暖かく湿った空気がもたらされた。

 さらに地形の影響が加わった。福岡・佐賀県境の脊振山地の南北からきた湿った空気が東端付近でぶつかって上昇。上空には寒気があり、積乱雲ができやすい条件も整っていた。ここで発生した積乱雲が、朝倉市がある東の方向へ流れていった。積乱雲一つひとつの寿命は1時間ほどだが、湿った空気が同じ場所でぶつかり続け、次々に新たな積乱雲ができて豪雨につながった

 こうした線状降水帯は、九州西側の山地で発生しやすく、12年の九州北部豪雨も同じメカニズムだった。ただ、発生場所や継続時間の予測は「風の動きによってぶつかる場所が変わるため、非常に難しい」(松本積主任予報官)という。

 14年の広島土砂災害や15年の関東・東北豪雨でも、線状降水帯が被害の原因になった。気象研究所の津口裕茂研究官の研究によると、95~09年に国内で起きた集中豪雨(台風本体などを除く)のうち、線状降水帯によるものが64%を占めていた。特に梅雨期の九州地方に目立つという。

 東シナ海の海水温が平年より高い点に注目する専門家もいる。東シナ海中部の海面水温は平年より1~2度高く、広島工業大の田中健路准教授(気象学)は「九州に湿った空気が流れ込みやすい状況になり、積乱雲が大量に発生したのではないか」と語る。

 長期的には気候変動による豪雨の増加も懸念される。気象庁が3月に公表した報告書は、1日200ミリ以上の大雨や、1時間あたり50ミリ以上の強い雨の年間発生回数は、最悪のケースで今世紀末に2倍以上になると予測している。

2017.07.07 | 時事ネタらしきもの | トラックバック(0) | コメント(0) |












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