北九州豪雨の被災者が体育館に避難したが、その体育館にはエアコンがないという現実。


実際に被災地に入って、被災者支援をしているアルピニストの野口健氏もこのことを問題にしていた。


で、野口氏らはどうしたかというと、スポットクーラーを設置することにした。



しかし、体育館は断熱・気密されていないので、スポットクーラーを設置しても、効率的に冷やすことはできない。そして、スポットクーラーが出す熱を排出するため、窓を開けなければならないので、効果はさらに低下する。そもそもスポットクーラーは、「採暖」ならぬ「採涼」のための機械で、「冷房」ではない。しかし、ないより、はるかに良い。

人間は放熱することで体温を下げているが、その割合は、発汗30%、放射40%、対流30%で、放射がもっとも大きい。断熱されていない建物の場合、屋根(体育館には天井がない場合が多い)や壁が太陽熱で温められ、そこからの放射熱で暑さを感じていることが多い。おそらく体育館が暑いのは、体育館の気温や湿度が高いだけではなく、屋根や壁からの放射熱が原因である可能性が高い。だから、いっそのこと、農業用の巨大な遮光・遮熱ネットで体育館全体を覆ってしまった方がよいのだ。

2017.07.11 | ├ 住宅・建築ネタ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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