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1.景気変動と景気循環

(1)景気変動

 天気に晴れや雨があるように、経済にも好・不調の波がある。成長率が高く、経済が順調に伸びていれば、好景気(好況)といい、成長率がおちれば、不景気(不況)といわれる。これを景気変動という。

 この景気変動は、好況・後退・不況・回復という4つの局面をくり返すので、景気循環ともいう。

 好況のときには生産も売り上げも伸びるから、国民所得はふえ、企業の倒産や失業は少ない。景気の後退期には、生産は減退し、企業の倒産や失業がふえる。この後退が急激におこって経済が混乱するのが恐慌である。恐慌後の沈滞した経済状態が不況で、これはやがて回復にむかい、再び好況期がやってくる。

(2)景気変動の波

 景気変動の循環の周期は規則的な性質をもっている。表の4つが有名である。




2.景気変動の原因

 資本主義は市場経済であって、社会全体の生産と消費、需要と供給の調節は価格の機能にゆだねられている。

 たとえば好況期には、売れ行きがさかんで物価は上がるから、企業は争って生産を拡大し、設備投資をどんどん行う。投資がふえれば、機械や原材料などに対する需要もふえる。

 ところが、投資が一段落すると需要はへり、逆に新設備が動きだして供給がふえるから、生産過剰になってしまう。生産過剰になれば価格は下落するから、予定していた売上げ金は回収できず、資金繰りのつかなくなった企業はつぶれ、失業がふえる(後退)。こうなると、産業界は生産を縮小し、投資をひかえるから需要はますますへる(不況)。

 しかし、供給が減って滞貨がさばけると、需給のバランスも回復し、商品価格も上向くから、再び生産の拡大や投資が活発となり、景気は上昇する。


3.世界恐慌

 資本主義が最も早く発達したイギリスでは、1825年に最初の過剰生産恐慌がおこり、それ以後、ほぼ10年に一度、恐慌にみまわれている。その他の資本主義国でも、恐慌がおこり、しかもこの恐慌は、貿易を中心とした国際経済の結びつきによって連鎖反応をおこし、
世界恐慌という形になって世界経済を襲った。とくに1929年の場合は、世界大恐慌といわれるように史上空前のものであり、発端となったアメリカ経済を例にとると、国民所得は半分にへり、失業率は25%に達するというすさまじいものであった。

2017.11.27 | ├ 経済の基本 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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